第129話:兄妹の名
『装』と『淫』のダンジョンを攻略して3日が経ち、その期間にやったこと
①新しい眷属のハイインキュバスのインキュ、魔鉱角牛の紹介と歓迎パーティー
②ランスロット、スケルトンナイトリーダー、ローズ、クラウンの4名の『淫』のダンジョン攻略について
③新しい階層である坑道の創造とドワーフの召喚
④イージスのお説教
⑤戦利品の確認
一番大変だったのはイージスのお説教。
彼女のお説教や愚痴を半日以上正座で受けており、足が痺れるし、腹は空くで中々な1日だった。
だがその反面、嬉しいこともあった。
その嬉しいことの主役が、俺の横で寝転びながら空を見上げている
「良い天気だな、ナイトリーダー」
スケルトンナイトリーダー
ランスロットらと共に『淫』のダンジョン攻略に赴き、格上の魔物と死闘を繰り広げ、勝利した。
その後、気絶してしまい、目が覚めたのは、翌日の朝、妹であるバンピールナイトが泣きながら抱きついていた
「そうですね、京様」
返事をした彼は以前と大きく変わっていた。
何が変わったのか、それは誰が見てもわかるだろう。
彼は純白の甲冑を身につけていた
「あ、またナイトリーダーって呼んでしまった。悪いなジェネナル」
「いえいえ、お気になさらず」
そう
目が覚めたスケルトンナイトリーダーは進化していたのだ。
種族名は『聖骸将軍』である
「ん〜」
「先程から、何を悩んでいるのですか？」
「ホ・ワイト」
「それはいったい？」
「『淫』のダンジョン攻略中、格上の名前持ちを倒した。だから、名前をプレゼントだ」
俺の言葉を聞くや否や、ジェネナル改めホ・ワイトは飛び起きた
「な、名前を下さるのですか！！？」
「ああ。名前はホ・ワイト。純白の骸骨って意味だ」
「ホ・ワイト！わたくしめの名はホ・ワイト！！」
「喜んでくれたか？」
「もちろんです！ありがとうございます京様！！」
「ちょっとどうしたのお兄ちゃん？」
騒いでいるのを聞きつけたバンピールナイトが走って駆けつけた
「驚かせてしまったようですね、ただあまりにも嬉しかったので・・・」
「何をそんなに喜んでいたの？」
「京様に名前を頂いたのです！」
「え！？お兄ちゃん、名前もらったの！？」
「ええ。わたくしめの名前はホ・ワイト」
「ホ・ワイト、ホ・ワイトお兄ちゃんって今後は呼ぶね」
「ええ、それでお願いします」
バンピールナイトは自分のことのように喜んでいる。
本当に仲がいいな。
さて、次は
「バンピールナイト」
「は、はい！なんでしょうかマスター？」
「今度こそ、受け取ってくれるね？」
「ええと、申し訳ございません。何をおっしゃっているのか・・・」
「前に言ってたろ？兄と共に名前をもらいたいって」
「はい、言いましたが。え？」
「カーミラ。これがお前の名前だ。今度は拒否しないだろ？」
「カ、カーミラ。わたくしの名前はカーミラ！」
「喜んでくれてなによりだ。予想だが、今日眠って明日になれば進化しているだろうな」
「進化もできる。ありがとうございますマスター！」
「よかったですね、カーミラ」
「ありがとう！ホ・ワイトお兄ちゃん！！」
「カーミラは進化するだろうけど、ホ・ワイトは進化したばかりだから進化はしないと思うから、先に言っておくぞ」
「大丈夫です。進化はまた実力でなるだけですので」
「頼もしいな。なら、ホ・ワイトが今どのくらい強いのか鑑定してみるか？」
「よろしくお願いします京様！」
「カーミラは明日の進化後に見てみよう」
「はい！お願いします！マスター！！」
「では、ホ・ワイト、こっちに」
ホ・ワイトは座っている俺の前まで近寄る。
そして、スキル『鑑定』を発動した
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
ホ・ワイト
カーミラ
クレイゴーレム
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ハイインキュバス
魔鉱角牛
ゴブリン雄：３７２０（＋１５００）
ゴブリン雌：９６０（４４０）
スライム ： ３匹
闇カラス ： １０羽
スケルトン： １０体
化け猫 ： １０体
妖狐 ： １０体
魔狼 ： ２体
ハニービー： １０体
ドワーフ ： １０体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
2億２４０８万４千７００シュール
所有貨幣
石貨 ： ０枚
銅貨 ：５００枚
銀貨 ： ４７枚
大銀貨： ５枚
金貨 ：５７８枚（＋５００）
大金貨：２０３枚（＋２００）
白銀貨： ８枚
白金貨： １９枚（＋１０）
金塊：２５０個
