第126話:神殺刀「神斬狼」
10人の兵士らが武器や装備、金品を集めに走っていってから5分経過した
「5分経過、残り790」
そして100人の兵士らが潰れた音がダンジョン内に響いた
「きさま!きさまぁっ!!!」
このダンジョンの主であるムラマサは、怒声を俺に浴びせるが、俺の魔法で動けない者のことなど一切気にしない。
ムラマサにできる唯一の行動は、自分の眷属が目の前で惨殺されるのを指を咥えて見ていることしかできない。
まあ、指を咥えることもできないだろうけどな
「10分経過、残り690」
さらに100人、兵士らが潰れた。
「15分経過、残り590」
また100人潰れた
「お、お待たせしました!!!ご要望の品、用意できました!!!」
20分になるかならないかの時、戻ってきた兵士が武器や装備、金品を集め終わったことを伝えにきた。
その兵士の後方には、大量の品が無造作に置かれていた
「・・・舐められたものだな」
その言葉と同時に多くの兵士が悲鳴と共に潰れた
「20分経過、残り390」
一気に200人潰した
「俺は鑑定スキルを持っているんだ。次はない」
そう
10人の兵士が集めてきたのは、俺を騙すための業物とはかけ離れたなまくらであった。
10人の兵士は顔面蒼白にしながら、再び品を集めに走り出した
「25分経過、残り290」
「30分経過、残り190」
「35分経過、残り90」
あと5分で、あんなにいた兵士がいなくなる
「お、お待たせしました!!!!」
1人の兵士が再び、品を集め終わった事を伝えにきた
「さて、確認してみよう」
俺は無造作に集められた刀や剣、槍、鎧、甲冑、金塊などを一つずつ鑑定スキルにて確認した
「うん!今度は大丈夫みたいだな、ご苦労さん」
俺の言葉を聞いた、残った兵士は安堵からか満面の笑みとなった。
そして、残りの90人と共に潰して殺した
「きさまっ!!!何故殺した!その者たちは貴様の命令を完遂していたではないか!!!」
「ん?何を言ってる?俺は集めたら生かすとは一言も言っていないぞ?そうですよね、ピートルさん?」
「はい。言っておりません」
「な?だから殺した。それに、命令は完遂したって言ってたけど、それは違うだろ?」
「何を言って・・・」
俺は身動きの封じられたムラマサへ指をさした
「お前のその刀を回収してない」
ムラマサの腰には、一振りの白く美しい刀が差してある。
俺はムラマサの元へ進み、その刀を無理矢理奪い、まじまじと観察した
神殺刀 神斬狼
効果
①神やダンジョンマスター、魔物を斬ることに特化した刀。
②どんな軽傷も致命傷となる
③与える痛みは数倍に膨れ上がる
④回復魔法では回復することができない
⑤神やダンジョンマスター以外を斬ろうとすると、なまくらと化す
「へぇ、神を殺す刀か」
「返せ!貴様には勿体無い力だ!!!」
「ほむ、なら試してみよう」
俺は刀を抜き、ムラマサの左腕の薄皮を斬った。
すると切り傷からは、まるで重傷かと思わせる量の血が流れ出し、ムラマサはあまりの激痛で悲鳴をあげている
「凄いな。薄皮を斬った程度でこれか」
俺は笑いながら、さらに右腕、右足、左足の薄皮を斬った。
ムラマサの四肢からは致死量の血液が流れ出し、足元には血溜まりが出来ている。
さらにあまりの激痛に、喉からも出血する程の絶叫、涙や鼻水、涎と顔から出る液体は全て出ている
「さて、最後の仕上げだ」
神斬狼を深々とムラマサの腹部へ刺した。
神斬狼を引き抜くと、腹部の刺し傷からは、まるでホースから出た水の如く、血液が大量に溢れ出した。
そして、血液が止まる頃には、ムラマサは白目を剥き、事切れており、塵となり消滅した
「ありがたく、貰っていくぜ」
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
クレイゴーレム
スケルトンナイトリーダー
バンピールナイト
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ゴブリン雄:2220体(+400)
ゴブリン雌:520体(+60)
スライム : 3匹
闇カラス : 10羽
スケルトン: 10体
化け猫 : 10体
妖狐 : 10体
魔狼 : 2体
ハニービー: 10体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
9908万4千700シュール
所有貨幣
石貨 :0枚
銅貨 :500枚
銀貨 :47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :78枚
大金貨: 3枚
白銀貨: 8枚
白金貨: 9枚




