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第12話:うちのゴブリンは優秀です!

「ゴブリンも勉強すれば、人間のようになる」

これは自分がずっと思ってきたことです。

やっぱり勉強はある程度は大事ってことかな

時は北郷がダンジョンを出発した時に戻る


イージス 視点

メインルーム


『行ってしまいました』


「マスターならきっと大丈夫ですよイージス様」


『何故そんなことがわかるのです!マスターは異世界に来たばかりで右も左もわからないのですよ!!』


「では聞きますが、異世界人っていうのは簡単に死ぬような弱い存在なのですか?」


『・・・・いえ』


「なら大丈夫でしょう。仮にもダンジョンマスターになった者なのですから」


『・・・・そう、ですね』


マスター、必ず無事にお戻りくださいませ


「さて、それではそろそろマスターに言われていたことでも開始しましょう」


『そうですね。マスターが帰ってきた時にガッカリされないようにしなくては!』


「では、自分らも草原エリアへ行きましょう。ゴブリン達を待たせておりますからね」


『ええ』


マスターから言われていたことは2つ

①ゴブリンへ言葉や常識などを教えること

②ゴブリンを鍛えること


ーーーーーーーーーーーーーー

草原エリア


メインルームから、ゴブリン達が待つ草原エリアへと移動した私とクレイゴーレム。

到着してまず目に入ったのは、ゴブリンたちが綺麗に整列している姿であった


「お待たせしました。では、午前中はマスターが言っていたように人間の言葉や常識など必要なことを教えていきます。担当はイージス様が座学を、私は午後にやる訓練の担当をしますのでよろしくお願いします」


「ゴブッ!!」


このダンジョンのゴブリンは本当に聞き分けの良いゴブリン達ですね。

マスターが召喚したゴブリンだからなのか、リーダーがいるためなのかわかりませんが、通常のゴブリンはこうはいきません


『では、今から始めますので、皆さんは座って頂いて結構ですよ。質問したい場合は手を上げてくださいね。わかりましたか?』


「ゴブッ!!」


『では、今が約7時ですので、11時ぐらいまで座学を教えますので頑張ってください。あと、トイレに行きたい場合も手を上げてくださいね』


「ゴブッ!」


『クレイはどうしますか?授業を見ていますか?』


「いいえ、自分は午後の訓練の為に準備と訓練内容を考えますので一足先に訓練所へ行っております。何かありましたら、お呼びください」


クレイゴーレムはそう言って、草原エリアから訓練所へと移動していった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

4時間後


座学を初めてもう4時間経ちました。

ここのゴブリンは本当に優秀で、座学の間は静かに私の授業を受けていました。


『では、これで今日の授業は終わりです。今から1時間程、休憩を取りますので、休憩中に昼食をとってください。12時から訓練所で訓練を始めますので、遅刻しないように』


「ゴブッ!!」


ゴブリン達は私にお礼を言って、草原エリアから退出していった。

この感じですと、マスターが言っていたこともわかるような気がします。

ゴブリンが人を襲ったりするのは、それをやってはいけないと誰からも教えてもらっていないため


『さて、授業も終わりましたし、少し休憩を取ってから私もクレイのところにでも行きますか』


私もマスターの役に立つようしっかりとゴブリン達を教えていきますので、帰ってきたら、たくさん褒めてくださいねマスター












眷属

ゴブリン雄  :40匹

ゴブリン雌  :10匹

スライム   : 3匹

闇カラス   :10羽

クレイゴーレム: 1体

ゾンビ剣士  : 1人

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