第122話:リリス
ランスロット視点
「・・・」
「スケルトンナイトリーダーさん大丈夫かな・・」
スケルトンナイトリーダーにあのシトリーと言った眷属の相手を任せたが、あの魔物はかなり格上の存在。
もしかすると、もう会えぬかもしれぬ
「・・・」
我が愛馬グィネヴィアの背にクラウン殿と共に乗り、ダンジョンの奥まで走り抜ける。
運がいいことに、魔物はこの付近にはいないのか、一体も出会うことはなかった。
我が愛馬グィネヴィアの背に揺られながら数分が経つと、大きな扉が見えてくる
「ココカ」
我らが大きな扉の前に到着すると、ギィっと音をたて自動で開いた
「ココニ、ダンジョンマスターガイル」
「うん!そうだね!ダンジョンマスター特有の気配がする!」
我とクラウン殿はグィネヴィアから降り、ゆっくりと部屋へと入った
「いらっしゃい、お二人さん」
声のする方へと視線を向けると、黒い長髪をした真っ赤な口紅の背には蝙蝠の翼の女が立っていた
「クラウンドノハ、グィネヴィアノウシロニ」
「わかった!」
この女からは並々ならぬ魔力を感じる
「テダシハムヨウ」
「うん!気をつけてね!」
我は頷き、魔剣『トリックスター』を構えた
「うふふ、やる気満々って感じね?」
「オマエハ、ダンジョンマスターデアッテイルカ?」
「ええ。私の名前はリリス、この『淫』を司るダンジョンマスターよ」
「ワレハ、ランスロット。『マ』ヲツカサドル、ダンジョンマスターノ、ケンゾクデアル」
「あら?名前があるのね?どうりで強そうだと思ったわ」
「ジコショウカイハ、コレグライデイイダロウ。ソロソロ、ハジメタイノダガ?」
「まったく、せっかちね。ゆっくりと話をすることも出来ないの?」
「・・・・」
「まあ、いいわ。相手してあげる」
「ユクゾ!」
我はリリスへ向け走り出す
「やっぱり接近戦がお望みなのね?でも、そんな簡単に近づけるほど、私は安い女じゃないわよ?《淫魔法ハートショット》!」
リリスは右手の人差し指を我に向けると、指先からピンク色のハート型の魔力が放たれた
「フンッ!」
我は走る足を止めずに、ハート型の魔力を魔剣『トリックスター』で叩き斬る
「すごい!結構、早い魔法なのに斬っちゃった!」
「アマクミラレテハコマル」
「甘くは見てないんだけどね。でも頑張ってね?1発でも当たると終わりよ?」
「・・・」
「そう、もうおしゃべりはしたくないってことね?ならまだまだ行くわよ」
リリスは口を閉ざすと、先と同じように、指先からピンク色のハート型の魔力が数発放たれる
「イクラコヨウガ、ワレニハ、キカヌ!」
我も迫りくる全てのハート型の魔力を先と同じように魔剣『トリックスター』で斬る
「あらま!全弾防がれちゃったわ!」
リリスが驚いている間に、剣先が当たる間合いに飛び込んだ
「ナメルナ」
「あっ!」
そして我は、間合いにいるリリスの首を、左から右へと首を切り落とした
眷族
一鬼
ランスロット→→→『淫』のダンジョンへ
東風
クラウン→→→『淫』のダンジョンへ
紅
クレイゴーレム
スケルトンナイトリーダー→→→『淫』のダンジョンへ
バンピールナイト
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ゴブリン雄:2220体(+400)
ゴブリン雌:520体(+60)
スライム : 3匹
闇カラス : 10羽
スケルトン: 10体
化け猫 : 10体
妖狐 : 10体
魔狼 : 2体
ハニービー: 10体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ→→→『淫』のダンジョンへ
所有金額
9908万4千700シュール
所有貨幣
石貨 :0枚
銅貨 :500枚
銀貨 :47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :78枚
大金貨: 3枚
白銀貨: 8枚
白金貨: 9枚




