第101話:レベル
「ところで、少し確認したいことがあるんだが、いいか?」
「何でしょうか、北郷様?」
俺は気になっていたことをユキに尋ねた
「ユキのマスターもだが、ランキングトップ10にいるダンジョンマスターの眷属って、どのくらいの強さなんだ?レベルはどのくらい?」
「強さを言葉にするのは難しいかと。ですが、どのくらいのレベルかはお伝えできます」
「それでいい、教えてくれ」
「畏まりました。しかし、私がダンジョンにいた時からかなり時間は経っておりますが、それでもよろしいでしょうか?」
「もちろんだ」
時間が経っていようが、大体ってのはわかる
「私のマスターであった『機械』を司るダンジョンマスターの第一の眷属のレベルは当時……950でした」
「え?ごめん、聞き間違えたかな、もう一回言ってくれ」
「ですから、950レベルでございます」
「950・・・」
予想外のレベルだった
「ちなみに言いますと、トップ10にいるダンジョンマスターの第一の眷属はほぼレベル1000に近いか超えている者しかおりませんでした。それに、あれから時間も経ちましたので、1500ぐらいは行っているかと」
「2000、3000代はいないのか?」
「断言は出来ませんがいないかと思われます」
「なぜ、そう思うんだ?」
「レベルとは高くなるほど、レベルが上がりにくくなります。1000を超えた者のレベルは1上げるだけでも苦労致しますので」
俺はユキの言葉を聞いた上で質問した
「・・・・俺はいずれ、No.1のダンジョンマスターになりたいんだ。出来ると思うか?」
「なんとも言えませんが、いずれのダンジョンマスターも一朝一夕でトップになったわけではありません。それだけは勘違いしないようお願い致します」
「わかってる、ありがとう」
二人は無言になり、気まずい時間が流れる
「なあユキ殿」
気まずい時間を終わらせたのはスローンだった
「何でしょうか、スローン様?」
「北郷殿とユキ殿の話を聞いている限り、あんたはかなり強いんだよな?」
「はい。戦闘ではこのダンジョン内で一番強いかと」
「なら、ここのやつらを強くしてやってくれないか?」
「私がですか?」
「ああ、俺はここに来て、まだ日が浅いがここ奴らは全員強さを求めていると思うんだ。ユキ殿が戦闘に参加しないって言うのは俺も知っている。なら修行をつけてやる程度は良いんじゃないか?」
「スローン・・・」
「勘違いするなよ?あんたらが死んだら俺らが困るんだ」
「・・・私は修行をつけるといった器用なことはできません」
「なら、あいつらと戦うだけでも良い」
「・・・それなら構いませんが、それで強くなるのですか?」
「ああ。自分より強い者との戦いをした者としない者では変わるよ」
「畏まりました。石窯造りの作業もございますので、空いている時間でもよろしいでしょうか?」
「助かるよ。うちの眷属は戦闘狂が多いから大変かもしれないがよろしく頼む」
「承りました。ですが、流石の私でも1日に何回も戦えませんので、数を決めて頂いてもよろしいでしょうか?」
「了解した。1日に1回、文句とか言うのは何人かいるがそこは徹底するから安心してくれ」
「助かります。では1日に1回でお受けいたします」
『では、全員に周知させる役目はわたくしが承ります』
「イージスか、お願いしてもいいか?」
『わたくしにお任せください』
「ありがとう、イージスよろしく頼むわ」
そう言うと、イージスの声は聞こえなくなった
「それでは石窯造りの作業に戻りたいと思いますが、聞きたいことは以上でしょうか?」
「ああ、もう大丈夫だ。ありがとう」
俺はユキに礼を言って、二人と別れた
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
クレイゴーレム
スケルトンナイトリーダー
バンピールナイト
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ゴブリン雄:1520体(+340)
ゴブリン雌:380体(+20)
スライム : 3匹
闇カラス : 10羽
スケルトン: 10体
化け猫 : 10体
妖狐 : 10体
魔狼 : 2体
ハニービー: 10体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
9913万4千700シュール
所有貨幣
石貨 :0枚
銅貨 :500枚
銀貨 :47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :83枚
大金貨: 3枚
白銀貨: 8枚
白金貨: 9枚




