第95話:東風のユニークスキル
剣とユキの歓迎会の翌日、俺は東風と紅、犬神を草原エリアへと呼んだ。
草原にて、彼らを待っていると、まず初めに東風が空から舞い降りてきた。
「・・・おまたせ」
それに、続くように紅も駆けつけた
「お待たせいたしました、マスター!紅、只今参りました」
俺は紅を見ると、明らかに以前の姿とは違っていた
前はまだゴブリン感があった鬼だったが、現在はゴブリン感は一切なくなり、角が2本生えている人間のように見える
「紅、もしかして進化したか?」
「はい!『虫』との戦いと名付けにより進化致しました!」
「やっぱりな。多分進化するんじゃないかと思って呼んだんだ」
「流石です、マスター!」
「・・・へぇ、あんた進化したのね?かなり強くなったんじゃない?後で私と戦いなさいよ」
「東風殿、自分からもお願い致します!」
「・・・楽しみね」
東風と紅が勝負の段取りを決めていると犬神がやってきた
「殿、お待たせいたしましたワン!!」
「うん、みんな揃ったね。みんなに来てもらったのはみんなの現段階の強さを見たくてね」
皆、俺の言葉を聞いて、気を引き締めた表情へと変わった
「まあ、強さを見るって言っても、戦ってもらうとかではなく、俺がスキルでお前たちを見るだけなんだがな」
「畏まりましたワン!自分もどの程度の強さなのかを知りたいですワン!」
「ありがとう犬神。他のみんなも大丈夫だろうか?」
「・・・私はとくに大丈夫よ」
「自分も大丈夫です」
「ありがとう。じゃあ、一人ずつ見ていくとするね。まずは東風」
俺は東風の前へ立ち、じっと見つめた
東風
レベル40
種族:大天狗
攻撃力:500
守備力:450
魔力 :1300
スキル:『体重軽量化』『空気抵抗軽量』『風魔法強化』『視点共有 鳥』『魔王の眷属』
ユニークスキル『風神の巫女』
魔法:『風魔法』
「ふむ、前回見た時はレベル30だったが、10も上がったみたいだね」
「・・・『虫』との戦いではあまり活躍出来なかったから、それしか上がらなかったのね」
「いやいや、活躍出来なかったって言うけど、名前持ちの魔物を倒したろ?」
「・・・あれは弱すぎだから例外なの」
「まあ、レオパルトと比べたら弱いけどさ」
「・・・前回の戦い、全然満足出来なかった」
東風は仮面で表情は見えないが、退屈そうに見えた
「わかったわかった。『淫』の次は東風に任せるから、それでいいな?」
「・・・うん」
「ちなみにイージスいる?」
『はい。常にあなた様のお側におります』
「助かる。で、呼んだのは東風のユニークスキルについて教えてほしい」
『畏まりました。東風様のユニークスキル「風神の巫女」は簡単に言いますと風魔法強化でございます』
「風魔法強化?それなら普通のスキルにあったぞ?」
『レベルがまったく違います。「風魔法強化」は風魔法を2、3倍強くするスキル。それに対して「風神の巫女」は風魔法を10倍近く強くするスキルでございます』
「10倍!?」
『はい。このスキルは風に愛され、風を愛す女性のみにしか得られない珍しいスキルでございます』
「そんなに凄いスキルなのか。聞いたか東風?凄いスキルが手に入ってよかったな!」
「・・・・うん」
「ありがとうイージス。多分まだ聞くことがあるから待機しててくれ」
『畏まりました。いつでもお呼び下さいませ』
「よし、次だ!次は紅だ。お前は進化したから見るのが楽しみだ」
そう言って、俺は東風の前から紅の前へと移動した
眷族
一鬼
ランスロット
東風
クラウン
紅
クレイゴーレム
スケルトンナイトリーダー
バンピールナイト
犬神
鬼・ランサー
鬼・アーチャー
鬼・アサシン
鬼・キャスター
コーカサスオオカブト
魂喰い
剣
ユキ
ゴブリン雄:1520体(+340)
ゴブリン雌:380体(+20)
スライム : 3匹
闇カラス : 10羽
スケルトン: 10体
化け猫 : 10体
妖狐 : 10体
魔狼 : 2体
ハニービー: 10体
住民
クラリス
クララ
サンスネル
スローン
スインス
アリソン
イヴァンナ
メア
ニア
シルフィー
ローズ
所有金額
9913万4千700シュール
所有貨幣
石貨 :0枚
銅貨 :500枚
銀貨 :47枚
大銀貨: 5枚
金貨 :83枚
大金貨: 3枚
白銀貨: 8枚
白金貨: 9枚




