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第1章:この世界のこと

お久しぶりです。

プロローグに続き、第1章が登場しました。

この小説はMinecraft及び、MOJANGには一切関係ありません。ご了承ください。

最後まで読んでいただけると、幸いです。

この世界はスウェーデンのゲーム開発者たちによって作成された、3Dサンドボックスゲームらしい。今言ったのは、マイクラの説明を完全に引用した彼の言葉だ。

この世界はこのブロックで自然が構成されているため、結構リアル感がある。だからこの世界で死んでしまったらどうなるの、不安だった。彼は死んでも復活するといっていたが、実際この飛ばされた世界で適応するかはわからない。

それにここはセットかもしれないし、夢かもしれない。でもそれは彼の言葉により、消し飛ばされた。

「映画のセット?違うと思うよ。上を見てみて。」彼が言った。

僕は彼に従い、上を見た。

「えっ⁉」信じられなかった。()()()()()()()なんて。まあもうこの世界に飛ばされた、と考えるなら当たり前かもしれないが、少し、いやだいぶショックだった。そんなとき、彼がとどめの一撃を打ってきた。

「夢かもしれない、だってそう考えられている時点で夢じゃないんじゃない?」

うっ!確かにその通りだ。つまりこの世界を、自分の中に受け入れなければいけないのか?現実として迎え入れないといけないのか?

「まあいいじゃないか。この世界なら。マリオの世界よりこっちのほうがいいや。」彼が言った。僕は受け入れられない現実を見据えた。


それじゃあさっきから全く触れなかったことについて説明するね。君はたぶんだけど、ほかの人たちは?お前ら2人しかいないの?って思っていることだろう。まだ僕ら2人しか出てきてないからね。

でももちろん、最初に言った通りほかにも人はいた。でもその人たちはたいていこのゲームを知っている人たちで、もうすでに行動していた。木を殴るもの、話すもの。なかにはこの状況がわからなく、何をしたらいいのかわからないでアタフタしているものもいた。そんな姿を見ていると、自分が声をかけられて幸運だと思った。

それにこの世界はサーバーと言われていて、いろんな人が入って遊べるようなワールドらしい。本当のマイクラならチャットやお金もあるが、この世界はなかった。いや、見つけられなかった。


その日は彼に生き残る方法を教えてもらいながら行動した。

でももう最初の時点でつまずいてしまった。


「木を掘る⁉木は切る、じゃない?」僕が言った。

彼は困ったような顔をしながら言った。「ああ。まあ厳密にいうとそうなんだけど……。そうだ!じゃあこの土は掘るっていうよね?」彼は地面を指さした。まあ厳密にいうとたたいた。

「ああ、もちろん。」

「だね。この世界ではすべてが1メートル×1メートル×1メートルの立方体でできている(特殊なブロック以外は)。だから木も1メートル×1メー……、もう言わなくていいね。つまり木も土も同じ大きさなんだ。だからなんか……掘るっていう。……いやー僕だけかもしれないなぁ。」彼は難しそうな顔をしながら言った。

とまあこんな調子で1メートルの木を手で崩せたり、浮いている島を見つけて、重力はMOBとアイテム、砂や砂利にしかないと知ったりした。

ちょうど太陽が真ん中に上った時、頭の中で何かが鳴った。それはまるで世界全体がつながったかのように頭に響いた。世界全体がつながったような感覚。そして響いた言葉は

「30040 ネザーを達成しました」

その感覚は一瞬で、すぐに目が覚めたようにこのへんてこな世界に戻ってきた。それに僕が感じたことは彼が感じたことと同じらしい。

「いまのは……?これもMinecraftにあるの?」僕が質問した。

「いや。全然ない。似たようなものはあるけど……。チャットっていうやつ……。」彼は混乱したように言った。

「これはすごいことだすごいことだ!チャットがあるってわかった!つまりネットで会話できるってことか?どうやったらかいわできるんだ?それに最初に言っていた30040ってなんだ?30040だったか?そのあとのネザーって?ネザーがあるってことか?まああるとして……。つまり誰かがネザーに行ったということか?つまり行った本人は30040だってことか?僕たちは名前がついているってこと……。」

「さっきから何言っているんだい?全然わからないぞ?」興奮している彼を止め、冷静に言った。

すると彼は深呼吸をし1つ1つ説明し始めた。

「まずおそらくチャットだ。いまの感覚は。君もオンラインゲームだったらチャットがあることを知っているよね?」

「ああ。まあなんとなく。でもあれって文字を打つんじゃない?」

「そうだ。本当のチャットはね。これはこの世界のチャットだ。たぶん。で、今のネザーを達成、はネザーっていう別世界に行ったときに、ほかの人に通知されるチャットだ。だからネザーっていう別世界もある。ってことがわかった。」

「うんうん。」僕は熱心に聞いていた。

「そう。で、その通知は名前がついてくる。つまり……」

僕はバッと立ち上がった。理解できた。やっと。

「つまりその名前が30040なんだね⁉だから番号が振られていることが分かった!つまり30040っていうのは名前で僕たちには番号が振られててそれが確認できるってことだね⁉」僕は理解できたことをうれしく思いながら勢いよく言った。そういうことか。

「そうさ。そういうこと。じゃあ僕たちの番号は何番だと思う?」彼が聞いた。

「わからないじゃん。ネザーに行かない限り。」僕は言った。

「それがわかるんだよ。自分の頭にあるケージを見てごらん。」彼が嬉しそうに言った。

「Minecraftでは頭の上にある黒いゲージに名前が書いてあるんだ。」

僕は探した。ない。いや、見えない。

「見えないよ。」僕が言った。

「あれ?自分から見たら表示されなかったっけ?」彼が不思議そうに聞いた。

「いやそういう問題じゃなくて、普通に頭の上は見れないよ。」僕は言った。

「ああ!そうか。忘れてた。」

「君の番号は333だ。」彼が言った。

「333⁉区切りがいいね。ちなみに君は2だよ。」僕が言った。2人とも変な数だ。いや、わかりやすい数だ。

「2?なんで1じゃないんだよ!そこは1だろ~!」彼は少しふざけながら言った。

僕たちは笑いあった。


その後も石がぼろぼろの木のつるはしで掘れることを知ったり、すぐにクラフトが行えることを知ったりした。でも僕も彼も(僕は知らなかったが)そんなにすぐに危険が来るとは思わなかった。

「日が沈んできたよ。ベッドとか、この世界にはないの~?まだ10分もたたずに日が沈んできたね。でもあったかいところで眠りたいな~。眠くないけど。」僕が適当に言った。

まあ別に夜は暗いだけだし、特に何もないだろう、と思っていた。少なくとも現実世界はそうだったから。

でも彼の顔は青ざめていた(少なくとも青ざめていると思った)。

「今すぐさっき石を掘った穴に戻ろう。夜が来ると大変なことになる。」

そういったとたん、今来た道を引き返した。ダッシュした。この世界ではダッシュするとお腹が減るらしい。そのために食料を探しに穴から出た。なのに食べ物を調達できなかった上に、ダッシュして引き返すとは。

それに、遠すぎる。

「無理だよ!遠すぎる!それに今から走ってなんになるんだい?それに走ったらお腹が空くんじゃないの?」僕は追いかけながらも言った。

「違うんだ!今から穴を掘る時間もないし、持っている物資も少ない!」彼は言ったが、引き返す理由がない!

「何言ってんだよ!別に夜が何かあるわけでもないだろ!」僕は言った。別に走ったって良かったが、理由がわからない。それが知りたいし、言い負かしてやりたい気持ちも分かった。でもやっぱり彼が正しい。

「ああ!そうだった!知らないんだった!あぁ!この世界ではモンスターがわくんだよ!」

そんなの今更言わなくてもいい。さっき背中に矢が刺さったところだ。

「いてっ」僕は呻きながらも走った。

最悪だ。矢って痛い。このピクセルでも痛みは感じるのか!

僕は赤く光りながらももと来た道に進んでいった。そうしてたつもりだった。

その時、やっと落ち着きを取り戻して周りを見た。そこは全く何も知らない、3メートルの巨木が大量に生えているところで、一人で立っていた。その木々たちが、月明かりを遮り、暗闇を作っていた。僕は動けなかった。

カラン……コロン……。

正面から、いや、全方向から音がした。実際この世界は、どこから聞こえているのか全く分からず、頭に響くかのような感じだ。正面と勘違いしたのは前方に何かが見えたからだ。

カラン……コロン……。

音は大きくなっている。近づいている。

カラン……コロン……。

ビシッ!頭の横を矢が通り過ぎて、巨木に刺さった。

ビシッ!次は刺さった。動かないふとももに。僕は叫んだ。痛かった。刺さったふとももは動き出したが。

動き出したふとももは見えた白い物体を蹴飛ばした。

カシャン!

まあ確かにさっきから変な音を出すなあ、とは思っていたが、何か矢を持ったプレイヤーかと思っていた。少なくともモンスターでもプレイヤーの形をしていると思っていた。

でもそいつの肉はなかった!骸骨だ!

骸骨が僕の頭めがけて矢を放ってきた。

「ぎゃあああああ!」

僕は叫びながらも駆け出した。すると頭の中に声が響いた。「ネザー」と同じように。

「ダイレクト 2 どこにいるんだい?」

「ダイレクト 2」の部分は頭の中に浮かんだような感じだったが、そのあとは彼、つまり2の言葉だった。つまり彼がチャットの機能を見つけたらしい。でも僕にはやり方がわからない。そんな時心を読み取ったかのように彼がチャットで送った。

「ダイレクト 2 やり方はスラッシュって言って、送りたい人の名前を言った後、言いたいことを言うんだ。」

初めは意味が分からなかった。なぜなら、ガイコツから逃げるのに必死だったからだ。奴らはあまりしつこくないようで、いったん逃げた。そこでさっきの言葉の意味を理解し、すぐ行動した。

「スラッシュ」僕が言った。

頭の中で「スラッシュ」が「/」に変換されたような気がした。

「2」続けて言った。頭の中では「/ 2」となり、2の次に長いカーソルのような棒がチカチカとなっていた。文章を打っているみたいだ。

続けて僕が言いたいことを言った。

「巨木が立ちそびえている場所にいる。」世界全体がつながったような気がした。いや、彼とつながったような気がした。自分の思考が彼に飛び移った。

ビシッ!

また来た。振り払ったと思ったのに。しかも今度は2人いる!僕はちょっとした小さな丘に身を隠した。

「ダイレクト 2 OK。今助けに行く。」また彼の言葉が頭に響いた。この感覚にはもう慣れた。最初はびっくりしたが、頭の中で響いていても何の問題もない。

ビシッ!

骸骨が迫ってきた。どうしたらいい?自分で自分に問いかけた。

ビシッ!

やばい!すぐそこまで迫ってきてる!でもそこであることに気づいた。

さっきから矢を打っては来るけど、全然当たってないじゃないか。周りを見ると、矢はそこらへんに生えている巨木に、大量に刺さっていた。

そうか!木をうまく利用すればいいんだ!僕は木の後ろに隠れながら、開けている場所に進んでいった。

もうすぐで月明りがある場所に。開けていて、広々とした場所に!

あと10メートル。5メートル。3メートル!2メートル!1メートル!

「出た!」

一気に風が吹き付け、顔、体、足、手、に感覚が戻っていった。目も耳も鼻も口(?)も、全ての感覚が戻ってきた。そう。目も。

視界が開けたおかげで、いろーんなものが見えるようになった。

まず後ろの骸骨2体(いつの間にか増えていた)。前方にいる、汚臭を垂らしながら、「ウルァ」とか言っている、腐った人間(多分ゾンビだ)。緑色の背の低い物体(後でクリーパーと教えてもらった)、それに、およそ3メートルもある(3メートルは言いすぎだが)、ピクセルのクモ(クモに似た生物)。しかもそれに乗っている、骸骨。

ゾンビもゾンビで、シャベルを持っていたり、防具を着たりしている。どちらにしろ腐ってて、気持ちが悪いのだが。

まあ、そんなことを説明してる暇もなく、ゾンビ、骸骨、クモ、緑の……。まあシューシュー、ウアァウルアァ、カランコロン、シャァー、など。夜のオーケストラだ。

そんなしょうもないことを考えていた時、ゾンビが僕の肩を思いっきり殴った。いつの間にかオーケストラ団体に取り囲まれていた。

もうおしまいだ。死んでしまう。

僕はうずくまろうとしたが、できない。この世界だから。

その時、石の剣が手渡された。というより、僕のほうへ投げ飛ばした。それでも投げた石の剣は鋭くなく、僕のポケットに吸い込まれた。誰だ?

「早くここから抜け出すぞ!」

彼だ!彼が来てくれた。

「よしやるぞ!」僕は返した。

さっきポケットに入った剣を取り出し、腐った頭に叩き込んだ。血が飛び散ることはなかったが、その分の血を塗りたくったようにゾンビの体が赤く光った。2人が同じところをたたき、円形が崩れた。僕たちの後ろ側にいた敵たちは、僕のほうに迫ってきていたが、2人で2人(「人」と読むべきかな?)のゾンビを倒し、前に向かってひたすら走った。

もう体がしぼんでしまうほどお腹が空いていたが(絶対にしぼむことはない、と思っていたが)、それでも無視して走り続けた。でも前みたいに彼を見失わないように、しっかりと目を開けて彼についていった。

もうそのあとは覚えていない。ただひたすら走って、前石を掘った場所につけてあったドアを、思いっきり閉めた。

「へぇ。この世界にはドアがあるんだ。」僕がハアハア言いながら呟いた。

「ここまで来て、君がいないことに気づいたからね。」彼もハアハア言っていた。二人で少し笑いあった。そんな時。ドアの格子から外が見えた。

女の子が一人で立ってゾンビと戦っている。

それを見て彼は言った。「まさか、いかないよな……?」

僕は迷いもしなかった。

「いや、助けに行こう。」

僕は石の剣を、ポケットから出し、掲げた。


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