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当代最強の責任  作者: 嵐山田
第一章
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第十五話【間章】

――龍仁が夏葉と思いを通わせている一方、黒命兄妹の家――

 

「お兄ちゃんのバカ」

 あんなシーンを見せられるならこんな眼欲しくなかった。

 いつも通りちょっと遊んでくるだけだと思って、興味半分で覗き見なんてするんじゃなかった。

 昔は兄さんと同じ(厳密には違う)ものを持っていると思ってうれしかった。

 でも今はお互いを見ることができるというこの眼の力が私たちを兄妹であることを見せつけられているようですごく嫌だ。

 私はお兄ちゃんが好きだ。

 兄妹であるとか関係ない。一人の女としてただ兄である龍仁という男に恋愛感情を持っている。

 でも兄さんは多分私を妹としか見ていない。

 兄さんは兄離れしなくていいなんて簡単に言うけど、私のこの気持ちを知ったらどうなるのだろう……。

 私のこの気持ちはどうすればいいのだろう。

 

 二人で住むには広すぎる黒命兄妹の家には、寂しそうに泣きじゃくる少女の声だけが響いていた。


今回の花凛ちゃん感情が重たくてかわいくかけたと思います。


お読みいただきありがとうございます。


次回もよろしくお願いいたします!

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