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空白

作者: みんち

何も無い



産まれた時に持っていたもの


大人になるにつれて落ちていった、気がする



子供の頃は無条件に愛されてた。好かれていた



小学生になったら、優等生は嫌われた


ひとつ、何かがかけた


中学生になったら、正義は嫌われた


ひとつ、何かがかけた


高校生になったら、常識は嫌われた


ひとつ、また何かがかけた


大人になったら、意見するものは嫌われた


かけて小さくなったものは、戻らなかった




そこに残ったのは、ただの空白


明日、空白になったそれは、1日だけニュースを占め、次の日には忘れ去られるだろう。



世界に空白だけが残された

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