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これはラッシュ村ですか?いいえ公爵家秘蔵の本です

私の指示があらかた終わるとアークお兄様が声をかけて来た。

お兄様の後ろに黒目黒髪ロングの凄い綺麗な女の人が立っていた。


この世界でも日本人みたいな人もいるんだ

リーナちゃんも歳の割に籠って本ばかり見ていただけあって

かなりの博識だったけどそれらしい記録は無かった。


もしかして私と同じ転生者?

でも少なくとも髪がドリルでもピンクでもないからエネミーではないと思うし

お兄様が私に紹介してくれると言う事は

少なくとも私に害がある人じゃないと思うんだけど

転生の情報はあまり安易に流せないから様子見しながらかな


私のドリルの警戒心は半端無かった

今人気の検索タグは、婚約破棄、悪役令嬢、ざまぁ、ドリルよって

えらい人が言ってた。


よく思い出したら悪友の凛から聞いたのだ、全然えらい人でなかった

私のドリルへの警戒心が少し下がった瞬間だった。


リアルちゃんは他人のステータス情報見れるから

教えてくれれば一発なんだけど

『安易に他人のプライバシー見ちゃだめよ、ノブ太ちゃん』って言うんだよね

ノブ太って呼び方は絶対悪意があると思うの、主に私の体型的に


でもお米、醤油だけは絶対手に入れたいから

後でちょっと私の正体がバレない程度に探りを入れよう

一見しただけで私よりかなり出来そうなんで注意は必要だけど


自分で言うのもなんだけど元リーナちゃんも

転生能力特盛の私も基本スペックはこの世界ではかなり優秀なんだけど

何故なんだろう、残念臭が取れないんだよね

私泣かない、だって強い子だもの!


「リーナ、いま少し平気かな?」

「はい、大丈夫です」

「これからリケール王国でリーナの身の回りの世話と護衛をしてくれるサクラさんだよ」

「サクラと申します、リーナ・クラウド公爵お嬢様の侍女として雇用されました。

お嬢様のお役に立てるように務めますのでよろしくお願いします」


お兄様の後ろで待機していたサクラさんは凄い綺麗な姿勢で挨拶してくれた

「リーナ・クラウドと申します、こちらこそお願いします、サクラ様」

私も挨拶をしたが、この体型でカーテシーは無理だった・・・


「リーナ・クラウド公爵お嬢様、私は平民でございますので、敬語はお許しください。」

「・・・サクラさんも出来るだけ気軽に接してくれると嬉しいです」

サクラさんか名前的にも確定かな

あと平民も嘘だな、気品と所作でバレバレなんだけどそれも理解した上でって事かな

あまり深い所まで探りを入れない方が良さげだ


「あ、そう言えばこちらお近付きのしるしに持って来たのでよろしければ」

私はサクラさんから渡された袋を開けて除いた

「あれ、これはもしかしてお米の種籾ですか?」

以前、ラッシュ村のTVで見た様な気がする

「あ、ご存知でしたか、この国でもかなり特殊なもので

流石に筆頭公爵家のお嬢様は博識ですね」


ビッくとしてサクラさんを見るととてもとても

美しい笑顔で微笑んでくれた


「・・・はい、本で見た様な、見なかった様な、えへへ」

オイコラ、それ以上追い詰めると泣くぞ

私には女神様にさえ今だけ転生特典付けさせた

マル秘奥義仰向けポンポン丸出しあるんだぞ

乙女の大切な何かと引き換えにドロー出来るんだぞ!

あれ、ポンポン丸出し関係無かったっけ?


まあ良いや、転生の目的半分を達成したからラッキーよ

「俺、醤油見つけたら、お家でニートになるんだ」

うん?つい最近、こんなセリフを吐いたのに下女に振られた騎士がいるって

面白おかしく噂が流れた様な・・・・


その後、リーナはお父様、お兄様、サマンサと割と親しかった使用人に挨拶をして、

馬車でリケールに向かう事になった

屋敷の門を出てお母様への手紙と置き土産のシャンプーを渡しに一回戻ったのは秘密だ


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