表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い星のリンカーネーション  作者: 鳥皿鳥助
第四章 青い海に白い砂浜、そして赤い空
39/94

第35話 取り戻した一つの景色






「「「「青い海! 白い砂浜!! そして赤い空だーッ!!!」」」」

『『『『ウェミダー!!!(……?)』』』』


 ワールドミッションは無事に終了を迎えた。

 最終局面でヴァイカウントと遭遇・撃退したESFの面々だったが、結果は何と堂々の一位を飾る事が出来た。


 そこにはアウルムアルクスとスピードフェーズの存在が大きく貢献しており、今回のMVPはアルゴンとパイロットのジンだろうと言われている。


「にしても、いや~……眼福眼福」

「あんま言えないけど、そうだよな……」

「悔しいけど、僕も今日ばかりはタイトに同意するよ……」


 バディ達は実体を持たないAIプログラム。

 だが今日はホログラムとして実体化しており、互いに触れ合う事が出来る。


 本来のランキング報酬では無いこの特典だが、リゾート地が開放されるという事でA-KE……それも特にバディを愛する紳士(変態)な技術者が頑張って開発したらしく、マーグヌム港を管理する事となったHITSに寄贈される事となった。

 つまりこのリゾートビーチにさえ来る事が出来れば、いつでも触れ合えるようになったのだ。


 ただしホログラムの同期にユニオンの通信回線を使用している為、ユニオンに加入していない他人から見れば何も無い所に話しかけているように見えるそうだ。


 ――ちなみに水着は脱げないようかなり強力なプロテクトが仕掛けられているらしく、引っ張ろうと何をしようと……それこそ本人の意思があろうと脱げなくなっている。

 開発者曰く『折角の水着を脱いでしまうとは勿体ない』との事で与えられた、必要以上の機能である。


「……そんなに見られても、ポロリは無いですよ」

「ん? あぁ、スマンスマン」

「見るな……とは言わないけど、あまりジロジロ見ない方が良いわよ」

「わーってるよ……」


 アルを凝視するジンに文句を付ける本人とクレナだが、彼が実際に見ていたのは彼女の表情だ。

 こうして会話をしていても、以前より自然で表情豊かになった……そう感じていた。


 これ以上見ていると厳しい追求が来ると感じたジンは、顔を逸らすと同時に話題も逸らす。


「で、カウスはどうなったんだ?」

「エクリプスの連中が無事に破壊したそうよ」

「へぇ~……」


 エクリプスによるカウス攻略は、クァドラン粒子の濃度は比較的低かった事。そして事前の掃討作戦が上手く機能していたらしく、実にスムーズなモノだったそうだ。


 そして今回は情報面での収穫も存在し、カウスのクァドラン粒子濃度が高い傾向にある原因が判明した。

 それはクァドラン粒子を放出する機械が原因であり、破壊した事によって停止されている。

だからこそ、ジン達はこうして海水浴と洒落込む事が出来ているのだ。


 詳細は現在調査中との事ではあるが、今後のワールドミッションでも同様の機械を破壊する事が目標になるだろう……と予測されていた。


「なるほどな~……」

「味方の損害もほぼ無し、だけど……」

「だけど?」


 CAではフレンドリーファイアが有効、つまり味方へダメージを与える事が出来る。

 基本的にはバディがプロテクトして意図的な攻撃を行えないようにしているのだが、偶発的に発生した場合。そしてグラファイトがフェンサーを撃ち抜いた時のように、両機バディかパイロットの認証があれば攻撃する事が可能とされている。


 だが今回のミッションではそのプロテクトに触れる事すら許されず、意図的な妨害行為を行った場合は百ポイントも減点されてしまう。

 唯一の減点ポイントであるこの妨害を繰り返し、ワールドミッション終了時に点数がマイナスとなれば評価に影響しリンクレベルは降格する。


 NPCからの評価でもあるリンクレベルを最低まで落とせば、一定期間CAにすら乗れない状態となる。

 要するにHITSのチュートリアルエリア、そのシミュレータールームでひたすら訓練を受けさせられるようだ。


「あーらら、自業自得と言うか何と言うか……」

「まぁ当然の報いね」

「――おーいクレナ、ジン君! そんな所で何してるのさ!! 君達もこっちにきて遊ぼうよ~!!」

「ま、メンドクセェ話はこの辺にして遊ぼうぜ。相棒(バディ)達もお呼びだしよ」

「それもそうね。……今行くわ!」


 ESFのリンカー(プレイヤー)、そしてそのバディは海を満喫した。

 バディにとってCAのコックピット以外の空間は滅多に行けない場所であり、そのテンションはかなり高くなっている。


 そんな輪から早めに離脱したジンは、少し離れた場所から全員の眺めた。

 アルも慣れない事に少し疲れたらしく、早々にジンの元へと戻る。


「どうかしたのですか?」

「いや、異様な光景だなーと思ってな……」



 バディは機体が起動していないと活動出来ない。

 その為に浜辺の近くには三機の機体が鎮座していた。


 機体の先に広がるのは青い海と白い砂浜、そして赤い空――






次回更新に関しては活動報告(https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1452073/blogkey/2800306/)か、作者Twitterをご確認頂けると幸いです。

多分1~2ヶ月で戻ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマや評価、感想等を頂けると嬉しいです(小声


ノベプラ版→挿し絵あり/前後書きあり】
なろう版 →挿し絵あり/前後書き無し】
カクヨム版→挿し絵なし/前後書き無し】
って感じになってます、好みの場所で読んでね!!

投稿宣伝用の作者Twitterはコチラ
カクヨムのアカウントはコチラ
ノベルアップ+のアカウントはコチラ


「小説家になろう 勝手にランキング」の投票用リンクです、良かったらポチって行って下さい!!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ