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閑話 報告
迅翔がエアスト防衛戦に赴いていた頃……
彼をCAに導いた張本人、紅葉はES社の社長室に来ていた。
彼女は部屋の主……そして会社の主である人物へと資料を渡し、その内容を読み上げ始める。
「――風上 迅翔、二三歳。高校時代からVFを始め、高校卒業後は某社へ就職。数年勤務するが、VFの引退と共に退社。VF時代のプレイスタイルは速度特化、人柄に大きな問題は無し……」
部屋の主も目を通し、全ての情報を飲み込むと資料を机に置いた。
「ふむ、まるでアルゴンに乗る為に生まれてきたような奴だな。……で、アルゴンの起動は出来たのか?」
「多少の問題はありましたが、無事に成功しました」
「なら良かった。……肝心の迅翔君に乗る気は?」
「あるようです」
「そうか。ならば我々の“希望”は、紅葉の選んだプレイヤーで決まりと言うわけだ……。精々見守ってやるとしよう、紅葉の為にもな」
「父さん……」




