13話 劣勢打破の糸口を探す話
衛兵隊が公園へ隊列を成して登場し、公園にて時間を過ごしていた国民の前で宣言を行った。
その内容は、『転生魔王』レイブン・グルジオ───俺を殺すというものだった。
状況がかなりまずい。
これで俺は、指名手配された罪人と同じ。レイブンが街中に現れようものなら、どこからでも衛兵がやって来て容赦なく攻撃してくるだろう。
俺が人形に化けて生活していることを相手側が知らないのは不幸中の幸いだが…
問題はアイツらだ。
そう。整列している衛兵の中に、さっきの奴らがいる。
鼻ピアスのキレやすいカイン、そして寡黙な金髪モヒカンのアルド。
さっきの冒険者としての服と違い、高貴な雰囲気を醸し出す衛兵の鎧を纏っている。
しっかりと前を見据えていて、俺やスイランには気づいていないようだ。
あの二人は、この人形とレイブン・グルジオに何かしら関係があることをほぼ確信している。
情報がどう回るかわからない以上、早急に手を打つ必要がある。
「チッ…国の犬共が…」
スイランが舌打ちし、毒づいた。
声が低く、まるでスイランじゃないみたいになった。
「スイラン?」
スイランはくるりとこちらを向き、真剣な眼差しで俺を見つめた。
「...レイブン。さっさと離れよう。あの二人に見つかるとめんどくさい」
スイランが前方にいるカインとアルドを睨み付けた。
目付きを見る限り、かなり憎いようだ。
「お、おう…」
少々スイランの気迫に気圧されながら、俺たちはこの場を離れた。
幸い他の通行人に混ざれたようで、衛兵に睨まれることはなかった。
「なんなんだよあれ! レイブンが魔王だ悪者だって! 何もわかってない癖に!」
スイランがぷんすかと怒っている。
正直、俺のことでここまで本気になってくれるとは予想していなかった。
スイランはイタズラ好きで、ヘラヘラした様子でいる時が多いが、それでも根はいい子なのだろう。
「だがこれが現実だ。俺の素を知らない人間にとって、俺は無尽蔵に強く、何をするかわからない『魔王』に過ぎない」
「...っ。 …何か、ボクにもできることはない?」
目が本気だった。
こちらとしては、とてもありがたい話だ。
かなり状況は不利。借りられる力は欲しい。
…だが、どうすればいい。
大々的に宣言された以上、風化するまで待つのは不可能に近い。
理由はわからないが、奴らは本気で俺の首を狙っている。百日程度で計画が中止になるとは思えない。
ならば俺が直接乗り込んで敵部隊を壊滅させる。これも否。
俺自身が衛兵を斬れば、それこそ相手の思う壺だ。
国民からの俺のイメージを『殺人魔王』と定着させ、国中が敵になる。そんな場所では、俺だけじゃない。俺に関わった人も皆暮らせなくなる。
…八方塞がり、か。
正直、いい案がパッと出るとは思えない。
「…今は何も思いつかない。帰ってゆっくり対策を考える」
「レイブン…」
それからはお互いに何も言葉を発することなく、黙々と歩き続けた。
そして帰り道の都合で俺たちは別れた。
「ボクもできることをやるから…絶対死なないで」
「…当然だ。」
ぐっと親指を立てた。
スイランはそれを見て少し笑った。
だが不安をぬぐい切れていない。作り笑いだ。
咄嗟の嘘は下手だな。
スイランが背を向けた。
俺もそれに応じて、メロウの待つ家へと向かった。
☆
俺は今、人通りの少ない裏路地を一人歩いている。
建物に囲まれており日の光はほとんど届かず、薄暗い道のり。
わざわざこのルートを使っている理由は主に二つ。
一つ、こっちの方が近道。
二つ、さっきの衛兵が見回りしている可能性を考えると、このルートの方が鉢合わせにくいと想定。
昔ダンケルと通ったことがある道だ。構造はおおよそ把握している。
微妙にフェンスや床のレンガが崩れたりしていて足場は悪いが、これくらいならどうってことはない。
急いで帰って安全な家の中に避難しなければ。
…てってってっと足音が聞こえる。
誰かが走ってきている音だ。
こんな裏路地を、か。一体誰だろう。
その音の主は入り組んだ路地を抜け、俺の目の前に現れた。
「助けて!追われてるの!」
彼女は俺の後ろに隠れて前方を見ている。
小さな少女だった。
見た目から察するに九歳前後といったところか。
爽やかな黄緑色の長髪。白い肌に緑色の明るい瞳。
そしてそんな可愛らしい見た目の中、ひと際異彩を放つのが…。
「首輪…奴隷か」
そう、どす黒い首輪ががっちりと装着させられている。
千切れた鎖が痛々しい。
そして少しして、別の足音がした。
この子の時と比べて音が大きい。大人だろう。
追手という奴か。
「…」
『イリューネス』を詠唱。
彼女の姿を背景と同化させた。動かなければ全く見えない。
そこに屈強そうな男が二人やってきた。
例の俺を怪しんでいる二人ではないが、鎧の模様を見たところ、この二人も衛兵か。
男の一人が高圧的な態度で俺に話しかけてきた。
「お前、ここに女のガキが来なかったか?」
俺は平然と後ろの道を指さした。
「なんか、首輪を着けた女の子があっちに走っていきましたけど」
すると男が激昂して俺の胸倉を掴んできた。
「なぜ捕まえなかった! いいか?あのガキは城の囚人で重要な———」
「やめろ。機密をペラペラと喋るな。」
もう一人が肩を掴んで静止した。
喧嘩にならずに済んだのは助かる。衛兵と乱闘は面倒だし後々の展開が最悪だからな。
「チッ、さっさと捕まえるぞ。取り逃がすとワーグナー隊長がキレる」
「そうだな。 情報提供、感謝する。」
そして二人は走って俺の指さした方へと消えて行った。
思った以上にあっさりとやり過ごすことができた。
『ワーグナー隊長』と言っていたから、あの二人はさっきの部隊ではない。
もしかすると、俺の討伐計画はベクターの隊だけで行われているのか?
だとしたらまだ勝算がある。それぞれの部隊は三十人程度だから、隠密と防衛に徹して逃げ続け、どこかで衛兵隊の信用を下げる好機を掴むことができれば…!
———と、未来よりも今だ。
パチンと指を鳴らして、イリューネスを解除した。
路地の薄暗い風景だった一部が少しずつ崩れ、その場に少女が現れる。
「…ありがとう」
ぺこりと頭を下げた。
上手くいったようで何よりだ。
そして、これは俺にも大きなリターンがある。
なにせあの衛兵がペラペラと重要な情報を話してくれたからな。
肉体強化の魔法を自分にかけ、力ずくで首輪を破壊。
そして体勢を低くし、目線を合わせてから尋ねた。
「君は囚人なのか?」
「…」
少女はうつむき、そして小さくうなずいた。
確かに、奴隷だけでなく囚人にも拘束具は取り付けられる。
そうすると、次の疑問はこの子が投獄された理由。
本人が何かしらの罪で投獄された可能性は0ではないが、自然に考えるならば…。
「親御さんが何かまずいことでもしたのか?」
この国の刑罰制度は厳しく、誰かが罪を犯して投獄された場合、その人物の配偶者、兄弟、子供も共に牢に入れられる。もちろん親族は罪人よりも刑期は短いが、この法があることで、タグナスでの犯罪率はかなり低くなっている。
「パパが『ヒトなのにエルフと結婚したから』って…今も働かされてるの…」
「…」
異種族での結婚というのは法律上ではまだ認められていない。
だが事実婚という形式や、単なる同居生活を国が裁くことはできないため、実際のところは黙認されている。
だが子を授かり実際に産んだことで、国に目をつけられたといったところだろう。
よく見ると耳が微妙に長く、そして尖っている。
つまり彼女は人間とエルフの混血か。
異種族間での子は途中で流産するケースが多く、混血の子供が生まれることはほとんどない。そして、混血の子供はその多くが人智を超えた力を持つ異能者になる。
だからこの子はいわゆる『奇跡の子』。研究者なんかが存在を知れば大金をはたいてでも欲しがるだろう。
…いや、むしろ異能者だからこそ国に囚われていた可能性まである。
———例えば、他国との交渉材料にするために。
「ねえお兄さん。ママ知らない?」
「母親と一緒に逃げてきたわけじゃないのか?」
「んーとね、兵隊さんが、フィーネは大切だからってママだけ先にお家に帰らせたの。でもフィーネはいつまでも帰してくれないって言ってたから、魔法で牢屋を壊してパパと一緒に帰ろうと思ったら兵隊さんに見つかっちゃった」
この子───フィーネは苦笑いをして舌を出した。
しれっととんでもないことを言った気がするが、まあそれは置いておこう。
「それで、そのお母さんはどんな人、じゃなくてエルフなんだ?」
エルフはこの街にも一定数居住しているが、人間と比べると数は圧倒的に少ない。二日程度で見つけられると予想。
「えっとねー、フィーネと同じ緑色の髪の毛で、でも目は青くて、怒ると怖いけどいつもはとっても優しいの!」
…。絞れるっちゃ絞れるが、これだけだとまだ一人には断定できなさそうだ。
「…まあいい。それでフィーネ、これからどうするんだ?」
フィーネは考え込んだ。
周りをうろうろと歩く様は可愛らしいが、そんな情緒に浸っている余裕はない。
「お家…はきっと兵隊さんいるよね…。ママは大丈夫かな…」
正直、何事もないとは考えにくい。
住居がバレているなら衛兵隊は間違いなくそこに行く。
母親を人質にされてもおかしくはない。
「でもママは強いから、きっと兵隊さんにも負けないよ!」
自信満々に、笑顔で断言した。
「どちらにせよ、今はフィーネの家は危ない。一度安全な場所に行こう。」
フィーネがにこりと笑った。
「ママに『知らない人について行っちゃダメ』って言われてるけど…お兄さんは助けてくれたし、嘘の魔力ないし、大丈夫だね♪」
「お、おう…」
なんだよ『嘘の魔力』って…。やっぱり立派な異能者か…。
———と、その前に。
「その姿じゃまずいよな」
イリューネスを詠唱した。
するとフィーネの姿が白い光に包まれ、形が変形していく。
光が収まると、そこにいるのは、
「おおー!フィーネがお姉さんになった!」
メロウの姿をしたフィーネがそこにいた。
正直な所、姿は衛兵に怪しまれなければ何でもいいのだが、パッと思いつく女性がメロウしかいなかったので、とりあえずその姿にした。
「これで衛兵から逃げる必要はない」
「すごいね! まあ首輪が取れたからフィーネにもできるけど」
フィーネは悪い笑みを浮かべた。
見た目がメロウだからギャップがすごい。
「このお姉さん、もしかしてお兄さんの恋人さん?」
「んん?? いや、そんなことないぞ?」
「へえ~」
なんだその返事は。
絶対信用していないだろ。
「それで、お兄さん。どこに連れて行ってくれるの?」
☆
「で、僕の家に来たと」
「まあそういうことだ」
フィーネはリオンと遊んでいる。
(俺が個人的に好きな)小竜の姿のリオンをフィーネが撫でている姿は見ていて微笑ましい。
「ドラゴンさん、可愛いね。よしよし」
「もっと我を崇めるがよい小娘」
その様子を見て一瞬表情が和らいだが、すぐに冷や汗を垂らしながらダンケルが口を開いた。
「まさか、この子も僕の家に泊めてくれって?冗談だよね!?」
ダンケルが馬鹿げていると言わんばかりに叫んだ。
「仕方ないだろ。こういうこと頼める知り合いはお前かスイランくらいしかいないし、そして俺はスイランの家を知らない」
「はぁ…メロウちゃんが遊びに来てくれたと思って喜んでいたのに、また面倒ごとが…。言っておくけど、リオンの世話大変なんだからね?めっちゃ食べるし長時間放置するとすねるし」
「ペットじゃねえか」
「我は好きな時に食べ、好きな時に遊び、好きな時に寝る。 そしてメガネのよくわからん実験用の魔力を貸す。それだけだ」
あ、ちゃんと研究手伝ってくれてるのか。
思念体の具現化だったか何だったか覚えていないが、良かったな。
「それは悪いと思うが…見てみろ。フィーネも可愛いだろ?ダンの好みのタイプじゃないか?」
「僕はロリコンじゃないんだけど」
ジト目で睨んできた。
「メガネは姉気質の巨乳の女が好みだ。間違いないぞ」
「ちょっと今真剣な話してるから黙ってて」
「ママはおっぱい大きいから、フィーネも大人になったらないすばでぃだよ!」
「…」
「ダン、もう真面目な雰囲気は消えたな」
「レイのせいでね」
「すまん」
話が脱線した。
本題はここじゃない。
「言っていなかったが、ずっと泊めてほしい訳じゃない。明日にフィーネの母親を探しに行くことになるから、今日だけの話だ」
ダンケルの眉がぴくりと動いた。
「事情は大体わかったけど、今日探しに行く訳には行かないのか…いや、あれのせいでレイもブレインも無闇に動けないか」
「ダンも既に知っているのか」
「新聞でね。 大きく一面に書いてあったよ、『衛兵隊長、魔王討伐へ前進』って」
リオンがその新聞を持って来た。
開いて確認すると、確かに一番隊隊長のベクター・モートが転生魔王レイブンを討伐するために動き出すといった内容が書いてある。
本格的に状況が悪い。現在の世論は完全にベクターを英雄視し、俺が悪役になっている。
———また街から追い出される。 もうごめんだ。
「レイが衛兵の一人や二人に負ける訳ないけど、このままだと危ないのは事実だ。 レイ、外を出歩いて大丈夫?」
「正直危険だ、否定はしない。だが、フィーネが協力してくれればこの状況、なんとかなるかもしれん」
「…異能で衛兵隊をなんとかしてもらうってことかい?それなら僕は反対だな。」
急にダンケルの表情が固くなった。本気で否定しているようだ。
「異能は神秘の力だ。それを衛兵の殲滅に使ったら、次に起こるのは異能者に恐れをなした民衆による異能狩りさ。フィーネちゃんは罪人として、家族もろとも処刑されるよ。自分が助かるために、その引き金を小さい子供に引かせるのは認めない。 ———たとえそれが、親友であっても」
…真っ当な意見だ。
異能を殺人に使おうものなら、圧倒的に少数である異能者は大衆の手によって皆炙り殺される。
世の中そんなものだ。
だから、
「安心しろ。異能の使用はさせない」
「…。 なら、どうするんだい?」
ホッとため息をついた後、ダンケルが神妙な面持ちで尋ねた。
「そもそもフィーネは母親と共に、父親の巻き添えとして捕らえられたはずが、母親だけ先に釈放。この時点で妙だろ?」
「…確かに。親族の刑期は一律のはずだけど…」
「つまり、フィーネに関して国は何かしら秘密を持っているはずだ。世間に広まったら困る事実がな」
ここまでの話で、俺の意図を察したダンケルがニヤリと笑った。
「へえ、面白いじゃん。正直、レイをこんな目に遭わせた国のクソ共にはイライラしていたし、僕にも一枚噛ませてよ」
「俺の方からも頼む。お前やスイランが協力してくれれば、できることが増える」
「チャンスは明日と明後日だ。 その二日間で一番隊が『ワルダムケイブ』でレイを探すって新聞に書いてた」
『ワルダムケイブ』は例の洞窟のことだ。名前が呼びにくいから、冒険者の間では簡易的に『洞窟』と呼ばれている。タグナスの近くには他に地下タイプのダンジョンがないからな。
一番隊があそこを捜索する理由は…単純明快、一週間ほど前にベクターのおっさんと一戦交えたからだな。
ついでに、あの二人に喧嘩吹っ掛けられたのも洞窟内。洞窟が第一候補となるのは自然な話だ。
生憎、俺はここにいる。
いるはずのない俺を探し回る二日間、こちらも策を立てさせてもらおうか。
「という訳でだ、フィーネを一日頼むぞ、ダン」
俺はダンケルの肩に右手を置いた。
「結局ここに戻ってくるのか…。 …というかさ、レイが連れて帰ればいいじゃん。なんで僕の家なの?」
「俺は所詮居候だから、勝手に客人を連れて帰るわけにはいかん。いきなり人が増えたら困るだろ?」
それを聞いて、ダンケルは無言で左手を俺に出した。
「…レイ、通信機貸して」
「どうしてだ?」
「いいから」
よくわからないが、俺は袋からほぼ新品の通信機を取り出し、ダンケルに手渡した。
ダンケルは俺の通信機を素早く操作し、ルーンをなぞった。
『……もしもし!レイブンさんですか!!』
本物のメロウの声が聞こえた。
どうやら、通話を開始したらしい。
「やあメロウちゃん。僕だよ、ダンケル。レイは今僕の家にいて、無事だから安心してね」
『無事なんですね!よかった…』
ほっと胸をなでおろすような声が聞こえた。
どうやらメロウもあの新聞を見て、かなり心配していたようだ。
「それでこれからレイは帰るんだけど、レイが知り合い一人連れて帰るから、ご飯もう一人分用意してもらっていいかな?」
「おいダン!いきなり何言い出して———」
『ええっと…はい、わかりました!おいしいもの作ります!』
「ありがと! それじゃ、またね」
『はい! また会いましょう♪』
プツン。
通信機を丁重に閉じ、魔王のような悪い笑顔を俺に向けた。
「これで勝手じゃなくなった。安心してフィーネちゃんを家まで連れて行ってあげるといい」
「お前…」
「ん?フィーネどうなるの?」
さっきまでリオンと遊んでいたフィーネがこちらへ来た。
「この金髪のお兄ちゃんの家で、一日お泊りしてね」
「わかったー!赤いお兄さん、お菓子ありがとう!」
「どういたしまして」
紳士ぶったお辞儀をした。
フィーネはにこにこと天真爛漫な笑顔をふりまいている。
どうやら、結果として俺は突破の糸口を自らダンケルに与えてしまっていたようだ。
「じゃあ、金のお兄さんとその恋人さんが住む家にれっつごー!」
「ダン。お前、本当に変わらねえな」
「レイもね。」
畜生。この場にフィーネがいなければ、目の前の男の笑顔に渾身の右ストレートをお見舞いするんだが。
「ドラゴンさん、ばいばい♪」
「うむ。 また来るがよい、ハーフエルフの小娘よ」
その後、イリューネスで再度フィーネを変身させた。
またメロウにすると家に着いた時面倒なことになると思ったので、今回は大人の姿のリオンにした。
「おおー!お兄さんの恋人よりおっぱい大きい!」
「やっぱりこの姿はやめにしよ———」
「やだ!この銀色のお姉さん、すっごく美人さんだし気に入ったもん」
俺は軽率な判断をしたことを後悔した。
明日以降は一つの選択が命に関わるかもしれない。
気を引き締めなければ。
14話以降は毎週月曜日に投稿の予定です。
遅い投稿頻度になりますが、のんびり待ちながら読んでいただけると幸いです。