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人生は、小説よりも  作者: 聖沢 雅
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直感パラダイス

 青少年非行防止の標語を皆で考えましょう。という授業が中学一年生の時にあったのだけれども、もはや当時の我々にとっては非行が日常そのものとなっていた。


 私個人に限って言えば、やらかした記憶は特に無い。しかし髪を染める、制服に刺繍などの改造、盗んだバイクで走り出す、などということは私ならずとも身近な誰かがやっていた。不祥事を起こして丸刈りで登校してくる奴が常に何人か居る、それが当時の南城陽中学校(ナンチュー)である。


 混沌の中、どちらかと言えば、私は冷めていたほうかも知れない。反抗する気力を失うほど弱かったのかも。


「夜のゲーセン 赤、青、黄色の頭が並ぶ はたから見ればアホのかたまり」


 とりあえずパッと思い付いた標語を用紙に書き、担任へ提出したところ「ちょっと言葉遣いが綺麗じゃないね」と突き返される。綺麗じゃない我々に相応しい言葉を選んだのだが。


 少々不満ではある。しかし、より良い作品にするための好機でもあろう。再び私は構想を練る。そして、最終的に受け取られた案。


「夜のゲーセン 赤、青、黄色の頭が並ぶ はたから見ればHysteric(ヒステリック) Blue(ブルー)


 いや、なんでこれが通るんや。おかしいやろ。思いっきり固有名詞入っとるやんけ。ちなみに担任の山上先生は国語教師。




 しかし、当のロックバンド「Hysteric Blue」メンバーの一人が後に起こした数々の不祥事は結構えげつなく、我々の丸刈り案件など(かす)むレベルであった。ハレンチな姿になれたら、そこは楽園(パラダイス)である。

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