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まーさーかーのっ!

ヘイヘイヘーイ、オハヨーっす。

今日は祭りの二日後でーす。

つーまーり、学校が始まる......

昨日は祭りで人混みに流されて疲れたので一日休憩しました!!

昨日はもちろんレベルをあげて、今日ももちろん朝起きてレベルを上げました。


【個体・スライム】

【Lv.21】

【経験値ポイント215650】

【スキル】

【剣術Lv.6】【槍術Lv.6】【白魔術Lv.6】【喧嘩術Lv.10】【剣闘士Lv.6】

【聖騎士Lv.6】【剣士Lv.10】【闘士Lv.10】【騎士Lv.10】【聖者Lv.10】

【剛力Lv.8】【バーサク化Lv.4】【威圧Lv.10】 【封印術Lv.4】【催眠術Lv.6】

【神界への切符】【下級神器操作Lv.4】【魔法具マジックアイテム操作Lv.10】

【魔力操作Lv.10】【魔力感知Lv.10】【鑑定】【言語理解】【念話】

【転移魔法Lv.4】【亜空間倉庫】【生活魔法】【会得経験値増加Lv.4】

【個体スキル】

【消化】


こんな感じですね。

レベルが二つ上がるに連れスキルが二つ上がる。

人間ではそんな事はありえないらしいけど......

何故かこの俺はすぐに上がる。

逆に怖いぐらいだ。


そんな事を話してる今、エミリに抱っこされて教室に向かっている所だ。

祭りではこの学校で力の使い方を学ぶと聞いていたが、流石に勇者専用クラスがあるのだろう......


ガラガラ


俺とエミリは教室に着き席に座る。

先生の許可の元、俺は教室にいる。

教室は日本の学校とは違い、まるで大学のようだった。

エミリが勉強道具を横長のテーブルに置くと持参した本を読んでいる、俺は隣でじっとしてるだけ......


教室の生徒をみると、祭りで召喚された勇者の噂で持ち切りだった。


「ねぇねぇ、休み時間に見に行く?」


「いくいく~勇者様でしょ?」


「カッコイイかな?」


そんな会話を聞いていると扉が開かれた。

ジャック先生が来たのだった。


「はーい、今日は転校生がいるぞー、とりあえずはいれ」


先生が声をかけると、教室に十名の人物が入ってくる。


「え......あれって......」


「まさか......」


「祭りで見た勇者様よ!!」


うそん!!

いや、そこはさぁ......あれだろ?

勇者専用のクラス作るべきだろ?


「えー、この方々は知ってると思うが、勇者様だ。勇者様方は力の使い方がわからない事は知っているな?そこで、中等部のお前らと合同で授業をやる事にした。そうすればお前達は勇者様の力が見れるし、勇者様方もお前達から力の使い方を学べる。そういう事だ」


なるほど、勇者専用クラスを作って先生が教えても感覚的に理解出来なかった訳だな?まぁスキルって最初はそんなもんだし。

そこで生徒と実技授業を行えばお互いのためになると考えた訳か......

中等部一年生は全部で三クラスあるから、十名ずつ分けられたらしいな。


でもさぁ......


まーさーかーの!!

会いたくもない岡本君がいるんですよねー


でもねでもね!!

ヤサオをいるんだよ!!

いや~本当は良かった~


「では、勇者の方々は好きな所に座ってください」


ジャック先生に言われ、各自テキトーな空いてるところに行く。

そしてヤサオはエミリの隣に座る。


え?なんでエミリの隣に!?

まさかヤサオ!!お前エミリを狙ってるな!!

......と、まぁそんな事は置いといて......

こいつはなんでここに座ったんだ?


「こんにちは、僕は丸山信吾って言うんだ、よろしくね」


ヤサオは相手が中学生ということで警戒心を解くために笑顔で語りかけてきた。


「あ、エミリです、こっちは使い魔のスライムさんです」


おす!!おらスライム!!ポヨポヨすっぞ!!

まぁ......念話使ってないから聞こえないけどね


「ふふ、可愛い相棒だね」


軽い自己紹介も済んだっぽいので先生の方を向く。

先生は全員が席に座った事を確認するとパンパンっと手を二回叩いた。


「はい、席も決まったようなので勇者様方には使い魔召喚をしてもらいます!!」


「使い魔召喚?なんだぁそりゃ」


先生の言葉に対していつもの喧嘩口調で聞き返す岡本。


「使い魔召喚とは、自分の魔力の性質に合ったランクの魔物を出すことが出来る魔法だ。」


先生が説明するとウロヤクが突然席を立ちエミリを指さした。


「先生!!おっしゃったらどうです?魔力がゴミならばスライム程度の魔物しか出せない奴もいると!!」


あぁ!?脳みそ溶かして喰うぞゴラァ!?

テメェ、エミリをゴミだとか吐かしたなこの野郎!!

いーぜ!!テメェのゴミみてぇな自慢の使い魔ちゃんを喰ってやるよ!!


クラスは貴族のウロヤクに逆らうのが怖く、黙っている。

俺のクラスメイトはどうやらどういう状況かだいたい察したようだ。

どこの世界でもいじめと言うのは存在することに......


『エミリ、大丈夫か?』


「スライムさん、私は大丈夫だよ、でもスライムさんをバカにされたのは怒ってるかな」


『エミリは優しいな、でも俺は主をけなされるのが嫌いだ。だから後で少し仕返しするがいいか?』


「そういう事なら任せちゃおうかな♪」


ふっふっふ......

俺はもう許可を貰ったからな......

なぁに、大丈夫だ。

ウロヤクに絶望を与えてやるよ.....

お前はもう、溶けている。


あたたたたたたー、ほわっちゃー

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