表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋を……してもいいですか?  作者: 遥 かずら
付き合い初め
3/60

よく、分からない。

        よく、分からないのに?



 何の前触れも、何の予告も無く、拓斗たくとはわたしに告白をした――

 好きだから? それとも、付き合いたいから? それは恋と呼べるものなのかな……


「どうして?」


「いや、何となく」


 何となく、付き合うってこと? それが恋……?

 拓斗のこと、嫌いじゃない。好きでもない何となく、付き合っていいものなの?


「好き?」


「それは、これから分かることだろ。違わねえ?」


「最初から好き……だから付き合うんじゃないの? 教えてよ」


美月みづきだから。それが俺の答えな。お前は?」


 そんな答え、答えになってないじゃない……でも、ずるいよ。あなたの声、名前を呼ぶその言葉が……

 わたしを悩ませる――


 わたしと、カレはこの日、恋人となった――


 好きって、何? 教わる間もなく、恋を始めた。わたしと、彼と……この先のわたしに、教えて下さい。

 想うよりも先に、付き合うふたり。


 大人になるまでの間、その答えを求めて、わたしは彼と付き合う――

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ