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006 天使の講義3

「次に、武器ですね。竜童さんの要望の棍棒ですが、ここに4種類用意しましたがどれがいいですか?」

「ちょっと、持って試してみます」


 俺は、置いてある4個の棍棒を見た。一本目はアニメ等で、原始人等がよく振ってる木を持ち手の部分だけ削って先方が無茶苦茶太いやつだ、創造神の奴めなんて物を紛れ込ましてきやがって、これはない。

 二本目は、2Mは有りそうな細長い棒、真ん中を持って回すやつだ、イメージが違う、これもない。

 三本目は、木で出来た野球のバットを長く太くしたやつ、これよさそう。これを振って見たがいい感じだが、ちと軽いか。昔、木のバット振ったことあるがもっと重かった、今の身体は大分力が強い。

 四本目は、鉄で出来た三本目より少し長いやつ、これもよさそうだが少し重いな。振ってみた感じでは、今の身体でもすぐばてそうだ。段位が上がれば丁度よくなるかな。


『物品鑑定』


 【樫の木の棍棒】

 品質3

 樫の木で造られた棍棒(1M)


 【鉄製の棍棒】

 品質3

 鉄で造られた棍棒(1.2M)


 鑑定してみたが両方品質3だった。これからの成長を考えれば鉄製の方がいいが今はまだきついか?二つとも貰えないか聞いてみよう。


「この二本欲しいんだけど、いい」

「問題ないですよ。他の二本はいいですね」


「他は、要らないです、あと、長さや重さの単位って日本と一緒?」

「そうです。竜童さんの知識にあった通りですね。お金の単位も円ですが、硬貨が違いますし、価値も違うかな。それと、この硬貨は私たち天使の作品です。殆ど壊れませんね」

 と言って、円と硬貨の対比が書かれた紙を手渡してきた


10円 小鉄貨

100円鉄貨

1000円小銅貨

一万円銅貨

十万円小銀貨

百万円銀貨

一千万円小金貨

一億円金貨

十億円大金貨


「一円硬貨はないのか」

「一円は計算上は有りますが、硬貨が無いので、商店などでは、その場での切り上げや切り下げをしているようですね。一応の目安ですが、王都平民の平均月収20万円、王都平民街の宿屋一泊2000円〜2万円、平民街の一食が300円〜3000円ですね。この世界はどこでも同じ硬貨です」


「見本とかは」

「講習の終わりに銀貨まで各一枚渡します。小金貨以上はその時に見せます。後、偽造は神罰対象なのでまずないと思いますが、覚えておいてください」


 111万円は貰えるってことか。これだけ有れば数か月は問題ないみたいだな。


「他のアイテムはあるのか?」

「野営用のセットと、ヒールポーション1が二本、マジックポーション1が二本、ポイズンリフレッシュポーション1が1本、携帯食10個、水筒1個、解体ナイフ二本、タオル三枚、バスタオル二枚、皮のリックサック1個、採取用の麻袋10個、採取用スコップ1個、財布一個です。後、調理道具と残った食材を講義終了後に渡します」


「ポーション見せて、1って品質?」

「分かりました。ポーションは段位が1から5まで有ります。回復量が違ったりリフレッシュポーションなんかだと治せる段階のことで毒を受けた時も軽い毒だと1段階でドラゴンブレスの毒だと4段階のリフレッシュポーションが要ります」

 と言って、美香は3個のポーションを置いた。


「怖いな、やっぱりいるんだドラゴン。『物品鑑定』」


 【ヒールポーション1】

 品質2

 体力値を回復する、ポーションの1段階目

 回復値は、100


 【マジックポーション1】

 品質2

 魔力値を回復する、ポーションの1段階目

 回復値は、100


 【ポイズンリフレッシュポーション1】

 品質2

 毒を回復する、ポーションの一段階目

 回復は1段階の毒


「こういう風に出るのか、持久値の回復ポーションはないのか」

「一応有りますが、スタミナポーションというのが、今回用意はしてません。毒以外にも麻痺等も用意してません。何でも用意するのもどうかと創造神様から言われてます、それに光魔法の段位を上げればその辺りも大丈夫になります」


「しかし、結構な量だね。貰えるのはうれしいけど、野営セットとか嵩張って、全部持てないような気がするよ。技能欄になかったからアイテムボックスとか無いんでしょ」

「竜童さんにはアイテムボックスは有りませんが、魔法でスモールスペースというのが竜童さんも使えるので何とか入るかな。結構条件が、厳しいですが使える人でもお財布や貴重品入れるぐらいの広さしかないですが、竜童さんの知力なら入るはずです」


「広さが知力依存なんだ」

「スモールスペースは、三辺が(知力x2)ミリメートルの立方体になります。

この上位のミドルスペースが三辺が(知力x2)センチメートル、最上位のラージスペースは三辺が(知力x2)メートルになります」


「俺なら、950x2=1900MMってことは1.9Mの立方体か、結構広いな。これって中の時間停止するの?」

「はい、異空間を創ってますので、時間停止しますが、食べ物を出来立てで置くとかだと、棚とかを置いて、うまく納めないと分からなくなりますよ。異空間を出す所は、イメージ出来ますが、立方体の中は固定なので整理して置いて行かないとゴミ屋敷化しますよ」


「考えた物が手の中に出てくる分けではない」

「そうですね。魔法を使う時にうまくイメージできれば、すぐ取り出せますが、何処に何があるのかを知っていないと無理ですね。実際、最初の子は半分ゴミ屋敷化してましたよ」

 俺って、部屋散らかしまくりだったからな、整理整頓か。


「生きてる生物は入れない」

「そうですね、生きてる生物は無理ですね。例外的に術者本人は入れますが、相当魔力値を持っていかれますが、確か1秒で10ぐらいですかね。」

 一分いてたら600か。



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