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004 天使の講義1

 俺は、周りを見回したら、さっきの場所ではなくなんか木で出来た小屋の中に居た。


「ここは」

「さっき創造神様がお話ししていた小屋ですよ」

 と、手を繋いだままの美女が答えてくれた。


「えーと、貴方は」

「003天使です」


「003天使って」

「天使は、1000体います。管理するために000から999迄番号を付けています」


「え、他に名前ないのですか?」

「ありません」


「ないと不便でないですか?」

「番号があるので」


「ここにいる間だけでも何か名前を付けませんか?」

「うーん、どうなんでしょう。勝手にしていいのかな」

 天使か、天使といえばミカエルとかか、でもなんかそれも嫌だし短くしてミカか、いや漢字で美香かな。


「じゃ、こっちで勝手に付けたよ美香だよ」

 と言ってテーブルにあった水を指に付けてテーブルに美香と書いた。


「ということで美香さんこれからの予定を」

「え、美香で決定ですか。でも名前なんか初めてだからなんだかうれしいわ」

 と言って、美香は頬を赤らめていた。なんだか良いことをした用で気分がいい。


「美香さん、予定」

「はい、まずは、創造神様と被る説明があるかもしれませんがこの世界のことを説明したと思います」


「美香さん、そんなに丁寧な話し方でなくてもいいし、被っても全然いいっすよ」

「分かりました、竜童さんは前の二人と大分違いますね」

 前の二人か最初のと2回目の誰かを担当したのかな。


「そんなに違いますか?」

「ええ、凄く優しいというか、落ち着いていますね、前の二人はせっかちで、すぐに魔法の使い方を教えろ、魔物はどこにいるっていって少しレベル上がり2,3日で、こちらの話を殆ど聞かずに出ていきましたよ」

 なんて馬鹿なんでしょうか、情報の大事さが何もわかっていない。


「情報は大事、俺は最後まで聞くので、よろしく」

「わかりました、まずは、暦ですが、今は神歴995年3月1日8時35分20秒になります。私は天使なので今の時間とか、問題なく見れますが、基本普通の人は教会に行かないと分かりません。何処の教会にも、時計は有ります。私たち創造神様付きの天使が、作ったもので全ての教会の時計は正確です。ここまでは大丈夫ですか?」


「ええ大丈夫です」

「竜童さんの前世の世界と1秒は一緒で60秒で1分、60分で1時間、24時間で1日、10日で一週間、3週間で1月、12月で1年です。1年は360日で閏年などもなく丁度になるように創造神様がこの世界を作られました。曜日ですが10柱の女神様に合わせています。光闇時空無木火水風土という感じです。普通の休日は光の日です。今日は光の日です」

 綺麗に作ってるな、分かりやすい暦だね。


「町の一般人が時間を知る場合は教会に行き教会の時計を見るか、教会が鳴らす鐘を聞く形です。教会の鐘は4時から20時まで鳴ります。4時なら1回大きな音、6時なら大きな音の後に小さな音、8時なら2回大きな音、10時なら大きな音小さな音大きな音、12時は3回大きな音、14時なら大きな音小さな音小さな音大きな音、16時なら大きな音大きな音小さな音大きな音、20時は4回大きな音です。慣れるまでは分かりにくいと思いますが2時間ごとになるので大体の見当は付くと思います。」

 覚えられないが、常識みたいだから冒険者知識の方で見れるかな?


「個人で持てる時計の魔道具見たいなのはあるのか?」

「有りますよ、裕福な商人や貴族、ダンジョンで見つけた冒険者等ですね。今の所作れる人族は、いませんが、ダンジョンで希少ですが出ますので、高いですが買えます。大きさも色々で2Mx2Mx50CMとかのから10CMx10CMx10CMぐらいまで有ります」


「腕時計とかはないか」

「そうですね、そこまで小さいのはないですね。置物って感じですね。そこそこ重たいですし」


「ダンジョンか、どんな感じ」

「ダンジョンは、後の講義の予定でしたがさわりだけでも、竜童さんの読んできた小説の様に、魔物がいて罠が有り、宝箱が有ります、ダンジョンによって違いますが、一般的なのは、洞窟があって、下の階層に潜っていくタイプですね。5階層ごとに中ボスがいて、中ボスを倒すと、転移水晶があって、登録すれば洞窟最初の部屋にある転移水晶との行き来が何時でもできるようになります。後、最下層のボスがいて、ダンジョンコアが有ります。ダンジョンコアに触れると、パーティみんなで洞窟の外に排出され、ダンジョンコアと宝箱が目の前に現れます。一時的に結界に覆われていますので他に人は入れません。他のダンジョン攻略中の冒険者達も洞窟の外に排出されます。その後、ダンジョンが崩壊していきます。基本攻略後のダンジョンは入れなくなります」


「詳しいですね」

「そうですね、通常業務ですから。ダンジョンは創造神様の趣味ようなものですから、常時100個あるようになってまして、攻略されると、別の何処かに新しく創ったダンジョンを配置します。その維持管理は私たち創造神様付の天使が担当します」

 そうだった、この世界は創造神の遊戯盤だった。ダンジョンマスターは創造神か、やりたい放題だね。


「それって、みんな知ってるのかな」

「どうでしょうか?現地人に確認したことがないので、王国上層部とかギルド上層部は知ってると思うのですが、末端まではどうだろう。後で南国王都周辺冒険者知識で調べて見てください。」

 王国上層部にとっては、鉱山のようなものか、リスクはあるが色々な、資源が手に入るし、人族では作れない魔道具等も取れるか。



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