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転生龍の諸国漫遊記!  作者: バリ君
学園都市編
91/174

キャロリン達のサマーキャンプ・イン・亜空間 戦いは終わり……

http://ncode.syosetu.com/n9831dr/

↑に登場人物の設定などがあります。


第一次大浴場戦は終わり、キャロリン達は部屋でくつろいでいた。


「はぁ~……のぼせた~……思いがけない激戦だったねぇ……」


「そうですね……しかし流石はキャロ様ですね、予備の装備をお持ちだったとは、思いませんでした」


「くっそ~……あと一歩でえぐれたのに……」


[カチャカチャ]


「止めろチビ……これ以上は暴れたくない……」


「チビ言うな~……」


[カチャカチャ]


「? セイネさん、何をなさってるんですか?」


「ん~?ほら、ロッテンドライヤー女史が言ってたじゃん。

このテレビ?ってので面白い物語とかが観れるって」


「ああ、でも真っ暗なままですよ?」


「そうなんだよね、このリモコンってので選べるって言ってたんだけどなぁ?」


「変ですね?」


「あんた壊したんじゃ……」


「最初から動かなかったわよ!

変な事を言わないでよね!?」


「セイネちゃん、スイッチが入ってないんじゃない?」


「キャロちゃん、スイッチてこれでしょ?押してるんだけどな?」


「本体のスイッチが入ってないんじゃないですか?」


リティアがそう言うと、テレビ本体に近づきスイッチを押す。

すると軽い起動音と共に、画面に映像が映りだした。


「「「お~!」」」


「サンキュー、リティアちゃん!

これでこっちの魔道具でコントロールするのか」


「これは映画ですね、シリカ様達にユノガンド様達がはまっている」


「面白いですね……ドライト様に、もう何個か大使館に設置していただけるように、頼んでみますか?」


「良いですね、大使館のは常にユノガンド様達かシリカ様達が見てますからね……」


「ん~他になんかないかな?

ふぁ!?な、何これ!?」


「どうしたのよ……リ、リア様!?」


「あ!シリカ様も居ます!」


「こ、これってあの亜空間の映像ですか!?」


「サルファ様!サルファ様!!返事をして下さい!」


「リティア様、この魔道具は見るだけだったはずですから……」


「あ……でもなんであの亜空間の映像がここに……」


キャロリン達はかじりつく様にテレビを見ている、するとセイネが真っ先に気がついた。


「あ!み、皆これ!」


「「「……へ?」」」


セイネが指差した先、画面の右下に文字が書かれていた、その文字とは!




【ドライトTV スペシャル特番! 】




「皆……とりあえず観ようか……」


「「「そうだね……」」」


こうしてキャロリン達のサマーキャンプの夜は、更けていくのだった……




「入ってます」


「……なんかどっかで聞いた事の有る声だわね」


アンジュラが球体を叩いて聞こえてきた声に、シリカはプルプルと怒りに震えながら聞いた事の有る声だと言う。


「アンジェ、もう一回叩いてみなさいな?」


「……」


[コンコン]


「入ってますてば」


「や、野郎、姿が見えねえと思ったら、こんな所にいやがったのかよか……!」


「……開けてみる」


[カチ、ガチャン!]


「む!?入ってるって言ってるじゃないですか!失礼ですよ!」


[ガチャン!]


アンジュラが球体のスイッチを押すと、球体は2つに割れて、中から小さくなったドライトが出てきた!

が、ドライトがまた閉めてしまった。


「引っ張り出しましょう」


「エルナルナ姉様、爆破した方が早いんじゃない?」


「なんでも良いから、痛い目にあわせましょうよ!」


「さんざんな目にあったからね……ユノガンド様がw」


「それは笑えたわ!」


「笑えてではたまらんのじゃ!おぬしら本気でわらわを怒らせたいのかの!?」


「「「げ!?もう復活しやがった!?」」」


「おぬしら~!?」


「ちょ!切りかかって来ないでください!?」


「物理的な罰を受けるのじゃ!」


エルナルナ達は復活したユノガンドに、ライトソードで切りかかられて散り散りに逃げていく。


「ぬぁ!?お、おぬしらバラバラに逃げるな!ぬぁー!待て、待たぬか!」


エルナルナ達は息の合ったタイミングで散り散りに逃げる。


そのために標的を絞り損ねたユノガンドは、エルナルナ達に逃げられて怒り心頭で追いかけて行ってしまったのだった!


「……あいつらはほっときましょう。

それよりドライト、あなた出てきなさいな?」


「旦那様、直ぐに出てきて説明してくださいな?」


「ダーリン?今なら1発殴るだけで勘弁してやるぜ?」


「……夫、直ぐに出てきて……私もこのゲームが……出来る様にしなさい!」


「なんか皆怒ってますけど、何してるんですかね?」


「この球の中に誰かが入ってるらしいです、お兄様」


「お兄様、こっちにも誰か入ってるんでしょうか?」


「開けてみますか?」


「オープン~誰か入ってました~!」


「納豆とひきわり納豆は栄養が違うんですよ?」


「「「ドライト大将だ!」」」


なんと710巻きの球体には、ドライト大将が入っていた!




「ドライデカ7830はお兄様が」


「ドライデカ710巻きにはドライト大将が入ってたんですね!」


「それでお互いに別々の部隊を指揮してたんですね」


「なるほど~、だからロボット部隊は~2つ別れて別行動してたんですね~!」


「そうなんですよ!

じゃあ謎の1つも解けましたし、私達はお暇しますか?」


「そうですね、シリカ様達はお忙しそうですから……」


そうドライトとドライト大将が言うと、ステラがドライトを、ルチルがドライト大将を抱っこしてソロソロとシリカ達から離れる。


「開かないわね?」


「中で旦那様が押さえているんじゃないですか?」


「シリカの姉御、そっち押さえてて?

フンヌウゥゥ!?……あ、開かねえ!」


「……夫……今すぐ開ける……開けないと、チエナルナ特製禿げ薬を……注ぎ込む!……あ!?」


「アンジェ、どうしたのよ?……ああ!?」


「シリカ姉様?……だ、旦那様!?」


「ってか囲まれてるな!」


「……短距離転移……ずるい!」


シリカ達が球体に集中している間に中から逃げ出したドライトは、ステラとルチル達と合流して、何時の間にかシリカ達を包囲していたのだった!


「降伏するのです!」


そしてドライトの声と同時に全部隊が一斉に、武器をシリカ達に向けるのだった。




「ちょっとあなた!それは卑怯でしょ!?」


「短距離転移はズルいですわ!」


「とりあえず何発か殴らせろ!」


「……私にもダブル・ライトソード……ちょうだい?」


天使族に竜人族の面々は武器を捨てて、手を上げているがシリカ達はズンズン歩いてドライトの目も前まで行くと、文句を言っている。


「何を言っているのです!

技を使うのに何の問題が有るのですか!

リアは負けたからと言って暴力に走らないで下さい!

あとアンジェはこれで良いですか?調整してませんが」


「あなた!龍としての力を使って良いなら、最初から言いなさいな!」


「そうですわ!それならさっさと殲滅できたのですわ!」


「罰として言わなかったのですよ!

シリカは母様に言われてるハズです!もう私の宝物庫を漁らない様にと!

あとサルファは何を言っているんですか、ドライトルーパーもロボットも天使達と竜人達に合わせてレベルを落としているんですからね?

何にしろ武器を捨てるのですよ!あ、アンジェはあげたんですから亜空間にしまっとくのです!」


シリカ達はドライトに武器を取り上げられてしまう。


そんな中で天使達と竜人達は驚きの表情で、シリカ達とドライトを見つめるのだった。


「あ、あの、ドライト様はシリカ様達を呼び捨てにしてるんですか?」


「母様にお嫁さんを姉さん呼ばわりはおかしいと、言われたのです……

何にしろ、早く降伏するのですよ!?」


「あなた?何を焦っているのですか?」


「あのアホ共が本気で散り散りに逃げてるのです。

もうこのフィールドの予約は入っているので、早急に捕獲して追い出さなきゃなのですよ!」


ドライトがそう言うと、ドライトルーパーや再起動したドライデカがユノガンドとエルナルナ達の捕獲のために向かい始める。


「ダーリン、予約ってなんだ?」


「ここでの戦闘はドライトTVで流してたのです!

そのおかげで予約が殺到してますよ!」


「……つまり……また夫が儲けた」


「ウハウハです!

第2、第3のフィールドも用意しますよ!?」




「おー良いじゃないの!何%か利益ちょうだい!」


メルクルナがドライトルーパー達の間から這い出ながら言ってくる。


「……メルクルナさん、ユノガンド様から逃げたんじゃ?」


「? 私は最初から逃げてないわよ?

だってエルナルナ姉達が囮になってくれるって信じてたし!」


「要するにエルナルナ達を生け贄に、自分だけ助かったのね……」


「相変わらずチャッカリしてますわね……」


「ん!?誰かこっちに来るな?」


「……チエナルナに……マリルルナ……?」


「そうですね、上手くユノガンド様を撒いて、逃げてきたみたいです」


ドライトがそう言うと同時に、通路の向こうから2人が爆走してやって来た。


「ヒーヒー!ユ、ユノガンド様は!?」


「あ、メルクルナ姉様だ!」


2人はユノガンドが居ないか警戒しながらやって来たが、メルクルナが居るのに気がつくと、嬉しそうに駆け寄ってきた。


「無事だったのね!

もーユノガンド様ったら、しつこいのなんの!」


「何度か追い付かれそうになったよね!」


「エルナルナ姉とメリルルナ姉が、わざと姿を見せて混乱させてなかったら、ヤバかったわ」


「本当にユノガンド様も、この執念を仕事にも回してくれれば良いのに……」


「まぁまぁ、何にしろ無事だったんだから良いじゃない」


メルクルナがそう言うと、マリルルナとチエナルナは「「それもそうか」」っと嬉しそうにしている。




「偉そうにしてますけど、メルクルナさんはここに隠れてただけですよ?」


「バラさないで!?」


「何にしろ、エルナルナさんとメリルルナさんも、戻ってくるようですよ?

……あ!?」


「ドライトさん、いきなりどうしたのよ?」


「ユノガンド様と鉢合わせましたね、戦闘……は終わりました」


「「「ええ!?」」」


「こっちに来ますね、エルナルナさんとメリルルナさんは殺られたようです」


「な!?エルナルナ姉さんとメリルルナ姉さんが!?」


「くっそ~、あの禿げ幼女め!ぶっ殺してやる!」


「総員戦闘配置!ロリババアを殺るわよ!?」


メルクルナ達は怒りに燃えて宣言するが、天使族も竜人族も動かなかった。


いや、動けなかった!


何故かと言うと……ドライトルーパー達に拘束されていたからだ!


「ちょ、ちょっとドライトさん!せめて天使族の拘束だけでも解いてよ!」


「そーよそーよ!

エルナルナ姉とメリルルナ姉の仇を討つんだから!」


「ま、まじで早くして!

あ……来る来る来る!来やがった!?」


チエナルナは焦っていたがドライトルーパー達が拘束を解くことは無かった。


そしてそこにエルナルナとメリルルナを引きずったユノガンドが現れると、慌ててドライトの後ろに隠れるが、ドライトはパタパタと飛んでステラとルチル間に飛んで行ってしまった。


「この件はあなた達の問題ですからね?

あなた達で解決するべきでしょう」


「……ふん!ドライトはよう分かっとるのう?本気のわらわには御主とて勝てぬとのぅ?

それよりそこな3人、はよう前に出てこぬか!」


ユノガンドに呼ばれ、ドライトには庇って貰えないので、3人はしぶしぶ前に出る。




「抜けい!

おぬし等が例え束に……10人以下でわらわに挑もうとも、わらわには勝てぬと思い知るのじゃ!」


ユノガンドが微妙に、メルクルナクラスが10人以上集まったらヤバイと暴露しながらながら、ライトソードを抜くとメルクルナ達3人もライトソードを抜く。


「ゆくぞ!」


そしてユノガンドが気合いと共にメルクルナ達に向かって走り出すと。


「てえいぃぃ!」


「ハアァァ!」


エルナルナとメリルルナが復活して斬りかかった!


「ぬぁ!?

お、おぬし等生きておったか!?」


「勝手に殺さないでください!

それに、これでもユノガンド様の眷族ですからね?死んだフリは得意なんです!」


「シリカさん!手伝ってくださいよ!

あの我が儘神を矯正するのお!」


そう言われたシリカ達だがあきれて動こうとはしなかった。

そんな中でメルクルナ達3人はユノガンドに向かって行く。


「今よ!エルナルナ姉とメリルルナ姉に続くのよ!?」


「おおお!今まで隠してた、対ユノガンド様用の力を解放するわ!」


「ユノガンド様?

ドライトさんの作った超強力禿げ薬を、ドサクサで使っても良いですか?」


「お、おぬし等!

何処にそんな力を隠しとったんじゃ!?

あとチエナルナよ、それは本気で止めるのじゃ!?」


ライトソードを構えたエルナルナ達4人と、ショッキングピンクの液体の入った注射器を構えたチエナルナとにらみ合うユノガンドは、力が拮抗しているようでなかなか動かなかった。


そこにドライトが声をかける。


「どうでもいいですけど、早くしてくださいよ?

原始の神様から予約が入っているんですからね?

あと、ユノガンド様、そのライトソードを使うんですか?気お付けて下さいね?」


「ええい!?他のアホ共なんぞほうっておけ!

それにこのライトソードがどうし……ぬぁ?」


ドライトに言われてユノガンドがライトソードを見ると……またも、ライトソードの片方には導火線が着いていて、バチバチと火花をあげていたのだった!


[ドッカーン!]


再度吹き飛ぶユノガンド、それを見ていたエルナルナ達は、


「チャンスよ!かかれ!」


っと、一斉に襲いかかる!


だが―――


「ぬありゃあぁぁぁ!」


[バキッ!ドカゴン!]


「「「キャアァァァ!?」」」


「こ、こいつ耐えやがった!?」


「み、皆!?」


なんとユノガンドは吹き飛んだが気絶せずに、着地するとエルナルナ達をライトソードで殴り飛ばした!


チャッカリと1歩引いていたメルクルナと、注射器を構えて隙をうかがっていたチエナルナだけが難を逃れて、驚き見ていた。


「ハアハアハア!

ふん!残るはおぬし等だけ……チエナルナよ!その手に有る注射器は捨てるのじゃ!?」


エルナルナにメリルルナ、マリルルナがやられてしまったために、メルクルナはライトソードを構えて相対する。


ユノガンドはそんなメルクルナの影に隠れて、注射器を構えるチエナルナを警戒してにらみ合いになるが、そこに走り込んできた小さな影があった!




「2人共、降伏するのじゃ!?」


「チェストオォォォ!」


「のわあぁぁぁ!?」


影に気づかずにメルクルナとチエナルナに近づいたユノガンドだったが、その影、ドライトが突然襲いかかってきたために慌てて飛び退く!


「デブ龍!助けて[ゴン!]ぎゃあ!?」


「メ、メルクルナ姉様!?貴様な[バキッ!]禿げ薬万歳!」


ドライトは無言でメルクルナとチエナルナをダブル・ライトソードで殴って気絶させてしまう。


「……わらわの味方をすると言う訳では、なさそうじゃのぅ?」


「……さっきから何度も言ってますが、お客様がお待ちなのですよ!

さっさと出ていくのです!」


「ええい!?せめておぬしの弱点を知るまで帰れんわい!

追い出したいなら、力ずくで来るのじゃ!」


「え!?良いんですか?なら力ずくで強制退場してもらいます!

退場~!」


[ドドドドド……!]


「ん?……ぎゃあぁぁぉ!?」


ドライトが退場っと叫んだとたんに、ドライトルーパーの大軍が姿を表しユノガンドに殺到して、ユノガンドを踏み潰してしまったのだった!


「さぁさぁ!次の対戦が始まりますよ!?

キャロ達も待っていますから、ホテルの方に行きましょう!」


ドライトがそう言うと、転移陣が多数表れるそこにドライトルーパー達が天使族と竜人族を追いたてて行く。


「シリカ達も行きますよ?」


「負けたか……」


「旦那様、もう一戦したいのですが……」


「納得いかねぇよなぁ……」


「……予約入れて?」


「仕方ありませんね……予約を入れましたよ?来週の予定ですから、それまで我慢して下さい」


「「次は最初から参戦するの!」」


「ドライト様、今度はどうチーム分けしますか?」


「楽しみですねぇ~」


「何にしろ、この後はパーティーですよ!

キャロ達も泊まってるホテルですから、そこで合流するのです!」


こうしてドライト達も転移陣に入り込み、激戦の続いた要塞を後にしたのだった。




「……って事は……ドライト様が帰ってこられる!?」


「い、急いでお出迎えしないとです!」


「アンジェ様のお風呂の支度しなきゃ!」


「リア様もよ!お髪をすくブラシは……そ、その前にバスタオルは何処!?」


「セイネちゃん、アレナムちゃん!先にお茶の準備しなくちゃですわ!

サルファ様のお気に入りの茶葉は何処に!?」


「シリカ様のお着替えも用意しなきゃだ!い、急がなきゃ!」


キャロリン達は慌ててバタバタし始める、そこにロッテンドライヤー女史が部屋の中に入っきた。


「何してるざますか……お迎えは必要ないざますわよ?」


「で、でも女史、ドライト様が……」


「どうせ今日は宴会になるざますわよ?

ですからあなた達は今日はゆっくりと休むざます!」


そうロッテンドライヤー女史にさとされて、キャロリン達はシブシブとベッドに入り眠りにつくのだった。


「お休みざます……ヒャハー!酒池肉林ざますわ!」


不安になるロッテンドライヤーの声を聞きながら……

お読みいただきありがとうございました。


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