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転生龍の諸国漫遊記!  作者: バリ君
子龍編
51/174

アレクス観光 盗品市編

艦これ 2017年春イベント ひさしぶりに甲で攻略できました。

イベント艦も全艦種ゲットできました、ありがとうございました!


……またちまちま投稿し始めたいと思います。


ふぅ、なんとか誤魔化せたな……


【ドライト様、キャロリン様に気づかれない様にドライト軍団を使って、ある程度は片付けました】


ならもう行っても大丈夫か?


【はい……ただ、完全に排除した訳ではないのでご注意してください】


やはり完全には無理か……魔窟の場所の把握は済んでるのか?


【いえ……我等の力をもってしても探索は難しく、捜索は難航しています】


反応がかなり薄いからな……やっぱ、人海戦術でしらみ潰しに探すしかないか……




「ドライト様、どうかなさったのですか?」


「キャロ!そろそろ闇市ですよ!気を抜かずに珍しい物を探すのです!」


「は、はい!ドライト様!」


ドライト達一行はスラムに入り込んでいた、ここでもスラムに住んでいた事の有るセイネが案内して広場に向かっていたのだった。


「ドライト様、この路地を曲がった先に闇市をしている広場の一つがあります」


「おお!楽しみですよ!闇市は掘り出し物が結構ありますからね!

あ、セイネはこっちに来てるですよ?そうそうアンジェ姉さんから離れないように!」


「……離れちゃダメ」


「はい!ドライト様!アンジュラ様!」


「セイネ……アンジェって呼んで?」


「は、はい、アンジェ様!」


「……むふぅ~!」


なんて事を話ながら路地を曲がり進むと、小さな広場が見えてきた。

広場には簡素な布で屋根が造られ木の板が敷かれただけの露店が10数有り、客はそれなりの数が居た。


「……市と聞いていましたけど、こじんまりした市ですね?」


「キャロちゃん、アレクスの市と言ったらやっぱり朝市ですから……この時間だとこんなものじゃないですか?」


「アレナム、闇市と朝市は全然違うものだから、闇市はここと同じ位の小さな広場を何ヵ所も使ってやってるのよ」


「そうなのセイネ?効率的じゃないわね……お父様、政務官を派遣して統合整備した方が良いのではないですか?」


アレナムはそう父のルドラニアに言うとマクルイエ都市長は微妙な顔をして、キャロやセイネは「お~、流石はアレナムちゃん!」や「やっぱ、賢いから言う事が違うわ!」などと褒めている。


「い、いえ、あので「気に入った!」リア姉!?」


「アレナム!あんた真っ直ぐな性格だし、戦う時はメイスやおのれの拳で真っ正面から戦う!

それでいて頭も良い!私が祝福をやるに相応しい子だよ!」


「いや、リア姉!ちょっと待つ「それぃ、付与!」あああ!?」


「ドライト、ある意味アレナムちゃんには、リアが祝福あげるのが似た者同士で良いと思うわ」


「そうですわね……さっきも何かの名物料理を食べてもらいたいって兵士と一緒に食材をかかえて走って来ましたけど……」


「あそこで作って食べるより……帰って食べた方が良いと思う……つまりアホ……」


「そうですね、直情的なところとか少し抜けてるところはそっくりですし……」


そう言いながら、皆でカーネリアとアレナムにキャロとセイネ達を見ると。


「わ、私にも龍様の祝福が……キャロちゃん!セイネ!お、おそろいです!」


「わ、私、お友達とおそろいは初めてです!」


「私も初めてだよ!

記念におそろいのネックレスとか買おうか!?」


「なら、ドラ公に用意させれば良いな!

ドライト!記念日なんだから何かおそろいの良い物くれてやってくれ!」


「分かりました、何か適当に見繕っておきますよ……」


「頼むぜドラ公!」


「何にしろアレナム、闇市は施政の範囲外なので、政務官を派遣しても無駄なのですよ」


「そうなのですか?」


「ドラ公、お前嘘言ってたら怒るぞ?」


「……アレナムは都市長の娘でお嬢様ですから、知らないのは分かりますが……リア姉は龍として知らないとなると問題ですよ?」


「リア、あなた勉強サボったでしょ?」


「な、なんだよ?

闇市って闇鍋の仲間みたいなもんだろ?」


「リア、勉強のし直しですわね?」


「サ、サルファ姉!?」


「サルファ姉、今は離れるとまずいので後でにしてください」


「……仕方がありませんわね」


「た、助かった……」


「いやリア姉、後回しにしただけですからね?後でステラとルチルと一緒にお勉強ですよ?」


「ちくしょー!」




などと話しているうちに闇市の中心部、水の枯れた噴水まで来るとドライトはキャロリンの頭から飛んで離れ、崩れた像の一番高い場所に着陸すると周りを見回してキャロリン達に説明を始めた。


「いいですか?この闇市が何故施政者などの公権力から離れて行われてるのか……

それは単純に違法行為のオンパレードだからです!」


「「「え!?」」」


「リア、あんたやっぱり分かってなかったのね……」


「リアさん、昔より頭が悪く……」


「……バーカ!」


「ア、アンジェ、てめぇ!」


カーネリアに睨まれたアンジュラが逃げ出そうとして、カーネリアも追いかけようとしたとたん、ドライトが凄まじい威圧を込めて怒鳴った。


「リア姉!アンジェ姉さん!祝福者から離れようとするとは何事ですか!!」


「「!」」


「わ、わりいアレナム!心細かっただろ?」


「……セイネ……ご免なさい!」


「カーネリア様!頭をおあげください!」


「アンジェ様!私ごときに頭を下げないでください!」


「いや、はしゃぎ過ぎたわ、リアで良いよ……」


「うん……反省……」


「分かってくれれば良いのです!」




「あの、ドライト様?ここはそんなに危険なのですか?」


「スラムですから、何が起こるかわからないのですよ……

お金や小物狙いのコソドロでも短刀やナイフを持ってる事がありますからね!」


「ですが私も王族として戦闘訓練は受けておりますので、そこまで心配してもらわなくても……」


「……キャロがかすり傷でも怪我をしたら、ブレスでアレクスを吹き飛しますが良いですか?」


「ドライト様!どうか私をお守りください!」


「もちろんですよ!キャロの安全は私に任せてください!」


「あははは、キャロちゃん、お願いだから怪我しないでね?」


「キャロは大変ね、私達は気楽だけど……」


「ん?セイネ、なに言ってるんですか?」


「え……?だって私達はドライト様の祝福を受けてませんから……」


「ええ、だから私達はたとえ怪我をしても先頭に立ってキャロちゃんを……皆様を守りますよ!」


「やっぱり、アレナムも良い子なんですよね……まぁ、2人は後ろを見てみることですね!」


「「後ろ(ですか)?」」


セイネとアレナムが後ろを見ると真っ青になった、カーネリアとアンジュラが居た。


「セイネが……怪我をする……?何かの冗談……?」


「は!?なんかの冗談だよな?アレナムが怪我?ははは……」


カーネリアもアンジュラも真っ青になりながらも、怪我をした2人を想像しているのか凄まじいほどの力を放出しはじめている。

そんな2人を見てセイネとアレナムは、


「「リア様、アンジェ様、私達をお守りください!」」


「任せとけ!アレナムは私が守る!」


「……セイネ!……私から絶対……離れちゃダメ!」


「セイネとアレナムが怪我してもアレクスは吹き飛びますね……誰が吹き飛ばすか賭けてみますか?」


「「「お止めください!」」」




「とにかく話を戻すとして、闇市と言うのは違法な物や盗品を売り買いするので、統治者側にすれば取り締まる対象なのですよ」


「な、成る程、勉強不足でしたわ……」


「まぁ、お嬢様のアレナムは来た事無いだろうし、回りの人も教えてないよね」


「ドライト様、ではこの市も盗品などが売られているのですか?」


そうキャロが言うとドライトは周りを再度見直して、キャロ達に向き直り大きな声で伝える。


「盗品7割、詐欺2割、残りが違法金利で奪った物ですね!」


その声は広場に、闇市に響いた。

周りの人々はギョっとした目でドライト達を見ると目を細め、中には唸り声をあげ威嚇する物までいた。


「ド、ドライト様、ハッキリ言うのは……!」


セイネが慌ててドライトを諫めようとしたが、その前に数人の男に囲まれてしまった。


「おいおいおい!そこの色男さんよ!言いにくい事をずいぶんハッキリと言ってくれたな!」


強面の男を2人連れたスキンヘッドの男が、そうアンディ王太子に言ってくる、どうやら竜に偽装しているドライトの発言とは思わずにアンディ王太子の言葉だと勘違いしているようだ。


男達は周りを囲むと、ティナやセアースにシスター達を見て下卑た顔をしながら言ってきた。


「お?良い女共が居るじゃねぇか!1匹エルフが居るが、まぁ良い……

おい、小僧!その女共を置いていけば見逃してやる!失せろ!」


そう怒鳴り付けられたアンディ王太子は、能面の様に表情を消して立ち尽くしている。


それを恐怖で立ち尽くしていると、勘違いした男達はゲラゲラ笑いながらアンディ王太子達の後ろを見る、そこにはディアンとセレナにシリカ達とそれに守られるようにキャロ達とステラとルチルが居た。


「お……な、なんだ!?えらい上玉が居るじゃねぇか!へへ……お前の相手は俺がしてやる……

そっちのガキ達も高値で売れるぜ、世の中には小さな子じゃないとダメだってのも居るからな」


そんな事を言いながらスキンヘッドは2人の男を連れて前に出てきた、皆が身構えると同時に[ドカ!]っと言う音がしてスキンヘッド達3人が消える。

そして、いつの間にかドライトが皆の前に居た、手には5mはありそうな長い棒を持って。




「ド、ドライト様!?」


キャロリンやセイネにアレナムが驚愕の表情でドライトを見ている、なぜならスキンヘッド達を消した……吹き飛ばしたのはドライトだからだ。


そして、吹き飛ばされたスキンヘッド達は、1人を除いて死んでいた。

殴り飛ばされてか、壁に激突してかは判らないがスキンヘッドは首や手足があらぬ方向に曲がり、強面の1人は頭が無くなっている。


キャロリン達は声を無くして驚いていたがキャロリンやセイネにアレナムとは違いアンディ王太子達は別の意味で驚いていた。

強面の1人が生き残っていたからだ、腹から大量の血や内臓をまき散らし、明らかに即死しておかしくないのにドライトに向かって「て、てめぇ!よくもやりやがったな!」っと叫んでいる。

それを見たドライトは一瞬目を光らせると、素早く男に近づき頭を棒で叩き割り、死んだのを確認すると元の噴水まで戻ってきて、また像に着陸したのだった。


キャロリンは死んだ男達とドライトを交互に見比べながらつぶやく……


「……え?ド、ドライト様?」


「ちょっとスキンヘッドは惜しかったですけど、ああいうのは早めに始末しといた方が良いのですよ!」


「な、何故、この様な……ドライト様!」


「殺人、強盗、強姦、窃盗、放火、詐欺……犯罪らしい犯罪をほぼやり尽くしていますねこいつ等は、スキンヘッドは後2人善良で無関係な人間を殺していたら1000人到達で、グレート・スプリー・キラーの称号を獲得して種族が殺人鬼に進化していましたね……レアですからちょっと惜しかったです」


そうドライトが言ったので、アンディ王太子達はドライトがいきなり何も言わずに殴り殺した事に納得したが、キャロリンはドライトに詰め寄った。


「ドライト様!……例えその様な者でも、逮捕して罪を「キャロ黙れ!」ア、アンディお兄様!」


「キャロの優しさは素晴らしいものだとは思う、だが、それを他者に押し付けるのは問題だと前にも言っただろう!?

それにドライト様は龍の眼で鑑定してから罰している……それにドライト様が言うにはそこのスキンヘッドは998人も殺している、その様な者を一時でも長く生かしておくべきではないのだ!

それよりもドライト様、私達が気になったのは最後の頭を砕いた男です、何故あの者は生きていたのですか?明らかに異常です!」


アンディ王太子はそう言ってキャロリンを叱ると、


「……はい、すいませんでしたドライト様」


そうドライトに向かい謝り、うつむいて静かに泣き始めてしまった。


「キャロはまだ納得していないようですがこれも社会見学ですよ?

だからキャロ達にはまだ早いと思って、連れてきたくなかったんですが……

あと、アンディ王太子さん、最後の男は……」


ドライトは言葉を濁しながらキャロリン達をチラチラ見ている、セイネとアレナムがキャロリンを慰めて声をかけていたが、視線に気がついたキャロリンは顔を上げると、


「……ついてきたいと言って無理矢理ついて来たのは私です、覚悟は決めました、なんでもお話しください!」


そう言ったのでドライトは仕方がなさそうにうなづくと、


「説明する前に一仕事ですよ!ガオン!」


ドライトが吠えると、スラム街のあちらこちらにドライトの映像が浮かび上がる、そしてドライトがスラム街の住人達やアレクスの衛兵隊などすべての者達に語りかけた。




『どうも!ドライトさんですよ!皆さんは先日のアレクス占領戦で私の事はご存知かと思いますが……何にしろ私達は今、アレクスの観光をしています!

そして今はアレクスのスラム街の闇市観光の真っ最中なんですよ!

分かっていると思いますが私達に変な事しようとしたら……あちらの方々に様になっていただきますので、その覚悟が有るならドシドシかかってきてください!

ああ、あと犯罪者の方々は逃げるのは良いですが、結界が貼って有るのでスラムからは出られませんので!

スラムに住んでいる普通の方々は結界を自由に抜けれますので、五月蠅いのが嫌な方は一時的にスラムの外に出ている事をお勧めします!それでは!


追伸:この映像は5秒後に亜空間の出入り口に変わって、ドライト軍団がめっさ飛び出しま……ああ、時間切れですよ!?』


そうドライトが言い終わると同時に映像が切れて、亜空間の出入り口になりドライト軍団が飛び出してきた。


「ウヒョーイ!」


「突撃ですよ!狙いは犯罪者達と珍しい物です!」


「一般人の方に迷惑をかけると減点だそうです!気おつけましょう!」


などと叫びながら、めっさ亜空間の出入り口から飛び出してくる、ドライト達の近くにも出入り口が開くとドライト軍団が飛び出してきた。


「呼ばれて飛び出てドライト軍団ですよ!?」


「ワホーイ!」


「あ!メルクルナさんを発見です!」


「隊長!ドサクサ紛れにメルクルナさんに噛みついても良いですか?」


「へ!?」


「許可しますよ!」


「な!?」


「「「突撃〜!」」」


「く、来るなー!」


慌ててメルクルナは逃げ出し、ドライト軍団の1部隊がメルクルナを追いかけて去って行ってしまった……


「去って行った、じゃないでしょう!?ちゃんとなさい!」




セレナに怒られてしまったドライトはメルクルナを追撃していた部隊を、通常の警戒態勢に戻してメルクルナを呼び戻すと、ゼィゼィ言いながらメルクルナは戻って来た。


「こ、このデブ龍!なんて事するのよ!」


「……食べ物の恨みは恐ろしいのですよ!」


「ドライト、朝市で良い物をメルクルナに食べられたの、まだ恨んでたの?」


「まぁ、確かにサザエでも海老でも、一番良い物をメルクルナさんに食べ尽くされていたのは、私もイラっときましたが……」


「うーん……アホだな!どっちもアホだ!」


「ドラちゃんが正しい……メルクルナは残飯でも食べているべき……!」


「ドライトもシリカ達もいい加減になさいな、アンディさん達がドライトに説明してもらうのを待っているわよ?キャロちゃんにセイネちゃん、アレナムちゃんも!」


「ああ、すいません!今教えますよ!……リア姉もアンジェ姉さんも押さないでください!ちゃんと2人にも説明しますから!」


「ほら、セイネもアレナムも最前列で聞いとけ!ちゃんと勉強するんだぜ!」


「……そう……リア姉みたくならない様に!」


「ア、アンジェ、てめぇ……!」


「ほら!リア!あなたも最前列で聞く!」


「シ、シリカの姉御まで!?」


「自業自得ですわね」


キャロ達3人とリア姉が最前列に来たのを確認してドライトは説明をし始めた。


「最初にアンディ王太子さん達の勘違いを修正しますかね」


「勘違いですか?」


「ええ、アンディ王太子さんは先程は998人も殺していると言いましたが、単純な殺人の人数だと5千ちょいですね、998人と言うのは敵対していた組織の人間とか犯罪者は抜いた数ですね。

単純にふっと殺したい感情に囚われて殺した、そこら辺に居た善良な人々の数です。

それが1000人に到達すると先程も言いましたが、グレート・スプリー・キラーの称号を獲得して、種族が殺人鬼に進化するんですよ!レアな種族ですよ?復活させてみますか!?」


「「「お止めください!」」」


流石に詳しい説明を聞いてアンディ王太子達だけではなく、キャロリン達3人娘も止めた。


「そうですね、流石にクズを復活させるのに使う労力はもったいないですからね……

後は何でしたっけ?もう無い?では観光の続きをしましょう!」


「ドライト様、あの異様な男性の話を聞いていません」


「……アレナムは記憶力も良いですね、ですが、空気を呼んで聞かない方が良い事も有るんですよ?」


ドライトがそう言いながら睨もうとしたら、カーネリアが視界を塞いでドライトにアイアンクローを極めた。


「ドラ公、お前アレナムを威圧しようとした?」


「あだだだだ!リ、リア姉の気のせいですよ!説明続けますよ!」


「ほら、リア、放してあげなさいな!

先程の男の事は私も気になっていたのですわ……“眼”で見てもただの犯罪者だったのですのにあの状態で生き残れるのは異常ですからね」


サルファに促されて、カーネリアはドライトの顔から手を放そうとしたが、その段階でドライトはのん気に茶をすすっていた、力を緩めていないので痛いと言っていたがたいして効いていないのが分かったが、サルファに「早くお放しなさい!」っと言われて渋々ドライトから手を放した。


「ズズズ……それで、本当に何でしたっけ?……ああ!あの男の事でしたね!

あいつはですね……魔薬を使っていたので痛覚が無くなっていたので死ななかったのですよ!

まぁ、出血多量で直ぐにお亡くなりになるはずだったんですが、キャロの教育に悪いので始末したのです!」


「……麻薬ですか?」


「アンディ王太子さん、違いますよ?……マクルイエ都市長、もしかしてあの薬がただの麻薬だと思って放置していたのですか?

ちゃんと鑑定するなりして、しっかりと調べないからこんな事になっているのですよ!管理ミスですからね!しっかりしてもらわないと困りますよ!

……よく考えたら私達は特に困りませんでした、別にアレクスがどうなっても良かったんですから、ほっとけば良かったですかね?」


「ドライト、リアとアンジェが睨んでるわよ?あと、キャロちゃん達も……」


「じょ、冗談ですよ!ちゃんとセイネとアレナムの事も考えていますから!そんなに睨まないでください!」


「ド、ドライト様、麻薬は我等アサセルム同盟では重犯罪です、それを父が見逃していたと言うのですか……!?」


「いえ、見逃していたと言うより優先順位が低かったのですよ?

マクルイエ都市長達はアレクスの城壁の増築やその他の事を優先的に進めようとしていたみたいですね……

その結果、麻薬が蔓延してしまい魔薬まで出回ってしまったのですが……」


「ド、ドライト様、麻薬対策はし始めていたのですが……それよりも魔薬とは何なのでしょうか?」


「……へ?……魔薬は魔薬ですよ?

皆さんご存知ですよね?……アンディ王太子さん?」


「不勉強で申し訳ありません……私も聞いた事が有りません」


「……な、なんて事ですか!皆さん知らないのですか!?これは大問題ですよ!あなた方は為政者としての責任感や誇りが無いのですか!?

キャ、キャロやセイネにアレナム、メルクルナさんも黙ってないで何とか言ってください!」


そう言われてキャロ達は困ったように顔を見合していたが、メルクルナがドライトに逆に聞いてきた。


「ドライトさん、私も知らないんだけど?何時頃から出回っているの?それって」


「……メ、メルクルナさんまで……魔薬が世界に出回り始めたのは……もう7日も前からですよ!しっかりしてください!」


「「「そんなの分かるか!」」」


結局ドライトは龍珠のリュージュが常時、世界の管理維持システムを監視していてそこからの情報だと話した、セレナにも流石に他の者達には無理だと怒って、1から説明する様にドライトに言った、メルクルナに関しては自分で感知していなくても天使達からの報告が上がっているはずだとチクって、セレナにドライトと一緒に怒られるのだった。




「も、もうお昼ですね……スラムでも美味しい食堂が有ると聞いているんですが、セイネは知っていますか?」


「ドライト様、それなら海猫の肉球亭だと思います、凄く美味しいくてお値段も安いんですよ!すぐ近くです!」


「そこでお昼を食べながら説明しますか……ああ、お昼代ぐらいは私が出しますよ!

ちゃんと宝石とか金とか銀とか色々代金になる物を用意しましたから安心してください!」


「「ごはん〜!」」


「ドライトさん何種類頼んで良いの?いくらでも良いですって!?

ウホォ〜!食べるわよ〜!」


「メルクルナ、朝にあんなに食べたのにまだ食べれるの?」


「メルクルナさんって、やっぱり野槌の化身とか野槌の管理神とかなのかしら?」


「まぁ、何にしろ早く行こうぜ!」


「……セイネのお勧め……期待できる!」


そう言いながら皆でゾロゾロと海猫の肉球亭に向かうのだった!

お読みいただきありがとうございました。


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