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Get out of the reality  作者: 琉桜
第一章 《第一話》
8/12

〈1ー1ー1〉



────────────────────────



気づいた時には、私がいた。



まるで初めからそこにいるように、当たり前のように自分がいる。



突然記憶が戻っても、混乱もしない。



それが何だか、可笑しかった。



────────────────────────



……。



…………。



…………んー、…………部屋?



随分シンプルな部屋……。










あ。


ああ、そっか。


転生したんだっけ、私。



もっと混乱すると思ってたけど、案外平気だなぁ。




と言うか体ちっさ。


今いるベッドの3分の1もない。



……何歳に転生したんだろ。




「……よっ、と。」


ふむ、体に異常なし。


問題なく動かせるなら大丈夫だね。



さて……、改めて起き上がって見てみるけど本当にシンプル。



椅子に机にタンスにベッド。


後はちょこちょこ小物があるくらい。



……でもその家具一つ一つが凄い高そう。


なんて言うかこう……気品?上質?がある。




もしかして、堕天使って貴族?


だとしたら納得だけど。



まあ、それはその内わかるか。


今はとりあえず────



「────知識が欲しい……。」




うん、圧倒的にこの世界の知識が足りてない。


……自分が何歳なのかも分かんないのは辛い。


神様が特典付けとくって言ってたし、何かある筈────あれか、机の上の。



……私の身長で届くかなぁ、あれ。




……降りよう。


まずはベッドから降り……、足とどかない。


……。



うん、今私小さいししょうがないよね。



「ほっ。」


トッ


着地成功。



さてと、机、あー案の定届かないか。


椅子椅子……、何で椅子と机離れてるんだろ。


普通一緒に置くでしょ。


……まあ、いいや。




ズルズル、ズルズル



よし、一体何をくれたのかなぁ。



……ウエストポーチ?


それと、蒼いブレスレット?




………………。


…………。


……はっ、付けろってことか。



うーん、まずはブレスレット……いや、ポーチにしよう。


何が入ってるのかなー。



「……うん?紙?」



説明書みたいなのかな、どれどれ……。




【ポーチの説明】



あ、説明書だ。


よかった、変なのじゃなくて。



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