〈1ー1ー3〉
【以上で貴女に関しての話しは終わりです。次はポーチの中身について説明します。】
あ、やっと本題。
【ウエストポーチには6つポケットがありますが、それぞれ空間魔法で中を広げたので見た目より多く入ります。下の絵の順番でいきます。
①が主に素材入れです。この世界には当然魔物もいますし、それを討伐するギルドもあります。討伐した魔物はお金になりますので持ち帰りますが持ちきれないものもあると思います。その時に①を使ってください。
②は生活道具を入れるポケットになっています。旅をする際や鍛冶をする際に活用してください。
③は戦闘道具入れです。主に罠や薬を入れる事になると思います。
④は武器・防具入れです。とは言っても貴女の武器・防具はポーチの近くにあるブレスレットが専用になります。では何の意味がと思うでしょうが、④はこの世界の一般的な武器・防具を入れるものです。面倒事を嫌う貴女には必要だと思い、作りました。
⑤は食料入れです。基本は非常食が主になると思います。
そして最後の⑥ですが、この世界の一般常識が書いてある本を何冊か入れています。その他にもありますがそれはご自身で確かめて見てください。
以上で全てです。後の事はブレスレットが教えてくれますので、終わりです。2度目の人生、楽しんでくださいね。】
おぉう。
一気に終わったよ。
瞬間記憶能力あってよかった……。
……うん、ポーチの中身は分かったし次はブレスレットかな。
終わりにあったけど後はブレスレットがって事は、これ話すのかな。
……どっちに付けよう。
うーん、右かな。
……あ、結構いいか────【マスター適合者……確認。】
えっ!?
なにっ!?
【魔力登録を開始します。魔力を流してください。】
何か始まったんだけど、魔力ってどうやって流すのさ。
…………うーん。
あ、こういう時こそイメージか!
……体に流れてる血液のように魔力も…………おっ、これかな。
それを右手に……。
【────魔力を確認。登録しました。】
あ、上手くいった。
よかった。
終わり?
【────DNA登録を開始します。血を垂らしてください。】
あ、まだあるのね。
それに血って……。
ナイフとかあったっけ……。
指切りそー。
────あ、あったあった。
ポーチの中に小さいナイフ発見。
切って、血を垂らして……と。
よし、完璧。