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大図書館塔とは

直ぐに飽きると思います

 大図書館塔

 そこには大陸中のあらゆる文献が集約され、研究に没頭する学者の終着地。

 しかしそこを利用するには高額な利用料と、完全なる守秘義務を背負わなければならない。

 それでも多くの研究者がその門をくぐることを夢み、しかしその多くが厳正な選別で追い返されている。


 本の為なら金に糸目をつけない、知識のためならば俗世を捨てる、たとえ世界が滅びようとも気にすることがない、そんな狂人と変人の境を行き交う人たちだけが住むことが許される。

 そんな彼らを人々は皮肉と僻みを込めて「本のみで生きている」と評している。

 しかしその評価を読んだある住人は


「これだから本を読まない人は困ります」


 と嘆く。さらに続けて


「明かりがなければ本は読めないでしょう」


 と呆れたようにつぶやく。


 そんな大図書館塔に住む人たちの日々の記録と記憶を、気まぐれに編纂していこう。

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