七話
何か途中で終わっていた事に気がついたため一旦削除させていただきました。迷惑かけた方には申し訳ないです。
七話
ーーファーストフード島ーー
無事、決闘に勝利した俺はミズキを適当に置いといて職業別専用フィールドに来ていた。
バーガーサイス、君の事を忘れていたよ。この武器、女神様から加護いただいてるのに魔法が目立ち過ぎて使えないんだよなー。
「はーい、呼んだ?」
「呼んでませんよ。・・・って何でここにいるんですか!?しかも口調かわってるし!!」
「まぁ、前回はお決まりのセリフしか言えないという制限が有ったし。それよりも、武器がよわいんだって?強くしてやんよ!!」
「別に弱いとは思ってませんけど、いいんですか?」
テンションの高さはスルーします。
「じゃあ、いくよー。・・・はっ!終わったよ。」
食天使のバーガーサイス→食女神のバーガー(サイス、ロッド)
大鎌ATK+13→14
杖(AMG+14)
(古代種)→(伝説種)
特殊効果
超再生・超回復
5秒たつごとに自分のHPとMPの2%回復、また状態異常に掛かったとき、通常よりも早く治る。
・ハンバーガーオブキングバーガー
バーガーと名のつく道具、武器、防具、魔法の基本能力を10%上昇させる
・食神の加護
食材系統のアイテムドロップ量が増加する
・変形
この武器を大鎌と杖の2種類を好きなように変える事が出来る。
・進化
この武器はある素材を使って強化した場合、次の段階へ移行する
使って無かったのにどんどんチート化してってる。まだ一応ゲーム始まって初日なのに伝説種の武器になったし。
それにしても、<変形>って。・・・もう何も考えないようにしよう。取り敢えず、小麦採って帰ろう。
「それじゃあ、さようなら。イートさん。」
「そんな他人行儀で〜、イートでいいよ〜。」
女神さんって、AIだよな?疑問だ・・・
ーー始まりの街、ルミアーー
「遅い」
「謝るから銃向けないで?」
ミズキさん、相変わらずの態度です。
「なぁ、これから何すんの?もう夕方なんだけど。」
「冒険でレベルアップする。後はついでに周辺の調査。何か見つけれるかもしれない。」
「そんな事言ったって、美味しい場所は先に行った人達が占領してるだろ。」
「だから、その人達がいないような所へ行く。」
ーー始まりの街、裏山ーー
目の前には馬鹿でかい岩が道を遮っている。もしかして・・・
「これを壊すつもりですか?」
「当然」
「ですよね〜。」
と言ってミズキは狙撃銃を、俺はバーガーサイスを変形させたバーガーロッドを構える。
「いくよ・・・<魔導銃・ハイパーカノンモード、ホーリーバズーカ>発射。」
「<食魔法陣展開>、<バーガー・ボム>!!か〜ら~の~<スパゲッティ・レイン>!!」
ミズキは前回と同じ、極太ビーム。俺は現在食魔法陣を二つまで同時に展開出来る。だから二つ同時に使ってみた。
+>|*$$;\^*♪───O(≧∇≦)O────♪|_:(&!!!!!!!??!?!(言葉に出来ない効果音)
・・・物凄い光景だった。しかし、
山道を塞ぐ大岩lv.300 4997/5000
「ミズキ、諦めよう。」
「え?もう諦めるんですか?本気ですか?これを壊せば新しい世界が広がってるんですよ。ロマンですよ。これを諦めるなんどうして出来ようか?正気ですか?撃たれたいんですか?撃っていいですか?撃ちますよ?ハイパーカノンぶちかましますよ?」
「すいませんでした。早く壊しましょう(土下座)」
ミズキさんが興奮したようで、途中から罵倒が混じった弾丸トークタイムが始まった。途中、魔導銃をハイパーカノンモードにしてコッチに向けて喋っていたが。
つーか、あんた生まれる時代間違えてるよ。1000年ぐらい前に生まれれば未開の地が沢山あったのに・・・多分。
「でもどうやって?」
「ひたすら殴っていれば壊れる。」
「oh・・・」
ーー半日後ーー
山道を塞ぐ大岩lv.300 2687/5000
とっくにSPもMPも無くなっていた。俺はバーガーサイスでひたす
ら岩を殴り、超回復でMPとSPが回復したらスキル使用というループに入っていた。ミズキは、魔導
銃をハンドガンに変えひたすら岩を撃っていた。
大岩のHPを削る為にはさっきみたいに大技を使う。または通常攻撃の時にたまに出る<クリティカル・ヒット>で、更にそれが10回に一回ぐらいの確率でしか1ダメージしか与えられない。
「ミズキさ~ん、もう諦めませんか?」
「・・・(絶対零度の視線)」
「いくぜ、オラオラオラーぁぁ・ぁ・・。」
この流れも既に30回はやっただろうか。
しかし、こんな作業ゲーでもいい事が一つだけある。それはーー
ーーポーンッ
鎌術がlv.19になりました。ーー
さっきヘルプを見た所、自分よりレベルの高い敵を攻撃すると、スキル経験値が沢山得る事が出来るらしい。つまり、この作業ゲーも無駄ではない事が分かっただけましだ。でも、半日もひたすらやってると飽きる。
ーー更に半日後ーー
・・・朝か。いつの間にか寝ていたようだ。隣には、ミズキが熟睡していた。あのミズキの寝顔か、じゅるり。一生見れないかもしれんし、脳に焼き付けるか。
「じーーーーーっ、うむ眼福だ。うん」
「・・・ハ・・ノ・・ド」
「じーーーーーーっ。お、起きたかミズキ。」
「・・・っ//<ホーリーバズーカ>!!」
「え、ちょ、まっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
〜〜〜
山道を塞ぐ大岩lv.300 32/5000
ユートlv.14 18/650
「あ、危なかった・・・。」
「当然の報いです。」
とそっぽを向くミズキ。流石にデリカシーが無かったか・・・
「さっさと壊しましょう。あと少しですし。」
「おおっ、いつのまに。」
これはやる気が湧いたぞ。さぁ、いくぜ。覚悟しろ!!
ーーガッガッガッ
「まぁ、分かってたけどさぁ。まだ結構かかるよな。」
ーービシッビシッビシッ
「静かにして下さい。集中が途切れます。」
ーーガッガッガッ
「集中っても運だろ、これ。」
ーービシッビシッ、バシッ!!
「これで、後ダメージが31回。」
ーーガッガッビーッ
「いいなーって、ビーッてなんだよ。えーと、残り耐久度5%!?しゃーない、いでよ!!<村長のナイフ>!!」
ーービシッビシッビシッ
「・・・(ザマァ」
ーーギンッ!ギンッ!ギンッ!
「まさかの3回連続!?村長ありがとうございます!!」
ーービシッビシッビシッ
「・・・(゜Д゜)」
~〜〜
その後、村長のナイフが折れるなどと色々あったが、あと大岩のHP
は1だった。
「ようやく来たか。じゃ、やらせて貰うぜ。」
「早くして下さい。」
さすがのミズキも大岩が壊れる事に興奮しているようだった。・・・いつもは殆ど表情が無いのに、なんかウズウズしてるもんな。
「<食魔法陣>展開、<バーガー・ボム>!!」
ピシッ、ズガァァァン!!
こうして、ミズキ曰く新しい世界への道が出来上がった。
ミズキは冒険好きという設定です。