表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

二話

第二話

二話


ーー謎の空間ーー

カプセルに入ったら意識を失い変な空間にいつのまにかいた俺です。そう、森松優斗です。

というか、目の前には怪しい服装のおネーサンがいます。これは、チュートリアルのイベントかな?


「もしもーし、お元気ですか?」


「こんにちは、チュートリアル進行役を任されたアイと申します。これよりチュートリアルを開始します。」


おおぅ、見事に無視されたよ。


「まず、名前とアバターの容姿設定を行ってもらいます。性別、身長、体重、座高などは変更出来ません。変更する事が出来るのは髪型、顔の各パーツの微調整、全身の各部の毛の色、バスト・ウェスト・ヒップの微調整などです。では、変更してください。」


よし、自称あとちょっとでイケメンの俺はこれで自称普通のイケメンになれるのだ!!・・・・よし、出来た。鏡に映るイケメンの自分がふつくしい・・・あ、名前はユートで。


「次に職業を選択して貰います。この中から選んで下さい。」


おおっ、流石職業の多さが売りのFQOだ。これは迷うぞ・・・こ、これは・・・よし、


「この、<ファストフード職人>にします!!」


「分かりました。では、いってらっしゃいませ。」


と、進行役さんがお辞儀をすると同時に周りの風景が変わった。


ーー始まりの街、ルミアーー

いやー、イギリスのど田舎イメージはこんな感じかなーと思いながら街を歩いている俺です。目的地は、各職業別専用フィールド。これは、FQOの二番目の特徴だ。各職業別専用フィールドとは、その名の通り職業別に用意されたフィールドだ。何があるかは知らんが・・・お、あれかなー


ーーファストフード島ーー

辺りには畑と牧場、色々な店が沢山あった。専用フィールドと言っても普通の街じゃんとは決して言ってはいけません。ん、あそこに居るじーさんはNPCかな?話し掛けてみよう。こんにちはー


「おお、君が新しく職人になったユート君か。そうだね、祝いにこれを差し上げよう。」


チュートリアルその1達成報酬

スキルの実×5

収納カバン

初心者用鎌

経験値10獲得


スキルの実は何かしらのスキルを覚える時に使うらしい。今後覚えなきゃなーと思った時だけ使おう。収納カバンは、まぁそこらへんのRPGのアイテムボックスと一緒かな。鎌?何に使うんだろうか・・・

と、NPCのじーさんが話し掛けて来た。


「ユート君、実は頼みたいことがあっての。さっき渡した初心者用鎌を使って小麦を採取してくれないかな?」


ーークエスト発生、チュートリアルその2 小麦刈りーー


小麦を10個以上採取し依頼主へ渡せ。採取した小麦の数が多い程報酬がグレードアップ。


ほう、いいネェ。ならば999個刈ってやんよ!!


ーー小麦畑ーー

取り敢えず、鎌使うからスキルの実を1個使って鎌術lv.1を取った。スキルは使っていれば勝手にレベルが上がっていくらしい。じゃ、刈りますか。

ザクッザクッ・・・ザクッザクッ・・・

そう言えば、鎌術の特技使ったらどうなるのだろう。


「いくぜ、<スライス>!!」


スライスと言うと同時に周りの小麦が一気に刈れた。おおっ、これで一気に簡単になったぜ!!<スライス>とは鎌術lv.1でゲット出来る特技だ。ただ単に大きく振り回すだけだが。鎌術のレベルが上がれば他にもたくさん覚えるらしい。・・・よし、もっと刈るか。


ーー30分後ーー

「くそっ!なんでこんなことに!!」


現実は残酷だ。いつも悲劇しか起こらない。もう嫌だ。収納カバンにはこう表示されていた。


小麦×384

壊れた初心者用鎌×1


しゃーない。これで渡しに行くか・・・ちなみに鎌術はlv.8まで上がった。スキルが何個かふえたな


ーーじーさんの所ーー

「ユート君、10個って言ったよね」


なんかじーさんが可哀想な物を見る目でこちらを見ている。やめてーそんなめでみないでー


「まぁ、ユート君の頑張りに免じて報酬も豪華にしようか。」


チュートリアルその2達成報酬


バーガーサイス×1

村長のナイフ×1

農業用手袋×1

3800エーン

経験値380獲得 レベル1→11


ユート レベル11

HP 250/250→550/550

MP 50/50→150/150

SP 8/50→150/150


ATK 2

DFE 5

DEX 10

AMG 1

DMG 3

SPE 10 残りステータスP:50


レベルアップと同時にステータスが表示された。えーと、意味が分からんからヘルプを見てみよう。

HPは、皆さんご存知の通り体力です。MPは魔法を使う時に消費する物、SPは特技を使う時に消費する物らしい。

ATKは攻撃力、DFEは防御力、DEXは器用さだな。そして、AMGは魔法攻撃力、DMGは魔法防御力、SPEは素早さだな。流石、ファストフード職人だ、器用さと素早さが高い。


それにしても、レベル上がりすぎだよな。しかもバーガーサイスってなんだよ。取り敢えず効果を見てみるか・・・


バーガーサイス(特種)

ATK+12

特殊効果

・超回復

5秒たつごとに自分のHPの1%回復


・ハンバーガーオブハンバーガー

バーガーと名のつく道具、武器、防具の基本能力を10%上昇させる


・進化

この武器はある素材を使って強化した場合、次の段階へ移行する



チートじゃないかこれえーありえねーやったぜーチートだぜー・・・つい興奮してしまった。ヘルプを見ると、


特種とは、1.モンスターのレアドロップ 2.クエストで特殊条件達成で入手可能。とても強力な特殊効果がついて居る事が多い。他にも、上位種や劣種、普通種がある。特種より上の伝説種、古代種などもあるらしい。ちなみにレア度は、伝説>古代>特殊>上位>普通>劣種だ。


多分鎌を壊した事か、小麦の量が特殊条件だったのだろうか。

ちなみに村長のナイフは、こんな感じだった。


村長のナイフ (普通種)

ATK+4

特殊効果 なし


多分、本来の報酬はこっちだったのだろう。・・・弱いけど。

さて、チュートリアルその3をさっさとクリアしますか。








読んでいただいて有難うございます。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ