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<私の一番大切な人は昼食を楽しむ>

ランチタイム。 この時間は、一回寮に戻ることが出来る時間でもあるのです。ヘンゼルとアルトとアイリーンは三人とも弁当。いつも三人は外で食べます。雨の日はさすがにランチルームですが。外に向かって歩いていると、学食を手にしたステファンがやってきました。

「あ、三人みっけ!」

「ステファン!」

「さっきはゴメンね…」

「まぁ、いいよ~」

そのまま、四人で廊下を歩いていると、ルーファスとヒューイに出くわしました。

「おぉ、さっきはすまないな、四人とも」 ルーファスは軽く頭を下げる。

「まぁまぁ、けが人も誰もいなかったことだし」ヘンゼルが優しくたしなめます。

「あれ、ヒューイも一緒?」

「よぉ。さっきまで二人で部活の打ち合わせしてたから」

二人は水泳部に所属しています。特に、ルーファスは全国大会に出場するくらいの実力。ヒューイも負けておらず、地区大会をトップクラスで通過するくらいの実力の持ち主です。

「納得。じゃぁこれからお昼ご飯?」

そうアルトが尋ねると、二人とも頷きます 。

「じゃぁ一緒に食べよう!」

ステファンははしゃぎだします。

これで、六人になりました。結構なカオス 。でもこれだけでは終わらないんです。

「そういえば、アルト、ゲームの新作、もう試した?」

「うん!でもラストの攻略が意外に難しく て…あ、今日ヒューイの部屋行っていい? 」

アルトとヒューイは寮の部屋が隣同士で、二人の趣味がゲームとだけあって、よくお互いの部屋へ入り浸ってゲーム三昧しているようです。

「おっけー、夜の8時でどう?」

「わかった、夜ご飯すませてから行くね」

二人が和気あいあいと喋っているところ、また一人やってきました。

「おはよー」

「あ~!ラウリ!」

彼はラウリ・パルムグレン。よく学校を休みがちな男の子。別に病弱とかではなく、なーんか学校という場所は落ち着かなく、寮にこもっているのが好きなようだが…アイリーンたちはちゃんと学校に毎日来てほしいと密かに願っている。

「今日は午後の授業はでるつもり」ラウリは学校を休みがちな割には頭がいい。寮でちゃんと勉強はしているみたい。さすが。

「今から飯だよな、一緒にいい?」

「ぜんぜんいいよー!」

ステファンが快く返事をする。まぁ、みんな異論はないからステファンに任せる始末。 「これで、七人か…じゃぁ芝生にでも行こうか!」

ヘンゼルが芝生を指さします。

早速芝生にダイブするステファン。 「あぁ~5月って気持ちいい~!」とステ ファン。

「たしかにな、過ごしやすくて助かる」と ヒューイ。

「湿気もあんまないし」これはラウリ。

「でも五月病とかあることない?」ヘンゼルは苦笑いしながら言います。

「魔法の精度はあがると思う!」アルトがここぞとばかりに主張。

「水泳にもだんだん適してくる時期だから燃える!」とルーファス。

「まぁ…今月も生きていきますか、さぁ食べるぞー!」 アイリーンがお弁当を片手に合図。「今日はいつも集まるメンバー中で7人出席、あとの皆はどこいったのか…ま、おいといて。いただきまーす!」


いただきまーす!


アイリーンたちが仲良く昼食を食べてる頃 。アイリーンの友達、トレーシー・ケンプソ ンとエルナンド・シュトールは購買のサンドイッチを食べながら、談笑していました。

トレーシーは、お茶目なひょうきんもの。エルナンドはヘタレ。

トレーシーは悪ふざけ大好き。でもやるときはやってくれる、頼もしい子。

エルナンドはヘタレで、ヘタレで、ヘタレ。いつも腰が痛いらしい。そのへん、年寄りくさい。

よく二人で古本屋とか、さまざまな場所に遊びに行きます。ちなみに、恋人ではないです。

「なぁ、アイリーンたちいないな」

先に話したのはトレーシー。

「いないねー」

のんびりと、エルナンドは返します。

「そうそう、なんか僕たちのクラス、明日抜き打ちで魔法実技のテストがあるらしい よ」

「………なにそれ!つか、おま、何で知ってる…抜き打ちの意味ないじゃん」

「あぁ、僕の前で口を滑らしてくれたんだ ~☆「皆には言わないですよ、僕も聞かな かったことにします」って言っといた」

「思いっきりオレにばらしてるやん」

「うん、あとでクラスの皆にも言う!」

「腹黒い」

「そーゆートレーシーも」

即座に遠い目をするトレーシー。

「あー、腰痛い」

「じいさんー」

こんなやりとりが毎日あるみたいです。ちなみに、アイリーンとエルナンドは小学校からの知り合いで、今もなんだかんだ仲良し。

そんなこんなで、昼休みの終わりが近づきます。

「そうだ、ヘンゼルと三人で今度映画見に行かない?ほら、アニメの劇場版」

「そうだね、誘おうか!」

ヘンゼルとはアニメつながりで大の仲良し 。アニメの話で盛り上がっています。

そんなこんなで、ランチタイムは終わってゆくのでした…

お昼ご飯を外で食べるなんて、遠足以来ですね…アイリーンたちは…外国慣れ?(´・ω・`)てかアイリーンって国籍どこたろ…(´д`)

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