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<私の一番大切な人は皆夜の夢に眠る>

明日は朝からどたばたするんだろーなって想いながら。

アイリーンはコーヒーを飲みます。


ヘンゼルとミーシャの忠告、そしてエルの告白。


びっくり。

抱きしめられたとき、小さい頃のエルを思い出しました。

給食を一緒に食べて、笑いあって。


でもまだ、エルを「男」として見られない。

皆大切で。

皆大好きで。

明日は遊園地。

エルはどういう視線を向けてくるのだろうか。

アイリーンは意を決して、

「あ、もしもし?遅くにごめんね」

エルナンドに電話をしてみました。

「あ、ううん!大丈夫」

「エル…」

アイリーンは一つの答えを出してました。

「なに?」

「まだ、ウチ、恋愛とかよくわかんなくて…誰かを愛すことができないんだ。だから、」

唐突、

「待ってる」

「え?」

「僕、アイリーンに振り向いてもらえるように、頑張るから」

自分のためにここまでしてくれるんだってアイリーンは実感し、

精一杯の想いを込めて。

「…ありがとう」

そう言い、通話を終わらせました。


何か、成し遂げた気がした。


アイリーンは穏やかな気持ちで眠りにつきました。

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