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プロローグ
葛城 秋羽 13歳
吹奏楽部所属
月倉 篤士 13歳
野球部所属
花島 愛海 13歳
美術部所属
氷室 冷夏 15歳
生徒会所属
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プロローグ
地味で普通な、私。
友達からも、『地味だね。』とよく言われる。
私のことを、地味といわないのは、ただ一人。
幼馴染の月倉篤士だった。
男子と遊んでいて、無視されていても「秋羽、行こうぜ。」といつも、手を差し伸べてくれる。
太陽みたいな人間だった。
私にとって、それは人生の恋愛の始まりだった。