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マッキー、バナナ、渋柿

「サルさん、サルさん、私にも渋柿じゃなくて、そちらの甘いバナナを下さい」


「ダメです。バナナは私のトレードマークです。渡すことはできません」


 サルカニ合戦 完






 紙芝居を書き、子供に見せるという課題だった。しかし、いつまでたってもストーリーが思いだせなかった。だから創作した。確かこんな話だったはずだ。


 ちなみに画材も黒のマッキーしかなかった。

 我ながらシュールな出来だった。

 

 子供たちに見せた当日…。

 なぜかおおウケにウケた。


 こんなシュールな昔話にバカウケする子供たちに日本の行く末の不安を感じた。


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