日常の終わり
職業ってありすぎてよく分かんなくなっちゃいますよね
もし日常が変わるとしたらどんなことが起こるんでしょうか
「あっついな」
今年の夏で最高気温更新
去年の夏でも最高気温更新
そんな暑い日でも学校にいく平凡な学生
僕の名前は浅井 宏宣16歳で高校1年。友達はそれなりにいる。たぶん、。
「よーし、プリント配るぞー」
先生がそう言い
この学校も2ヶ月ほど休みになる。
「おーい浅井これ終わったら遊びにいこー」
隣の席のりーくん瀬田 竜誠がそう言う。
「いいね、ところで彼女とは遊ばないの?」
そうこのりーくんには彼女がいるのだ!
マジで許せない
りーくんは「ああ、あいつは女友達と遊ぶって」
羨ましい限りである。
「ところで今年の夏、蚊全然いなくない?」
時は放課後。
今日からは特別なんだ。
「そう!今日から夏休みだ!!」
周りの人らから変な目で見られる。
しかしそんなものは今の僕には関係ない。
そんなことを考える暇もなく「それ」は唐突に始まった。
地面が揺れた。
「地震?!」そう思う間もなく「それ」はすぐに止まった。一瞬すぎて何が起こったのかわからなかった。「なあ、浅井。いまの地震?」
「いや、でもすぐ止んだけど、、、」
今年に夏は何かおかしかった。
暑いのもそうだし、蚊もいなかったのもそうだ。
「なあ、りーくん、、、?」
隣にいたはずのりーくんが音もなく倒れていた。見渡すと周りでさっきまで自分を変な目で見ていたクラスメイトも教室で倒れていた。
次の瞬間。自分の意識が飛んだ。
「何してたっけか、、、」
目が覚めた。そしてすぐに周りの異変に気がつく。
エレベーターほどの空間に閉じ込められている。
壁に寄りかかって寝ていたからか背中が痛い。
「ここはどこなんだ」
自分が知らない空間にいることに恐怖が湧き上がってくる。「そうだ。りーくんは大丈夫かな」
「こんな状況で人の心配をするなんてとんだお人好しだな、、、」
周りを見渡しても何もない。この長方体の天井に電気が付いているぐらいだ。
「こうなったら」
力を込めて全力で壁を殴る。見た目も触った感触も鉄なのに壁は砂場で作る土の城と同じぐらい柔らかく、簡単に貫通した。そしてその貫通した穴から光が溢れ出て、飲み込まれた。
「うわっ」
「また、、気を失ってたのか、、?」
次に目が覚めた時。ベッドだ。自分の部屋の見慣れたベッドの上にいた。
「あれ?夢だったか?」
いや違う。壁を殴った感触がまだ残っている。
急にスマホのバイブがなる。
画面には
「職業を決めてください」
そう書かれているいた。
「なんだ?立て続けに変なことが起きている。」
とりあえず見てみる。スクロールしても全体の1割も見れない。
「剣士 魔法使い 槍使い 僧侶 武道家 盗賊
斧使い 僧侶 召喚士 騎兵 遊び人 貴族 弓使い 呪術師、、、」ゲームで見る職業がいっぱい。
「もしかして、、そうゆうことか?」
「現代世界でファンタジーな能力で活躍でもできるのか?!!」
どんどんスクロールする。社畜や奇術師、はたまたニートまで錬金術師、大工。聞いたことがないものや想像できないものまでいろんな職業がある。
「ゲームやる時のあのワクワク感が止まらないっ」
もしかしたら自分が最強になれるかもしれないと思うとゲームよりもワクワクが止まらない!
ごまんとある中の職業で一つ目に留まった。
「英雄?」
ポエマーとか詩人って文系って感じするけど
私は理系で 「理系系ポエマー」 になりたい