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祭音頭の音頭8  作者: カシギ
9/41

ナーンにも問題なし

「な~にを言ってるのかな〜音兄ちゃんは〜」


「りっちゃん、なんか最近葵会長に似てきてるよ」


「原因は音頭だろ」


迫力満点の立花に、冷静な屋台、そして少し後退りする音頭である、


「パジャマ姿のままで行けるわけ無いじゃない」


ゆっくり口調のまま迫力満点で続ける立花、だがそれに対して、


「ふっふっふでもりっちゃんそのほうが誰よりも目立つよね」


知名度間違いなくうなぎ登りだろう、しかし、


「オ、コ、ト、ワ、リ、ヨ」


確固たる意志の拒否である、


「うふふ音頭くん、立花ちゃんは振袖を着たいのよ〜、何故かって?それはね〜」


「おおお母さん!」


睦が言いかけたが立花が止める、しかしすでに遅い、


「ン〜、振袖を着たい、それは何故かな〜りっちゅわぁああ〜ン」


猫なで声で聞く音頭に対して、


「うぐぐぐ」


唸る立花、


「まぁ音頭いいんじゃないか、立花ちゃんは振袖を着たい、ならそれで」


屋台は聞かなくても構わないが、


「それは駄目なのだよやっちゃん」


音頭的には駄目らしい、


「どうして?」


「やっぱり僕的にはハッキリと言ってもらいたのだよ〜、きっと絶対に恥ずかしがることじゃないんだから」


音頭は自信満々に言う、


「立花ちゃん」


屋台は立花の方を見る、


「ううう〜」


また唸る立花だが、


「大丈夫だよりっちゃん、何言ってもやっちゃんは、あ、もちろん僕もナーンにも問題ないから」


「まぁ、確かにその通りなんだけどな、でも言いたくないとこ」


「い、言いたくないわけじゃないんだよ屋台君」


そう言うと立花は屋台の方を向いて、



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