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祭音頭の音頭8  作者: カシギ
8/41

朝早くに初詣

「出かけるって、初詣か?」


「もっちろん」


「まぁ当然と言えば当然か、毎年のことだもんな」


「そうそ、なにせ今年は朝早いのだから」


「朝は弱いけど起きちゃえば強いよな〜、音頭は」


「もっと言って言って」


アンコールする音頭だが、


「音兄ちゃん、まだ7時前だけどもう行くの?」


「そうもう行くのだよりっちゃん」


「朝早くに行きたい理由でもあるのか?、去年やそれ以前ももっと遅かったのに」


朝が弱い音頭は休日の行動開始が遅い、


「初詣だっていつもの蓬栄神社でしょ?」


蓬栄学園のすぐ隣りにある神社、学園の生徒や教師は年始はここで初詣をする人が多い、蓬栄学園とつながりが深いのか年始は教師が露店を出している、しかも結構な数の、


「ふふんその理由はね〜、葵会長たちが毎年この時間ぐらいに初詣に行ってるらしいんだ」


「ああなるほどな、葵会長から聞いたのか?」


「ううん生徒会役員の2人〜、年末に[みなさんも初詣行くんですか?]って聞いたら[葵と3人で毎年朝の7時に蓬栄神社に行ってるよ〜]って言ってたから」


「なるほどな、そこで新年の挨拶という訳だ」


「そうなのだよやっちゃん、ただ1つ迷っていることが」


「ログでもなさそうだけど一応聞いといてあげる、何迷ってるの音兄ちゃん」


「実の妹の酷い言葉にも動じない僕」


「自分の日頃を考えなさいよ、で何」


問い詰める立花、


「それはね、うっふっふっ」


少しためてから、


「僕ら3人はこの格好で初詣行こうかな〜って」


やっぱりロクでもなかったと思う立花である、



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