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パジャマでおせちをいただきます。
「お待たせ~、音頭君に屋台君」
本当にすぐにパジャマに着替えて睦と立花が戻ってきた、
「何かすいません、わざわざ着替えてきてもらって」
「ぜ~んぜん大丈夫よ屋台君、これでみんなお揃いだし早速おせち料理を食べましょ~、立花ちゃんも朝早起きして頑張って作ったんだから」
「お、お母さん!」
照れる立花だが、
「うふふ恥ずかしがることないのよ立花ちゃん」
「そうそ、じゃあ早速みんなで手を合わせて」
音頭の言葉が合図のように屋台、立花、睦が手を合わせる、そして、
「「「「いただきます」」」」
声を合わせての食事の挨拶、
「毎年新年からありがとうございます」
「い~のよ~~屋台君、今年は立花ちゃんも張り切っちゃったから」
「お、お母さん!」
「そうなの?、ありがとう立花ちゃん」
「え、いやそのど、どういたしまして、別に私がおせち料理の勉強をしたかったからだから気にしなくていいからね屋台君」
「それともう一つ聞きたいんだけど」
「なに屋台君?」
「どうしてパジャマで来てほしかったのかなって」
「そそそそれは」
屋台の当然の疑問だが、立花は言いづらそうである、