新年でもいつも通り
「お、音兄ちゃん!、余計なことは言わなくていいから!!」
朝食の用意をしていたのだろうか?、エプロン姿の立花が入ってきた、が、
「おはよう立花ちゃん、そして明けましておめでとう、今年もよろしくね」
普通に新年の挨拶をする屋台である、
「あ、明けましておめでとう屋台君、挨拶が遅れちゃって」
「大丈夫」
謝ろうとする立花を屋台は止める、
「確かに新年だけどいつも通りなのもいいなぁって思うからさ」
「う、うん、そ、そうだよね」
「りっちゃ~ん僕もいるんだよ~」
「音兄ちゃんが遅いから私が来たんでしょうが」
「ま、まぁまぁ立花ちゃん、朝弱い音頭が頑張って早起きしたんだから」
なだめる屋台だが、
「そうそ、それに僕らも新年の挨拶だよ~、明けましておめでとうりっちゃん~」
「はいはい明けましておめでとう音兄ちゃん」
投げやりぎみな立花である、
「えっとそれじゃあこのままお邪魔していいかな?」
「もっちろんだよやっちゃん存分にお邪魔しちゃって」
「うん、こっちの準備も万端だから」
音頭も立花もなにも問題は無いという雰囲気である、
「じゃあパジャマのままお邪魔するよ」
流されるままに音頭と立花の家に向かう屋台である、