僕パジャマ
「しかしよく起きれたな、まだ朝の6時過ぎなのに」
這いずっているのを起きたとは言わないかもしれないが、
「にゅふっふっそれはね昨日りっちゃんから言われてね~、[朝早くに屋台君連れてきて]って言われたからね~」
「ああ、なるほどな、音頭は立花ちゃんのお願いは全力だもんな」
「やっちゃん、りっちゃんからのだけじゃなくて僕はいろんな人からのお願いを全力でやるよ~、もちろん無理もあるけど~」
「基本人助けが好きだもんな音頭は」
「そうそ、じゃあ早速僕んちに行こう」
「もちろん玄関からな、あと着替えもしてな」
「やっちゃん、僕パジャマだよ、だからやっちゃんもパジャマで行こう~」
「俺は着替える、もう目も覚めただろ、自分の部屋に戻るのもアリだぞ、俺もすぐに行くから」
屋台はそう言うが、
「それは出来ないのだよやっちゃん」
「?、どうして?」
当然の疑問を持つ屋台だが、
「それは何故か?、ふふふふ何故ならですね~」
焦らす音頭、
「わざわざためなくていいよ音頭」
「りっちゃんにそう言われてきたからなので~す」
「立花ちゃんが?」
「そうそ、やっちゃんもりっちゃんのお願いは断らないよね~」
「うぐ、はぁ~、まぁそういうことなら、でもなんでわざわざパジャマで?」
「うふふ~んきっとそれはね~」
新年そうそう楽しそうな音頭だが、その時、
[バァン]
と勢いよく屋台の部屋のドアが開かれた、