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祭音頭の音頭8  作者: カシギ
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新年の挨拶

「うう~ん、はぁ」

布団から上半身を起こし背伸びをする屋台、まだ時間は朝の6時を回ったところ、

「さてと今日から新年か」

今日は1月1日、新年である、

「ま、やることはいつもと変わらない」

コンコンコン、そう言い終わる前に部屋の窓を叩く音がする、屋台の部屋は2階、窓を叩く人物は限られる、

「はいはい、今開けるよ」

いつも通り音頭だろうと思ってシャーっとカーテンを開けるが、そこに人の姿はない、が下のほうを見ると、

「やっちゃん寒い~、早く窓開けて部屋にいれて~」

這いずりながら寝巻き姿で言う音頭の姿があった、ガラガラ~、

「何やってるんだ音頭、早く入れ!」

急いで窓を開けて這いずっている音頭を部屋に引っ張りいれる、

「ふぅ~、明けましておめでとうやっちゃん!」

上半身だけ起こして音頭は言う、

「明けましておめでとう音頭、わざわざ朝早くから這いずってこなくてもよかった」

「ふふん」

座ったまま足を伸ばし胸を張って屋台の言葉を音頭は遮る、

「やっちゃん、1分1秒でも早くやっちゃんに新年の挨拶をしたかったんだよ」

満面の笑顔で言う音頭に、

「そうかい、まぁ俺も早く新年の挨拶はしたいと思ってたからな」

笑顔で返す屋台、


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