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第7話 明日は文化祭!×ナンパされた佳奈

こんばんは。

第7話の内容は佳奈が知らない男の二人にナンパされた。

どんな話なのかご覧ください。


明日は文化祭だ!


明日、文化祭が始まるので多くの生徒は気合を入っている。

ほぼ準備が終わったので、あとは最終確認するだけ。


優馬たちは絵を描くのがうまいなのでスローガンの看板のデザインを描く係。

二週間をかけて、文化祭の前日にギリギリ終わらせた。

デザイン作りを協力した生徒は心身がボロボロとなっている。


高校生は人生の中で最も力を消費する時期。

いや全て出し切らないともったいない。

もっと出しきれ!出しきれ!


高校生の素晴らしさを熱く語るのを置いといて


完成したスローガンの看板はでかいので、優馬と他の3人の生徒と協力して門の前に運んだ。

門の前に飾った。


今年の文化祭のスローガンは「行け行け!我々の青春!勇気を出せ!」

今年のスローガンの意味がわからないけど、高校生の満ちたパワーや青春を表現している。


優馬は、看板を置く位置は大丈夫なのかどうか門から遠ざけて確認する。


佳奈は優馬の背中に向けて、

そーっと静かに佳奈の口を優馬の耳元に近づいた。


「優馬。」


「うわっ!」

雷でも聞いてビクッと体が跳ねるように驚いた。


「ははは、びっくりした?」


「なんだ!心臓が止まりそうになった佳奈!」


「あら本当?救急車でも呼んだ方が良い?」


「そのままの意味を読み取るじゃねぇ!」


「ははは」

お腹を抱えて、涙が出るくらい笑った。


いつもふざけた佳奈にツッコミする優馬は本当に面白い。

面白くてついついからかいたくなる。


「いやぁ優馬が描いた絵は上手だね。」


「いやいや、俺だけなくみんなと協力したおかげで素晴らしい看板になった。」


「そうけど、優馬の絵も上手だと思う。」


「そうか、ありがとう。」


照れ隠し?佳奈から視線を逸らして、別に痒いわけはないけど、鼻の頭をぽりぽりと掻く。


照れている優馬が可愛くて

「ふふふ優馬の絵は好きよ。」


「っばっか!気軽に言うな!異性の人に言うと誤解されてしまうから。」


「優馬以外の人に言わないよ?」


くっ忍道を曲げたくないけど可愛い…


・・・・・・


いつもの帰宅より遅い時間になった。

太陽は山の下に沈んで、空や道路は真っ暗になっている。


電柱の光だけ光らせて、優馬と佳奈が歩く。


文化祭の準備の疲れたので、んんーと背伸ばした。

「いよいよ明日文化祭だね。」


「ああそうだな。」


「明日、愛美に告白するよね。」


「まあそうするつもりだ。」


振られた愛美に振り向かせてもらうために佳奈と作戦を考えた。

まあ一回目の作戦は失敗した。

念願の副委員会になれなかった。


二回目の作戦はアピールすることができたので成功!

あとは明日、文化祭に告白する!


「じゃあ、本番に向けて告白の練習をしよ。」


「練習?」

佳奈の言葉はどういう意味なのか理解できなくて、頭を傾げた。


「うん、一回目の告白は失敗したよね。二回目告白は失敗しないように練習する。」


「そだな。」

なるほど。少し告白の仕方を変えると、一回目の告白よりよくなれると思う。


横に並んで歩いた佳奈が優馬の前に移動した。

自分で胸より上に叩いて

「うん!じゃあ私に告白して。」


渋々な顔にしながら告白の練習をした。

「わかーた。一回目は振られたが、やっぱり忘れない。愛美のこと好きだ。付き合ってください。」


「好きのところ、もっとお腹に力を入れて。」


「愛美のこと好きだ!付き合ってください!」


「じゃあ私は?」


「佳奈…ってなんで佳奈に好きと言わなければいけないの?」


「バレちゃったか☆(笑)」

右の目だけ閉じて、テヘッとペロリ舌を出した。


「ったくな!練習にならんわ!」

佳奈にからかわれて腹が立った。


ぷいと横にそっぽを向いて、佳奈をどいて向こうに行った。


慌てて優馬の手首を握った。

優馬が向こうに行かせないように阻止した。


「からかってごめんね。さっきの告白はとっても良かった。」


「本当?」

さっきにからかわれたので、佳奈の言うことを信用できなくて、じろじろと佳奈の顔を疑った。


「本当よ!私も告白されたいくらいすごく良かったよ。」


「そうなの良かった。」

俺の告白に問題ないと言われたので安堵した。


グーと佳奈の腹の中に虫が泣いている。

何か軽いものを食べたいので

「コンビニに行くので、先に帰ってもいいよ。」


「ちょっと待て。夜遅いので一緒に行く。」


「ありがとう!」


・・・・・・


ウィーンと自動にドアが開いた。

二人がコンビニの中に入った。


「俺、トイレに行く。行く間に買っておいて。」


「りょ〜」


自動ドアの近くで一度解散して、トイレに向かった。


トイレを済まして、佳奈のところに戻ろうとしたら

コンビニの中にはいない。


佳奈はコンビニの外にいる。

しかし、佳奈だけなく知らない男性の二人に絡まれた。


「可愛いね。俺の好みだ。今から俺の家に行く?」


「Nej! Jag vill inte gå med din!(いいえ!あなたと一緒に行きたくない!)」


日本語を話せないふりにして、外国語を話せば彼らは諦めるかなと思う。

だが、彼らは諦めなかった。


「日本語わかんないの?」


「大丈夫だよ、怖くないよ。おいで」

言いながら強引に佳奈の手首を引っ張った。


「Hej!! Hjälp!(誰か!助けて!)」

助けを求めるように大きな声で叫んだ。

目を瞑って涙がこぼれ落ちそう佳奈を発見して、優馬は本能的に体が動いた。


握った手を離して、佳奈を抱きしめた。

知らない男に向けて、キッと目を睨んだ。


「すみません!俺の彼女は日本語がわからないです。でも俺の彼女を泣かせたやつのは許さない!」


睨んだ優馬の顔はまるで狼のようで怖い!

怖くて優馬と佳奈から離れて、うわぁぁぁ!と叫びながら向こうまで走って行った。


「佳奈!大丈夫?」


「う…ん…大丈夫よ。」


優馬に心配かけてほしくないので無理に笑顔を作った。

けど体の震えは止まらなかった。


「なんで。なんで嘘つくの?体が震えてるけど?嘘を言わないで。」


「ごめんなさい…本当は怖かった…」


抱き返して、優馬の胸で我慢していた涙がボロボロと溢れた。

泣いている佳奈を見て、よしよしと佳奈の頭を優しく撫でた。


今まで見たことのなかった恐怖した顔。

優馬の心に新たな心を芽生えた。

















明日は文化祭なのにひどい目にあった。傷つくと思うけど、優馬のおかげで佳奈は自分を守ることができた。これで無事に問題を解決したと思ったら、優馬の心境もまた変化し始まった。次は最終話です。

どんな結末になるか楽しみにしてください。

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