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第4話 振り向かせてもらう作戦②×ビデオ通話

おはよう!今日はマンガミュージアムに行く!すごく楽しみにしている♪

この話を置いといて、第4話は振り向かせてもらう作戦を考えるためにビデオ通話で相談する。

今日の作戦は失敗して、学校から二人で帰った。

スタスタと歩いて、二人とも次の作戦はなんだろうかと悩んだ。


今度は優馬がピーンっと頭の上に電球が浮かんだ。

「次の作戦は…出し物の話し合いでたくさんの意見を出して、積極的のあると思わせて好意を持たせる!」


「なるほど、それもいいかもね。」


「おう!」


初めて自分の意見を同意してくれた。

うれしすぎて、フンっと鼻を鳴らした。


「授業の前に考えた方が良い。そうすればスムーズに意見を言うことができる。」


「あーあそうだなぁ。何も考えずにこの場でいきなりに考えるのはハードル高いよな。」


何も考えずに話し合いに参加すると実行委員会と副委員会が何の意見はある?と聞かれてもすぐに答えられない。

これって積極的であるよとアピールができない。


「そうそう、家に帰ったらホットラインで意見を出し合おう。」


「オーケー」


・・・・・・


家に帰宅して、優馬の母が作った夕食を食べて、風呂に入って


学校の課題は……やらないでおこう


自分の部屋に行って、派手でもなく高級でもなく普通のベッドの上に仰向けにした。


「はぁぁ今日はめちゃ疲れたな…」


急に睡魔に襲われて、うとうとして手で目をこすった。

水が流れるように静かにゆっくりと瞼が閉じていく。


この時に


ピコンと通知音が聞こえた。

なんだろうかとスマホの画面に通知の表示を確認したら、

佳奈からだった。


『こんばんは!今大丈夫?』


『ちょうど今暇。』


『良かった。メールだけやりとりすると時間がかかるのでビデオ通話しない?』


『いいね。オーケー。』


『了解!ちょっと待ってて』


机の上にスマホをスマホの画面が俺に向かうように置いた。


着信音が鳴った。

応答のボタンをタップして


『よお〜!』


「よおー」


『ビデオ通話するのは初めてだったね。なんかいつもと違って緊張する。』


ビデオ通話だから佳奈の顔が見える。

今まで赤く染まる頬を見たことがあるけど、いつもと違って色気が漂っている。


照れた佳奈を見て、可愛らしくて胸がキュンとした。

あれ?俺がキュンとした?いやいや俺は愛美のこと好きだ。


「それよりさ。出し物の話し合いの時、どんな意見を言うか考える。」

その話題を逸らして本題を出した。


『いけなーい。ごめんね、初めて優馬とビデオ通話したので心が高まっちゃった☆』

てへっと佳奈の頭に自分の手をコブにした状態で当てた。


くっ可愛い…こんな佳奈って可愛いなの?

幼なじみだから異性として見られなかった。


今までは妹のように扱ってきた。

しかし、最近は女子らしくなった。

内面はにはドキドキしているが、外面は平静を装った。


「じゃ、じゃあぁぁ俺の意見は似顔絵コーナー。」


『おおーいいね。優馬は絵を描くのが上手だね。』


今まで褒められたことがあるけど、今は違う。


緊張しているせい?で褒められるとこそばしくなる。

恥ずかしくて佳奈の瞳を直視することができず、視線を逸らした。


「っっ次、佳奈は何の意見ある?」


『んん〜私はねスティッククッキーのチョコレート一本二人で食べるゲーム。ルールは簡単。キスをしたら勝ち。途中で折ったら負け。』


「ケホっ!」


唾が肺に入ってしまって咳き込んだ。

意外なことを言われて驚いた。


「ったくな冗談を言わないで!」


『冗談じゃないってば!真剣に考えてるよ。』


「なんでこんな意見?」


『キスをすれば、距離を縮まるよ。』


佳奈は普通に話してるけど、俺としては普通じゃない!

「アホか!好きではない人と簡単にキスできないわ!」


『もしね。もし優馬が愛美にこのゲームをしない?と聞いて見て、やろやろと食いつかれたら脈ありである可能性が高いかもしれない。逆にううんと言われたら、脈なしである可能性が高い。』


「むずっ!これは必ず愛美を誘わなきゃわからないなぁ。難易度が高い…」


『もし断れたら、代わりに私としよう。』


「またまた〜きつい冗談をやめて〜」

俺は手をひらひらと仰いだ。


しかし、佳奈の顔は本気な顔にしている。

『ううん、本気よ!』


今まで聞いたことのない声を力強く発した。

隣の部屋に寝ている父と母が目覚めてしまう。


「わかったわかった!静かにして!遅い時間ので声のトーンを低くして。」


『私としない?』

恥ずかしくて声を小さく呟いた。

赤く染まった頬の色がさらに濃ゆくなり、手をもじもじして優馬から視線を逸らした。


この佳奈を見ると自分まで恥ずかしくなった。


余裕があるふりをして、優馬の頭をポリポリと掻いた。

「その時ね。もし断れたら、このゲームに付き合ってやる。」


『えっ!本当?!わぁあ嬉しい!』

キラキラとエメラルドみたいに緑瞳が輝き始めた。


ズキューンと胸を恋の矢を射られて、

激しい鼓動が鳴り始まった。


『あ、もう0時が回った。明日も学校があるので寝坊しないように気をつけてね。おやすみ!』


「おう…おやすみな」

ビデオ通話を切れた。


終わった瞬間にバタンとベッドに倒れた。

「佳奈って本当に変わったな。俺が気づいていない間に前へ進んでいた。」


なんだか心がモヤモヤする。

意味がわからないけどモヤモヤする。


どうせ悩んでも答えは出ないので考えても無駄のでさっさと寝よう。


佳奈の恋が少しずつ暴走し始まった。

宇宙飛行のように一度動き始めたらもう止まらない。












佳奈の気持ちを抑えきれずに暴走しそうな雰囲気だね。次の話はどうなるかな?

次の話を書くので楽しみに待ってください。

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