天瀬セラの秘密
実は私、天瀬セラは天童くんにはまだいってない秘密がある…
それは、1度町で助けて貰ったことがあるのだ。
‥‥……………………………………………‥‥……………………………………………
時を遡ること7ヶ月前
その日私は友達と遊びに出かける予定だった。だが、時間になっても友達は来ない。
どうしたのかと思いながらも待っていると、
『ごめん!熱が出た』と送られてきた。
『いいよ、早く治してね!』と送り自分も帰ろうかとした時…
「きゃっ!」
「痛っ…」
「あ、ごめんなさい…」
運悪く、柄の悪い連中の1人にぶつかってしまったのだ。
「お、この娘可愛いじゃん」
「あ、ほんとだぁ」
「俺らといいことしようぜ?それで許してやるからよぉ」
「い、いやです…」
「つれねーこと言うなよ!あんた1人なんだろ?彼氏にふられたのか?」
「ち、ちが…」
「よーし!俺らが慰めてやるからよぉ」
「だ、だれかたすけて…」
周りの人たちはみんな見て見ぬふりをしている。
もう、ダメだ…と思ったその瞬間、
「あの…」
「あぁ?誰だよお前…」
「僕はその子の友人ですけど」
「そーか、俺らが今この娘と遊んでるからおまえは家に帰れよ」
「いやがってるじゃないですか…」
「さっさと消えろよ、痛い目にあいたいか?」
「いえ、痛いのは嫌です」
「じゃあさっさと…」
「ですが、困っている人を見捨てる方がもっと嫌です」
「へー、かっこいいじゃねーか。でもよぉ…おまえみたいなヒョロっちいのが俺らを倒せるのか?」
「いえ、勝てません、なので…警察に通報させてもらいました」
「「「はぁ!?」」」
パトカーのサイレンが聞こえてきた
「ヤ、ヤベェ、逃げるぞ!」
不良達は急いで逃げ出た。
「やっぱ不良ってアホだよな…パトカーの音録音しといてよかったわ…」
一瞬なんで録音しているのか不思議に思ったが、まずはお礼を言おうと思い
「あ、ありがとうございます…」
「うん、大丈夫?」
「は、はい…あ、あのお礼を…」
「お礼?いらないよ」
「え…」
「だって当たり前のことしただけだし」
「え?」
自分で言うのもなんだが、私は可愛い。助けたことで「友達になろう!」とか、「連絡先教えて!」とかいわれると思っていた。
「それじゃ」そう言って男の子は消えていった。
その時彼女は助けて貰った男の子のように強くなるんだ!と心に誓った。
‥‥……………………………………………‥‥……………………………………………
まさか…彼と同じ高校だなんて…考えもしなかった
てか、入学して6ヶ月も経っているのに気づかないとかなにやってるの私!
あの憧れの彼と同じ高校に通っていただなんて!
ああ、仲良くなりたい!
あれ…なんか違うな…
そうか…私好きなんだ…彼のことが!
そう思ったらいてもたってもいられなくなった
そしてその2日後…
「響くん、す、好きです!」




