風邪を引いたって話
ピンポーン、そのチャイムで俺は起きた。
起きようとしたが体に力が入らない、熱もある気がする
風邪か?仕方ない、天瀬さんには悪いけど、今日は一人で学校に行ってもらおう…
そう思い俺はNINEを開く
『おはよう天瀬さん』
『あ、天童くんおはよう!入っていい?』
『ごめん、今日学校休むから』
『え、もしかして風邪?』
『そうみたい…』
『じゃあ私も休む!』
(いやなんでだよ…)
はぁ…ツッコミを入れる力も出ない…
「お邪魔しまーす!」
「!?」
「あ、天童くん勝手に入ってごめんね」
「天瀬さんは学校行きなよ…」
「いやだね〜病人をほっとけるわけないよ!」
「いや、大丈夫だから…」
「まあまあ、あ、朝ごはん食べてないよね?」
「…うん」
「お粥でいいい?」
「うん…ごめん迷惑かけて…」
「もーこういうときはありがとうって言うんだよ!」
「…ありがとう」
「か、かわいい…」
「?天瀬さんも顔赤いけど熱あるの?」
「い、いや大丈夫!お粥作ってくるね!」
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「できたよ〜」
お粥の美味しそうな匂いがしてきた
「熱いから気をつけて食べてね!」
「うん…美味しい…」
「ほんと!?よかった〜」
「うん、天瀬さんはいい奥さんになりそうだ…」
「え…そんなのまだ早いよぉ…」
また天瀬さんは意味不明はこと言ってるけど、冗談抜きでこのお粥は美味しい
「天瀬さん、美味しかったよ…」
「お粗末様でした!薬飲んだらゆっくり休んでね!」
「うん、そうだね…天瀬さん、今から学校行ったらギリギリ間に合うんじゃないの?」
「あ、ほんとだ!いつもより早くきすぎてたんだった!」
「天瀬さん、いってらっしゃい…」
その瞬間、天瀬はニコッっと微笑んで
「うん!行ってきます!」
はぁ…熱が上がってきたのだろうか、顔が熱くて、心拍数がいつもよりおおい気がする
お願いします!!