プロローグ
厨二病おっさんの妄想垂れ流し初投稿です。文才も語彙力もなく読みずらいかと思いますが読んでいただけたら幸いです。
ぼちぼちゆっくり書いていきます。
神は死んだ。
かの有名な哲学者の言葉である。
死んだ、とは神が実際に死んだということではなく民衆の信仰心が無くなったことを指すのだが。
今この世界を表現するにあたってこれ以上の言葉はないだろう。
西暦2230年、人類は技術の進歩により新たな時代へと突入した。爆発的な人口増加に伴い様々なものの機械化が進み、今や全ての物事を機械が担うようになり食料や天候、果ては生命までも人類が操作できる時代になった。最早人類は神の領域に達してしまったのである。
しかし、そんな世界に神の審判が下される。
今まで自分達に恩恵を与え続けてきた機械達は人類を狩る獣と化し、理想郷はたちまち地獄郷となった。
人類は進化するにはまだ拙かったのだ。生命への感謝を、慈しみを忘れ、ただただ世界を貪り続けた人類に神は呆れて全てを投げ出してしまったのかもしれない。
全てを失った人類は栄えた都心から離れ、少しでも寂れた小さい街へと逃げて行くことしか出来なかった。
しかし、何処へ逃げても何処へ逃げても機械獣はそこら中にいる。人類はひたすら逃げただただ怯える敗北者に成り下がったのだ。
それから月日が流れ、西暦2300年。
人類は新たな力を手に入れた。
神へと挑むために、再び栄光を手に入れるために。そして、破滅への道へと進むために。
これはそんな物語。
1人の勇者の物語。