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この世界のシステムにさよならを  作者: 視力低下が著しい
3/4

自己紹介と決断、基本話すだけ

書いてから思った。

話進まねぇー

バトルは次回

のはず、いや、書く

「ではまずは私ですね。」



そう言って座席から立ったのはメイドのギルダだった。



「イキナリストップ、待ちなさい。あなたさっき7番目って言ってたじゃ無い!」



そう言ったと同時に自分の魔眼が反応してなかった事を思い出した。



「はい、私は確かに7番目と言いました。そして『魔王を除いて』とも言いましたよ。」



しかしアリスの他にこの部屋には9人いる。そのうちバトは《魔王》である。てことは?



「・・・すまない、俺も《魔王》なんだ。」



と言ったのはさっきバトの隣にいてすぐに部屋から退いた男だった。



「なんで一つの国に《魔王》が二人もいるのよ!バランスおかしいでしょ⁉︎」



「《王の器》やったんやからしょうがないやん?自分で選べへんねんから。気にしすぎたら禿げるで?」



関西弁でさらっとなだめた(?)女性は明るい黄緑の長髪を片側だけお団子にしていて団子には羽が二本刺さっていた。



「・・・私は自己紹介していいのかしら?」



「あっ、ゴメンナサイ、お願いします。」



アリスはつっこむのは後にすることにした。



「改めて、私はギルダと申します。生まれ持っての魔力量があまり多く無いので戦闘にはあまり関わらず、〈メイド〉という形でサポートに徹していたところメイド道にはまり今に至ります。

ですが、全く戦えない訳ではありません。一応空間魔法が使えます。全力戦闘は30秒が限度ですね。」



戦闘向きでないと言っておきながら間違いなく魔界最強クラスの実力者である。一体この国はどうなっているのか、アリスは気になるがまずは皆の自己紹介を聞くことにした。



「それでは次は(わたくし)ですね。」



そう言って席を立ったのは、これまた完璧な所作でアリスにミルクティーを入れた執事風の青年である。しかし、普通の人にしか見えないギルダとは違い、狼のような耳があった。



「私の名はガルム、王家に使える執事の家系に生まれ、今もこうして支えています。私もあまり魔力は多くありませんし、魔法もバフしか使えませんが徒手空拳と合気道を嗜んでいまして戦闘力はそこそこにあります。この城についてはバトより詳しいのでご不明な点がございましたらお申し付け下さい。」



なぜ城の主人より城について詳しいのか、アリスは不思議で仕方ない。



まぁバト以上にこの城の事を知らないのは関西の団子くらいだが・・・。



「皆さん自己紹介が簡潔ですぐに出番になりましたわねぇ、わたしも気をつけなくちゃぁ」



なんかまどろっこしい喋り方をして席を立ったのは妖艶な女性である。出るとこは出て引っ込むところは引っ込んでる完璧なプロポーションである。



(女として勝てる気がしない・・・)

アリスは決して貧相な体つきでは無い、むしろ全体的にちょうどよい感じで十分理想的なプロポーションである、この目の前の女が異常なのである。



「わたしはブラン、魔力の扱いはかなり上手いほうだと思っているわぁ、誰かオトしたい殿方がいるなら協力するわよぉ、よろしくね。わたし、戦いは苦手だから出来るだけしたく無いけど魔法はかなり使えるから頼まれたらちゃんと働くわよぉ。こんな感じかしらねぇ」



「とかなんとか言っといて家事の邪魔する人には何の慈悲すら与えられずボコボコにしにかかるから気をつけてね〜」



バトがおっかない事を追加訂正したが、全くと言っていいほど家事全般が出来ないアリスにはあまり関係無さそうである。



「つまみ食いする人を燃やすのは当たり前じゃない、それにそんな事するのはアンタくらいのものでしょぉ。しかも『魔法完全無効化』のせいで全くのノーダメージじゃない」



「そんなチート能力あるかよ、僕はただ燃やされたとこから回復してるだけだってば、ちゃんと熱いよ、大丈夫!」



最強クラスの人の割と本気の火炎魔法で燃えるより早く治せる回復能力も十分にチートである



「もうボクも喋っていいのかな?・・・ボクはカミュ、魔力量では誰にも負けないよ、しかも使う魔法が(トラップ)魔法だから消費量もあまり多く出来ないから半永久的に使い放題なんだ。」



「罠魔法?仕掛けた罠を補強したり隠したりするアレ?攻撃力は皆無に等しいはずよね、何でそんなに(序列が)上の方なの?」



「フム、罠魔法のことをあまり知らない感じかな、確かにそれらも罠魔法に入るけどボクが使うのは・・・見せた方が早いか、よーしそれじゃあ「「いや、ちょっと待て」」・・・えい!」



バトとケルベロの制止は無かったことにして魔法は発動し、直径1メートルほどの魔方陣が描かれた。



「砕ッ!」



しかし、次の瞬間関西の団子のかかと落としで小爆発を伴いながら魔方陣は破壊された。



「も〜、その魔法は敵、もしくはブランと二人ん時だけゆう決まりやろ〜?」



「・・・カミュ、ちょっとこっち来い」



「えっ、自己紹介がまだ「知らん」・・・ちょっと〜⁉︎」



カミュはケルベロに連行されて行った。



「うーん、ケルベロがワンワン言ってる間に説明すると、アイツの魔法は罠そのものも作ることができるんだ。この城にある動く鎧(リビングアーマー)もアイツの魔法機構が働いているんだよ」



「えっ、アレ飾りじゃ無かったの?それにさっき彼は何をしようとしたの?そこでブラン?がもじもじしてるのと関係あるの?」



「えーっと、聞きたい?まぁいっか。今カミュがやろうとしてたのは召喚系ので触手が出るんだ魔改造された奴が、対象はブランだろうけどね」



「何で仲間に魔法かけるのよ!それに魔改造って何してるのよ!」



「ブランとカミュは恋人同士なんだよ、魔改造ってのは単に媚薬効果を5倍以上にしてて、あと吸着率?粘着力?を上げてずっと触られてる感じ?になるんだったかな。それで(ピーーッ)とか(バキューン)とか(フニャフニャ)とかするらしい、よ?ドSとドMだから相性いいんだろうね」



「(聞かなきゃ良かった)・・・気をとりなおして自己紹介お願いします。」



「次は自分か、自分はアヌビス、一応この国の司法を担当してる事になっている。なんでかはわからないがな。」



(・・・怖い、てか大きい。こんな人に裁かれたく無いだろうなぁ〜)



アヌビスは身長が195cmを超えていて着痩せして細く見えるがかなりガッシリしている。パワーもトップクラスである。



「加減というものが苦手であまり人から懐かれないのが悩みだ。街に出てもサッと道を空けられてしまう。・・・なぜだ。」



自己紹介で凹むというのも何故なのか気になるが



「この国、街あったんだ。山の中に城がポツンと(ポツンというサイズじゃ無いけど)あるだけに見えたんだけど」



「ああ、街は山の中なかにあるぞ、物理的な意味でな。この山、中身が空洞でな、キチンと補強してるし昼夜もあるぞ。ただし城から直接行くか国籍(魔法具の腕輪)を持ってないと入れない、というか分からない入り口から入ることができるぞ。」



アヌビスは袖をまくって腕輪を見せ、そう言った。



「アヌビスは子ども好きやからねー、街の子どもたちに怯えられると拗ねちゃうねん。かわええやろ?」



怖いのは雰囲気であって顔では無いのだがアヌビス本人は顔が原因だと思い、あまり顔が見えないように普段フードを被っている。しかしそれが逆に怖さを引き立てている事を気づく時は来るのだろうか。



(可愛い?そうは思わないけど・・・。)



ブツブツ呟き、ますます恐ろしい印象を与えているアヌビスの頭を撫でながら(拗ねた時に席に座った)次は自分だと関西の団子は席を立つ。



「ウチはレイファ、《八鬼将》序列3位に就かさせてもろてます。」



どうやらこのグループ(?)は《八鬼将》というらしい。



「持ってる属性は無属性の中でもまあまあレアな〈破壊〉を持ってます。自慢やないけど、もしアンタが《王の器》や無かった場合本気でやったら2秒で殺せるよ、まぁ殺す気無いし安心してね〜」



かなり物騒な自己紹介であるが持っているスキルだけに負け無しのアリスは少々言い過ぎだと思った。



「流石に2秒は言い過ぎじゃない?一応まだ一度も負けた事ないのよ私。」



「でも、アンタ、ギルダより弱そうやん?()()()のレベル、舐めたらあかんで?〈最強〉の国なんや、はっきり言って他の国と格が違う(ちゃう)で」



「待て待て、何で急に喧嘩しそうなの君達?今は自己紹介の時間だよ、もう、次行こ?次。」



急に(何故か)険悪な空気になったのをバトは抑えながら次を促す。



「ふぅ、私か、私はマスティマ、この国の軍団長も兼ねている。〈鉄壁〉とか言われているな、まぁよろしく頼む。レイファは暗い空気がきらいでね、君の雰囲気が嫌いで突っかかっているんだよ」



まあ、死にたくてこの国に来た人の雰囲気が明るいわけがない。



(二つ名持ちって《王の器》以外にいたんだ・・・。)



二つ名があるというだけで只者では無いということがわかる。それほどにすごい事なのである



「・・・ん?もう俺か?」



いつの間にやら帰ってきたケルベロが席を立つ



「俺はケルベロ、《八鬼将》序列1位にして《魔王》だ、バトには負け越しているがきちんと《魔王》してる。よろしく」



〈魔王する〉って一体なんなのかは作者も分からない



「これでみんなの自己紹介終わりだね、なんか質問ある?」



「ええ、いくつかね。一つ目、なんで国の主要なメンバーがみんな若いのか。二つ目、王が二人いて国が割れないのは何故か。最後に、そして一番気になる事、こんな強い人達がいながら〈私〉が必要な理由は?」



「若い理由は、80年前の天使降臨で大人は殆ど死んだからさ。子供を庇ってね。国が割れないのも子供が多くて政治がわかる人が少ないからってのもあるけど、表向きの王様が僕でケルベロが《王の器》ある事を知る人が少ないのが理由かな。」



結構まともな理由である



「そして、君が必要な理由だけど、〈天界〉に行くには六種族の王が一人ずつ必要なんだ。だから〈天啓〉を受けたケルベロがいても〈天界〉には行けないんだ。君じゃなきゃダメなんだ」



「なんで?ノアの王とか他にいるじゃない」



「でも、君の方が強いだろ?まだ鍛えたことすらないのに恐れられるくらいには、自由を得たり、人を納得させるには自ら動かなきゃ始まらないよ?居場所が欲しくない?『そこにいて良い』という保証が欲しくない?僕達は君にそれをあげれるよ。そしたらきみは僕達に力をくれたらそれで良いんだ。ダメかい?」



「・・・少し、考えさせて、明日、答えを出すから。」



アリスは『ここに居てくれ』とか『君が良い』と言われたことが無く落ち着いて考える必要があると思った。



「うん、待つよ。今日はここで泊まりな、部屋はあるから」



こうして夜は更けていく。



この日の決断がアリスの人生を、大きく変えることになることはもうお察しの通りである。

スキル:神から与えられるもの。大まかなジャンル分け

アーツ:スキルに沿った技。

ド〇〇エで言う『火炎切り』的なやつ

と考えて下さい

属性:火、水、雷、地、風、光、闇、無

がある。無には〈破壊〉や〈空間〉などがある


自分でキャラ設定忘れそうだ

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