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自慰スポーツ

作者: アオベエ

ヒーローインタビュー

――放送席、放送席、たった今自慰を終えた俺選手に来ていただきました。



「どうも」



――まずは、今回の自慰を振り返ってみてどんなお気持ちですか?



「まぁね、90分間っていう長い戦いになった事もあって途中で何度も萎えそうになりましたけど、何とか結果が出せてよかったです」



――これだけの苦戦を強いられた原因は何だったんでしょう?



「やはり、お気に入りのオカズを使わなかった事でしょうね」



――たしかに、こちらから拝見していても気づきました。



「HDD内のお気に入りのオカズを使えば5分もかからなかったでしょうね(笑)」



――しかし、何故お気に入りのオカズを使わずにググり続けたのですか?



「うーん、挑戦だよね。常に今に満足しない、それが俺っていうかね」



――なるほど。それでは今日見つけたオカズにもまたすぐに満足できない時が来ると思いますが、これから先大事になってくるのは何だと思いますか?



「まぁ、個の力。どれだけ長い戦いになってもピッチに勃ち続けるという事。それと新たなジャンルの開拓ですよね、まだまだ新しい事に挑戦するつもりです」



――それではこの先、彼女というものも視野に入ってくるのでしょうか?



「」


 虚空を見つめたまま、ピクリとも動かなくなる俺選手。




――えーと、俺選手は人妻が好みですよね?



「はい、人妻が大好きです」



――そういった中で今回の自慰にも、新たな試みが見受けられた様に思うのですが



「そうですね人妻の中でも団地妻であったり、あの手この手で何か新しい刺激を求めるそういった検索する力っていうのも今回の自慰で必要な事なんだと実感しました」



――それがあのゴールを生んだんですね。



「ええ。正直諦めかけていたんですけど、その時にGoogle先生からのアシストが来たんです」



――「もしかして:未亡人」ですね



「そう(笑) あとはそのパスにカーソルを合わせるだけでしたね」 



――なるほど。それでは今回の勝利を誰に報告したいですか?



「両親です。一応姉もいるのですがあんまりこの競技に興味ないみたいで(笑)」



――ちなみに、彼女さんとかには報告されないんですか?



「カメラ止めろ」



――それでは最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします



「まぁね、皆さんが筆を握って文字をかくように、俺はナニを握ってマスをかく。

これって同じ事だと思うんですよね。だから皆さんも作品という自慰行為に日々精進してください」



――以上、俺選手でした。


「ありがとうございました」



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― 新着の感想 ―
[良い点] 良い意味でぶっ飛んでいることですね。現実では男子中学生の会話の内容のようなものを物語にする。このような作品は創作の醍醐味の一つですよね。 [一言] 学生生活を思い出します。
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