13話 狂気
瑠璃の精神は正常に戻るのか…それとも…
13話 狂気
今日は伽音部活に来てる。まぁ、昨日あんなに言ったしね。…最後にもう一度聞いてみよう。
「か、伽音…ほんとに私とは仲良くしてくれないの…?」
「はい。てか部活集中してください」
…そのとき私の中での正常な感情が無くなった。残った感情は昨日初めて抱いた『伽音を一生私の腕に収めておきたい』だけだった。
その時の記憶はハッキリ覚えていないがとっさに私は伽音の首に手をかけた。伽音をこの手に収められている、これなら一生一緒にいられる。笑顔が止まらなかった。
「る…り…」
伽音は苦しそうだった。けどその時の私は、伽音は男に会えなくなるから辛い顔してるのだ、と感じた。ほんとに狂ってる。もしこの手を離せば伽音は男に行ってしまう。一生動かさないように、力を込めた。どのくらい経ったのか。伽音は私の手から動かなくなった。これで伽音は一生一緒だぁ…!喜びに浸っていると警察やら先生やらが押し寄せてきて、取り押さえられ、そこからの記憶は数時間全くない。
私の記憶が残っているのはその後に牢屋に入れられてからだ。でも私は後悔してない。だぁって、伽音は永遠に私の中で生き続けるもの…!ほかの男に汚される前で良かったぁ…!
「江口瑠璃を無期懲役とする」
そう告げられたけど私は嫌でない。伽音と一緒だもん…!ラノベもエロゲも無いけれど、私には伽音がいる。けど女性刑務所ってブッサイクな女だけ。新入りだからって私を使ってほんとにムカつく。…?誰か寄ってきた?可愛いな…そう、まるで伽音みたいな…
「いきなりで悪いけど。瑠璃…だっけ?あんたが良ければだけど私と付き合わない?結構タイプなんだけど」
…ああ、こんなドキドキいつぶりだっけ。でも一つ聞かなければいけないことがある。
────私の愛を受け止める覚悟はある?────
どうもエ口です!!!やっと完結!!いやぁ、ヤンデレにしちゃったけど…。反省してます。次の作品では主人公をヤンデレにすることなく完結させたいです!!完結は皆さんが見てくれたからできたのです!感謝感激!!他の連載中の作品、次回作もよろしくお願いします!では、別の作品でまた〜




