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11話 きっかけ

なんだかんだで仲良くやれている2人。好意でもらったお弁当が2人を変えていく…

11話 きっかけ


付き合い始めてから数週間。伽音とはデートもしたし手も繋いだ。…キスもした。2回もャるタイミングを逃したけどw今日はどんなことがあるんだろう、そう思うだけで毎日起きるのが楽しみだった。そう、今日は伽音がお弁当を作ってくれるはずの日!定番のリア充イベントですねw…もうすぐ部活の皆お昼ご飯食べに来るなぁ、伽音も。ヽ( ▼∀▼)ノ フォー!!


「こんにちは〜、部長早いですねぇ〜」


「こんにちは。まあ、他にやることないしねw」


「…これ、お弁当。瑠璃にあげる//」


「昼間からいちゃいちゃすんなよ〜w」


うん、凄く和やかな雰囲気。ほんとに充実しすぎやないか?w


「ありがと、伽音。じゃあ食べるね?」


見た目は健康的な美味しそうなお弁当。きんぴらごぼうにポテトサラダ。ハンバーグに雑穀米。女子力高っ!!…まずは雑穀米から食べようかなぁ。


パクッ。モグモグ。………。かたい。


「ど、どうかな…?」ドキドキ


「う、うん、おいしいよ……?」ニッコリ

…かたい。かたすぎない?いやいや、折角作ってくれたんだ。多分他は大丈夫だよね…?


結果から言うと美味しい、とは言えないお弁当だった。きんぴらごぼうは皮が残り過ぎててちょっと土の味したし、ポテトサラダは多分野菜の水が出てきたのか、びちょびちょだった。ハンバーグはほんと美味しそうだった。1口食べてすぐ分かったのが塩と砂糖を間違えていた。


それでも、作ってくれたんだし、凄く嬉しかったから伽音に笑顔を向け、


「ありがとう、美味しかったよ」ニッコリ


と言った。が、私は驚愕した。私が感謝の言葉を言った瞬間から、伽音の表情はみるみる憤怒の表情となっていった。可愛かったがそんなこと言える空気ではない。なんで!?なんか悪いことでも言ったか!?


「か、伽音どうしたn」


「瑠璃はどうせマズイとか思ったんでしょ!?無理して言わなくていいよ!!笑顔がぎこちなさ過ぎだよ!!嘘つかれるのが一番嫌いなの!!」


…ハー。私の笑顔ぎこちないんだ…。いや、ほんとに悪いことしたなぁ。反省しなきゃ。


「ご、ごめんね?でもお弁当はほんとに嬉しかったよ」


「もう瑠璃なんて知らない、大嫌い!!」


伽音は飛び出して行ってしまった。周りにいた部員たちも空気を察して退散。…私が悪いの…!?


家に帰り、私が悪いかわからないけどラインで謝った。


〔今日はごめん。でも本当にお弁当嬉しかったよ、ありがとう〕


寝るまで待ってたけどメッセージが来ない。恐る恐るアプリを開くと既読スルー。いやぁ、ホント萎えてきた。伽音が可愛くなかったらもう諦めてるだろうなぁ。明日直接言おう。うん。流石に直接言ったら無視しないでしょ…。そんなことを考えながら布団に入った。


そのときはまだしらない。私の心に宿る、心の闇に…。

どうもエ口です!!!13話で完結させますのでこれからの展開お楽しみに…!!

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