1話 出会い
1話 出会い
私の名前は江口瑠璃。共学の高校に通うjk3。自分で言っちゃぁなんだけど、頭はそこそこイイし運動も人並み以上にはできる。友達も案外いて、結構そこそこな学校生活を送っている。ちょっと下ネタとアニメが好きだけどそこはギャップ萌えってことでよろしく。
でも1つ、私には人並みみ出来ないことがある。それは”恋バナ”だ。友達が「目があっただけでズキュンと来ちゃった〜」と話してて、わかるーとしか言えない私がいた…。これまで告白されたことも何度かある。しかし心が揺れ動かなく、すべて断ってきた。…あぁ…恋がしたい…。
そんなこんなでもう高校3年生。部活も新入部員が入って指導したらもう引退かぁ…。ちなみに私は弓道をしている。県大会出場くらいは上手いよ、うん。今日は女子が4人固まって見学に来た。どうせ全部回ってるんだろとか思いながら一応接待役として雑用を押し付けられたから声がけをする。
「こんにちわ〜。見学していきますか〜?」
「あっはい、よろしくお願いします!」
「そんなに固くならなくていいよ〜?」
かしこまってる、初々しいなぁw受け答えしてくれたのはリーダーっぽいハキハキした子。あとはメガネおさげの子と、高身長の子と、…!?な、なんだこの胸の高鳴りは!?ポニテで低身長の子を見ると胸が締め付けられる…。うっ、苦しい…。
「すみませーん、これって体験させてもらえますか?」
「あ、あっはい、大丈夫ですよ!」
そうだ、接待役だった…。なるべくあの子を見ないように今日は乗り切ろう…。
こうして、見学者4人を接待し終えた。帰り際、お礼をされた時ちらっとあの子のジャージに刺繍された名前を見た。近衛伽音ちゃんか…。
「出来れば入部してね」
「はい、今の所一番入りたいです、先輩も優しいですし!」
「お世辞はいらないけど嬉しいなあ、じゃあね」
4人を帰し、残ってた部活の友達に相談をした。
「ねぇ、どうしよう…ある人の事を考えたり見たりすると胸が苦しいんだけど…」
「ええ〜、瑠璃、、やっと好きな人ができたの!?良かったじゃん、誰!?」
「そ、それは…。な、内緒…」
「で、どこを好きになったの!?」
「いや、どこっていうか目が合って、ドキッとしただけだから何も…」
「瑠璃が一目惚れとか、どんなイケメンだよ〜」
友達2人が私を一目惚れさせたイケメンを考えていた。ごめんね2人とも…。相手は女の子だよ…。
そして4月中旬、いくら小さい高校だからって少なすぎるとツッコミたくなる、入部届け4枚。名前を見て、私は驚愕した。最後の、4枚目。近衛伽音という字が目に焼き付いて離れなかった。
初めて好きになった人が同じ部活の後輩で、同性。自分でも理解できない状況で、私はこれから想いを伝えられるか、伝えたらどうなるかなんて、考える余地もなかった。でもひとつだけ分かる自分の気持ちは”私は伽音さんを好きになった”ということだけだった…。
どうもエ口です!…恋愛系書いたことないので完結すら危ういですが温かい目で見てください_|\○_オネガイシヤァァァァァス!!