1日目(2)
学校が終わって、これから家に帰るとこ
今の時期は冬で外は雪が降っていて、地面も雪でいっぱい
「あ〜あ、早く春にならないかなあ」
「桜ちゃんって冬が苦手なんだっけ」
「そうだね〜寒いし、積もると外歩きづらい…」
「そっか〜、私は冬好きかなぁ、雪が綺麗だしおでんとかも美味しいし」
「まあ冬は鍋とかが美味しいからね〜」
そんな話をしながら帰る支度をして学校を出た時、妖怪が襲ってきたの
「今日も出たな〜妖怪め〜」
「まったく…なんでいつも妖怪さんは襲ってくるの?」
「貴様らを襲ってないとやってられねえからな!」
魔法で武器を出して、戦闘態勢に入る私と茜ちゃん
私の戦闘スタイルは空中戦、魔法の力で空を駆けながら戦うスタイル
使う武器は双短剣、短い剣を逆手に持って使うの
それを支援する茜ちゃんの戦闘スタイルは魔法弓士、弓と魔法を駆使して相手を近づけさせないスタイル
使う武器は強弓、普通の弓より少し大きめの弓
「二人で協力すれば敵なしなんだから、覚悟してよね!」
「人間のくせしてこしゃくな、この青坊主に叶うと思うなよ!」
相撲の四股を踏み、突進の構えを取った妖怪青坊主
動きが単純だから、言っちゃ悪いけど弱いんだよね…
「うおおおおお!」
ほらやっぱり…私目掛けて突進してきた
私は空中に飛び出して回避、茜ちゃんは魔法弓を構えちゃってる
「クソッ、空を飛べるとか卑怯だぞ!」
「戦いに卑怯もクソもないと思うよ〜」
「そうだね〜、ファイアアロー!」
茜ちゃんのファイアアローが妖怪に命中!
着ていた服が燃えはじめたからさあ大変!
「あちちちちちち、覚えてろ〜」
「じゃ〜ね〜、今度は襲ってこないでよ〜」
服を燃やしながら逃げていく妖怪青坊主、今回も私たちの大勝利!
「ふう、なんだか御玉さんに会いたくなってきちゃった」
御玉さんはこの街の近くにある雑木林に住んでいる銀色の毛並みをした妖狐
昔からこの街を見てきていて、街の人とも仲がいいの
「今なら雑木林に居るんじゃない?、御玉さんの作るお揚げまた食べたいなあ」
「今から会いに行ってみようかなあ」
「あっ、茜ちゃんが行くなら私も行く〜」
「それじゃあ4時に雑木林で待ち合わせだねっ」
「りょ〜か〜い」
「それじゃあまた後でね」
そして私と茜ちゃんは家に一旦帰った
御玉さんまたお揚げ作ってくれるかなあ、ちょっと楽しみかも♪
基本的に桜目線で行こうと思います