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黒の英雄譚 ~漆黒の女帝~  作者: 涙目 ホクロ
始まりの街 アスラ
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第2話 異世界でできた初の友人

第2話目です

俺自身がサクラ雪になったことを実感した頃、荒野は夜になっていた。

今夜、どこで過ごそう。そう思った時、近くに動物の群れを発見した。

興味が出てきたので、ゆっくり逃げられないように近づいて行った。

近づいていくと、その動物の姿に驚いた。

その動物は翼の生えた馬だった。

「ペッ、ペガサス!?」

思わず声を出してしまった。

声に驚いてか、ペガサスの群れが羽ばたきだした。


しまった、と思いつつも俺はあることを確信した。

「ここは地球じゃない」

うすうすそんな気はしていたが、それを決定打にする証拠がなかった。

そのため、自分の中ではここはまだ地球だという考えが残っていた。

しかし、今起きている現実をみるとこの考えは捨てないといけないようだ。

ここは、メフィスが言ったように異世界なのだと。

そんな事を考えていると、一頭の黒いペガサスがこちらに近づいてきた。

俺は、そのペガサスをみると脳内に声が響いた。


 あなたは、何をしているのですか


その声は、柔らかい女性のような声だった

・・・えっ ペガサスって喋れるの?


 いいえ、テレパシーです


どうやら、この世界のペガサスはエスパーらしい。


 もう一度聞きます、あなたはここで何をしているのですか?


そう言われ俺はここまでの経緯を話した。

突然、召喚されたこと、神が俺を女にしたこと、そしてペガサスを発見したこと。

ペガサスは興味深そうに聞いてくれた。

そして、ペガサスは言った。


 やはりそうでしたか


「えっと、どうゆうことだ?」


 この世界の全ての動物は善と悪のどちらかに片寄りがあり、

 ペガサスは皆、善と悪を見極める能力を生まれつき持っているんです。

 そして、わたしはその能力が他のものよりも強い。

 そのため、動物が来たらすぐにわかるのですが、

 あなたからは、何も感じなかった。だから、気付けなかった。

 つまり、片寄りがないということは

 この世界の理から離れた存在だということです


この時、俺は思った。

この世界の理から離れている存在は俺の弱点ではないかと。

だから、ペガサスに聞いた。


「ペガサス以外で、この世界の理から離れた者を発見できる生物はいるか?」

「気付けるのは、ペガサスくらいでしょう。

 例外があるなら、あなたをこの世界に召喚した神くらいでしょうね。」

「ありがとう」


どうやら、俺の心配事は大丈夫そうだ。

さてと、安心したら眠たくなってきたし、

ペガサスも仲間とはぐれる前に飛び立ちたいだろう

そう思いペガサスに声を掛けようとしたら


 あなたの事が気に入りました。

 どうか、私の主人になってくれませんか?


えっ、どうしてこうなった?

とりあえず、理由を聞こう。


「どうしてだい?」


 私は昔から世界を旅したいという夢がありました

 だけど、ペガサスには「他の生物と関わりをもつな」

 という昔からの風習がありまして、

 他の生物が来るとすぐ、飛び去ってしまうのです。

 だから、仲間にこの夢を話しても「諦めろ」

 としか言われませんでした。

 しかし、私は諦めきれずにいました。

 そのため、夜な夜な群れを抜け出して人間の町までいき、

 本を、読み漁っていました。

 いつか世界を旅するため人間の言葉、国の通貨、この世界の種族に至るまで

 全て憶えました。

 聞くところあなたは、この世界に来たばかりでまだまだこの世界の事を知らない

 そう考えると良い取引じゃないですか?

 そしてどうしてあなたについて行きたい理由ですが、

 それはあなたといると楽いし、私の知識が活躍する機会が多いと思います


確かに、ペガサスの言う通りだな

それに、一人じゃ心細いし

よし、んじゃ決まりだ。


「俺は、サクラ雪。ペガサスって呼びにくいから、その強くてどこまでも飛べそうなそうな翼から

 ツバサって呼んでいい?俺の事は雪って呼んで」

  

 はい、お名前ありがとうございます

 それと雪これからよろしくおねがいします


「んじゃ、ツバサこれからよろしく」

 

 こちらこそよろしくおねがいします

 

次の瞬間、ツバサが光り出し、俺の身体から力がものすごい勢いで抜けていく感じがしたら、

俺は深い眠りについた。

 



 翌日


朝、俺は疑問に思うことがあった。

昨日、枕使って寝てたっけな?

なんかこの枕すごく良い匂いするなー

そしてすごく柔らかい。

まるで、膝枕されている感じだなー

・・・ん、膝枕?

その瞬間

俺は、目をあけた。

視界の先には博識そうな眼鏡をかけた同い年くらいの女の子が居た。


「お目覚めですか、雪」



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