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僕と猫と煙と  作者: ささ
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2019年10月29日(水)


伊田芽麻友の部屋は6畳ほどの広さで必要最低以上のぬいぐるみや小さなアンティークなどが至るところに置かれていた。小奇麗で整理整頓されている。30代にしてはだいぶ若すぎる部屋な気もするが彼女のことを知っている大概の人は納得するだろう。彼女らしいと

泣き疲れたあと眠ってしまい目が覚めると時刻はまだ午前3時であった。眠りは浅いほうではないはずなのだが緊張でもしていたのであろう。

僕は目の前にある本棚から旅行雑誌を広げ時間をつぶしながら朝になるのを待っていた。時刻は午前4時になろうとしている。

好きな女性の部屋に一人でいる…何ともいえない感覚だ、誘惑に負けて布団の形をくずさないよう伊田芽の枕の匂いを嗅いでしまった。

昔と変わらない…正直一生嗅いでいたい。



7時になると僕は赤くなっているであろう目をこすりながら、リビングに入ると机の上にはトーストと卵焼き、サラダなどの4人分の朝食が作られていた。

 「おはようございます」と僕が言うとキッチンで作業をしていた凜子さんが笑顔で出迎えてくれた「おはよう昨日は眠れなかったんじゃないの?」と笑みを浮かべる、昨日の夜の僕を見透かしていたようだ。

 「はい、なんか緊張してしまいました」僕は照れ臭そうに答える。

 何か満足したような顔をした凜子さんは「そうかそうか、君もまだまだ男の子だな。まあ朝飯食べていってよ」と朝からとても元気にそうだ。

 僕は促されるままに先日の夜に座った席に着く。「どうぞ召し上がれ」と凜子さんが言うので僕は机の上に用意されたトーストをかじる。半分ほど食事がすんだあたりに凜子さんは僕の目の前に座り、朝食を食べだした。 

「狭山君はこれからしばらくどうする気なの?」。

「…そうですね、まだあまり決まってませんが。まずは最後に伊田……麻友さんと最後に会ったご友人の方に会いたいなと思ってます。あとは麻友さんの最後の目撃情報の場所を見たりですかね…」

「本格的だねー」と凜子さんはまるで他人事のように関心をしている。きっと  すでに半年も前に調べつくしたことなのだろう。

「あの、もしよければそのご友人の方に会いたいんですが連絡先とか知っていますか?」凜子さんは少し困った顔をした後、僕の皿の上にある卵焼きを勝手にフォークでくずした。

「あのね……言いづらいんだけど、彼は麻友が行方不明になってからしばらくして、行方不明になったのよ。それでその後彼の死体が発見されたわ。練炭自殺だったみたい…」

 澄んだ空気の朝とは思えないほど重い空気が部屋に充満していくのを肌で感じた。それを察したのか凜子さんはさらにしゃべる。

「その人はね麻友の元カレで、名前は新井宏和いい子だったわよ。素直な子でね、麻友のために生きてるって感じ。あなたにちょっと似てるかも。」

 こんな時でも少し笑う凜子さん。麻友のために生きている……方向性は違えど似るものなのだろうか…凜子さんはさらに話し続ける。

「彼からは遺言も何もなく行方をくらまし、見つかったときには車の中で死んでいた。発見された場所はここから近くの山の中なんだけどね…」

 これで僕の中で容疑者は減ってしまった、やはり怨みとかではなくただの気まぐれの誘拐犯だったのであろうか、もしそうなると手がかりはゼロになってしまう。

「そうだったんですか……あの…その自殺された方の家とかわかりますか?」

「わかるけど、いかないほうがいいわよ。下手したら殺されるかもしれないし…彼のお母さんが過保護でね、たぶん今も冷静さがないわよ、怪我したマスコミの方もいたみたいだし」

 嫌な事実である。凜子さんははコーヒーを飲みながら冷静にしゃべる。この性格の温度が急に上がったり下がったりするようなところも麻友と似ているなあと思いながら、僕は頭を下げた。

「お願いします。どうしても麻友さんを見つけたい。もう一度だけ麻友さんの顔を見たい。声を聞きたい。僕の最後の願いはこれだけなんです。どうかお願いします」

 静寂がしばらく流れると後ろから声が聞こえた。

「新井さんの家はこの家から街に戻る道で一番近くのコンビニから住宅街が増えてくる。しばらくして歩けば周りの家より大きい家があるから見つけやすいだろう。あと麻友が最後に行ったレストランもその近くだ。名前は「SMILE」主にパスタとかオムライスがメインの洋食屋さんだ。昼飯のときにでも食べに行くといい」

 振り返るとそこには体調が悪そうな宗一さんがいた。たぶん二日酔いだろう。麻友の父親はおぼつかない足取りで麻友の母親の隣の椅子に座る。

「あなた、教えていいんですか?」

 麻友の母親は心配そうにしている。

「いつかわわかることだ、狭山君なら大丈夫だろう、バカだけどまっすぐな人間だ」

「…狭山君危なくなったらすぐに逃げなさいよ」

 行くのやめようかと少し悩んでしまうほどに心配そうに凜子さんは僕を見つめていた。

「わかりました。あと一つだけ聞きたいことがあるんですけどいいですかね。」

「いいわよ何でも聞いて」

 麻友の母親は食パンにジャムをぬって、隣に座った宗一さんの皿の上にのっけていた。これが夫婦というものかと少し僕は感動を覚えていると

「この際何でも聞いていきなさい、知る限りは答えよう」

 宗一さんは日本の良い父親代表になれるだろう、二日酔いさえなってなければかっこよかったのに…

「ありがとうございます。それで麻友さんは…何かストーカー被害や嫌がらせみたいなことをされたりしてませんでしたか?何か手紙がきてたりとかそんな些細な事でもいいんですが…」

 凜子さんは少し考えると

「そうね、あの子は基本的にいつも笑っていたからね、毎日楽しそうだったわよ。今日ゆうみがねーって毎日友達の話しばっかり。でもあの頃は仕事で少し疲れてたのか、ちょっとは愚痴をこぼしてたくらいかしら」


「私もだいたいその場にいたから、妻と同じ回答だ」と宗一さんが言う。

「……職場かあ、どんな愚痴を?」

「え、寝てたいとかそんな程度だけど」

 僕が毎日思っているようなことか…

「その職場ってどこにあります?」

「2階」

「えっ」

「麻友はここで働いていたんだよ。ホームページやイラストを作ったり色々していたの」

 …二人で一緒に仕事をやりたかったなあ、、という果てしなく不可能な妄想を一周して、少しまた落ち込んだ。


「…あの、クライアントの方の名簿とかメールのやりとりって見せてもらえませんか」

「警察の方たちも調べていたけど、怪しいところなどまったくなかったみたいだが、それでもかまわないなら見ても構わないよ」麻友の父親がパンを食べ終え、注がれたコーヒーを飲みだす。

「じゃあ少し見させていただきます。」

 僕は食パンと、伊田芽の母親に崩された目玉焼きを口の中に入れて食器を片づけた。「ごちそうさまでした。じゃあちょっと行ってきます。」伊田芽の部屋へ向かい机の上にあるパソコンを立ち上げた。

‥そうだパスがわからない。昨日の夜、泣き疲れ冷静になった僕は勝手にパソコンを立ち上げたのだが、パスワード画面でそこから先がいけず諦めて眠ってしまった。


再度リビングに戻ろうとすると、足音に気が付いたのかリビングから「パスワードは麻友の誕生日と彼氏の誕生日、カレンダーに書かれているからわかるはずよ」という凜子さんの声が聞こえてきた。

 僕は部屋にあるカレンダーを何枚かめくると、とても明るい装飾がされている箇所を見つけた。黒の油性ペンで塗りつぶしたかったがさすがにできなかった。

 麻友の誕生日と先ほど確認をした彼氏の誕生日を入力してパソコンを起動させた。メール履歴、検索履歴ファイルを確認してみたが、麻友の両親に言われた通りなんの問題もない普通の女性のパソコンであった。その後も削除履歴などいろいろまわって見たが怪しいものも特になく、伊田芽麻友の一部を勝手に見ていることに対して罪悪感を覚えてきた僕はパソコンの電源を落とした。

 パソコンを終了させたあと自分の服に着替えリビングに戻ると麻友の母親が外にでる準備をしていた。

「あらもういいの?」

「はい普通のパソコンでした。あと服ありがとうございました」僕は笑っては見たがきっと苦笑いをしていただろう。

「どういたしまして、私達これから駅で麻友の情報を求めに行くんだけど狭山君はどうする?」

「僕はこのまま、新井さんの家に行こうと思います。お忙しい中ありがとうございました。ごはん美味しかったです。」

 凜子さんはまだ心配そうな顔をしていた

「…ありがとうまたきてね」

「はい、おじゃましました」

 僕はできるだけ笑顔を浮かべ玄関へ向かった。

 すると後ろから「またいつでもきなさい」と宗一さんから肩を叩かれ僕は「またきます」とだけ言い伊田芽の家からでた。たぶん麻友が見つかるまでくるだろう。




 麻友の家からコンビニを目指ししばらく歩くと、宗一さんの言うとおりに住宅街になっていきその中で一際大きな家が見えてきた。その家の前に行くと表札には新井と書かれていた。

 ただその立派な家からは信じられないほどに生活感はまったく感じられず、ポストには新聞やチラシがたまり、ありとあらゆる窓が新聞で覆われていた。ただただ新井家の威容さだけは感じることができた。 

 予想を超えた光景に。帰ろうと思ってしまったが、ここまできて帰るわけにもいかずインターホンを押してみた。

………

反応がない……

 少しだけほっとしてしまったが、ここまで来て何もないのも嫌だったため、隣にある小さな家へ行ってみることにした。 インターホンを押し、しばらくすると背の小さい初老のおばあさんがでてきた

「なんでしょうか?」

「あの、私隣の家の新井宏和君の友人で宏和君に線香をあげにきたんですけど、今新井さんの家には誰かいるんですかね」

おばあさんは迷惑そうな顔をしているようだ。

「前はたまに何か大きな物音とかしてたからたぶんいたとは思うよ、今はどうだか知らないけどね、薄気味悪いったらありゃしないよ。私が知ってるのはそれくらいだね、もういいかい?」

おばあさんはそのまま家の中へ戻ってしまった。


しかたがなく僕は洋食屋のSMILEに行き昼食をすませることにした。


 携帯電話で「SMILE 桐生」と検索をかけるとすぐにヒットして、僕はその地図情報の通りに道を歩いていく、地図のマークの場所に行くと大きい駐車場が完備された赤レンガ色のお店が見えてきた。看板を見ると黄色い文字でSMILEと書かれていて僕はそのままお店の入り口へ向かった。入口はOPENと書かれたプレートと本日のランチがチョークで小さな黒板に書かれていた。店の中に入ると空調ががしっかりと完備されていて適温以外の何物でもなかった。店の雰囲気はおしゃれな洋食店の定番といった雰囲気で、なんの曲かはわからなかったが耳障りにならない程度のBGMが流れている。壁は白い色の石なのかよくわからない材質で作られていて、全体的に照明は薄暗い印象を受けた。

 時刻はまだ午前11時という事もありお店の中は人もまだ少なく。店員からはご自由の席にどうぞと言われたので、僕は隅のカウンター席に座る事にした。

 席に座ってメニューを見ていると、バイトらしき若い風貌の店員が水とおしぼりを渡してくれた。僕はその女性店員に対し店長がいるかを聞いてみると。

 女性店員は「いますが店長に何か御用でしょうか?」と不思議そうに僕を見ていた。

「えっと……私新井宏和君の友人なんですけど、伊田芽麻友さんの事件のことでお聞きしたいことがあって」

 僕は適当に嘘をついた。死人に口なしだ。女性店員は察してくれたのか少々お待ちくださいとだけ言いそのまま店長を呼びに行ってくれた。

 しばらくすると同じ店員が戻ってきて「申し訳ありません、店長は今仕込み中で手がはなせないので、今日の3時ごろにまたきていただけないでしょうか?」と軽く頭を下げ僕に伝えてくれた。

「わかりました、じゃあまたその時間にきます。それと日替わりランチセットお願いします。あと灰皿あります?」

「かしこまりました。それと当店は全席禁煙なので…」

「…そうですか」

喫煙者にはどんどん生きづらい世の中になっている、まあタバコの匂いが好きな人など見たことがないしな…


食事をすませたあとは再び新井家へ向かい、もう一度インターホンを押してみたが反応がまったくない。

玄関を確認はしてみたが鍵もしっかりとかかっていた。

 その後新井家の周囲を歩いてみたが、異常に貼られた新聞紙以外に特に怪しいところはなかった。僕は新井家の玄関が見える位置まで行き壁によりかかりタバコをつける、誰かがくるまでここにとどまることにしよう…。


 次のタバコを取り出そうとすると、タバコは1本もなくなっていた。

数時間はその場にいたが新井家から人の出入りはまったくなく、郵便屋がむりやりポストにいれるくらいの姿しか見れなかった。

携帯を見ると14時30になろうとしていて、僕は再度SMILEへ向かった。




SMILEの中に入ると、レジカウンターで事務作業的なことをしている顔立ちの整ったひげをはやした男性がいた、年齢は40代あたりだろう。その男性は僕に気付き「申し訳ありません、今は店閉まってるんですよ。」と僕に対し申し訳なさそうにしていた。

僕はその男性に対し1礼をする「店長様ですか」「ええ、まあ。あ、あなたが宏和君のご友人で?」「はい、狭山蒼生といいます。」店長は事務作業を止め、僕の目の前に来てくれた。

「私はここの店長の須田です。…宏和君の件は本当に残念でした。」と残念そうにしている、須田さんも新井君とは交流があったのだろう。

「それで私に御用とのことでしたが、やはり宏和君のことですか?」

「はい、宏和に線香をあげにきたんですけど、新井さんの家はだいぶ前から人がいないみたいでどうしたのかと思いまして……」

須田さんは困った顔をしながら、左手を自分の耳を触る。

「それは、私もわからないですね……昔はよく新井さんの家は家族できてくれましてね、宏和君もよく女の子ときていましたよ。」

 その彼女というのは伊田芽のことなのだろうか……

「そうですか、そういえば宏和の彼女も行方不明なんですよね?」

「あー…その女性は宏和君の彼女ではなく、元カノってやつですよ、私からすると元カノと食事するなんて考えられませんけどね」

須田さんはあっけらかんとした表情をする。

「まあそれだけ仲がよかったんじゃないでしょうか。それであの…その日の二人ってどんな感じでしたか?」

 僕からすると心苦しい話しでもあったのでついフォローをしたくなってしまった。須田さんは何かを納得したのか僕がここにきた理由になんとなく感づいたようであった。

「私もそのとき宏和君と…伊田芽さんを見たんですけど、あのときはなにか重たい雰囲気でしたね、話しがひと段落すると伊田芽さんは一人で帰ってしまって、宏和君はしばらく呆然としてました。…この話しは警察の方に何かいも話したからよく覚えてますね。」須田さんは渇いた笑顔を僕に見せてくれた。

「そしてそのあと行方不明に……」

「そうです、今もまだ見つかってないんですよね?」

 須田さんは確認のように聞いてくる

「そうらしいですね……でも宏和は嫌な形で見つかってしまいました。少しでも早く犯人を捕まえたくて仕方がありませんよ」

「そう思われてる宏和君は幸せものですね。私が知っていることはこれくらいでしょうか…お役にたてずすいません。では私はそろそろ仕込みの準備があるので失礼します」

そう言うと一礼してから須田さんは厨房の中へ行ってしまった。




 伊田芽麻友、新井宏和の手がかりはほとんどなく、新井家からの反応もまったくない。行き詰ったと言わざるを得ない状況になってしまった。

 僕はとりあえず近くにあるコンビニで暖かい物を買いに向い再度新井家の前で待機を始めた。


 新井家の校門の前で見張りを始め、午前中のとき少しだけ話しをしたおばあさんが買い物へ出たり帰ってきたりする姿や何人かの人に怪しい目で見られたりと、他人からすれば僕は怪しさだけが際立つ男になってしまっていた。

 それでも新井家を見ているとわかったことがいくつかあった。

 暗くなっても家の明かりがつかないこと。

住宅街なのに周りの家の住民は買い物しているおばあさん以外住んでいないこと。などほんの少しのことだがわかった。

 僕は先ほどコンビニで買ったホッカイロを2つほど開け何回か振ったあとポケットにつっこんだ。そのあと買ったばかりのタバコを取り出しタバコに火をつけた。深く息を吸い煙が僕の灰を満たし僕はその煙を吐き出す。この作業を毎日何回やっているのだろう。少なくとも僕の灰はピンク色ではないはずだ。


 非常に暇な時間であった。深夜になるとあたりは何も見えなくなってしまい、僕も立っていることに限界を感じ始めていた。3つ目の携帯灰皿が満杯になってしまったが、僕はタバコを吸い続けた。少しでもこの苦行の感覚を和らげたかったのだろう。その後何時間たっても人の動く気配はなく、僕は思わず座りこんでしまう。

 さすがに8時間以上も集中力は続かないようで僕は携帯をとりだし確認すると時刻は午前3時を過ぎていて位、残りの充電がわずかということとがわかった。

 寒気も感じ始めこれは体がもたないということを悟った僕は携帯でタクシーを呼びだそうとタクシー会社の検索をしていると「ちょっとそこの君」と後ろから懐中電灯をもつ警察官があらわれた。

 …デジャブが僕を襲う

「……僕はあやしいものではないですよ」と釈明はしてみたが、こんな深夜に一人でいるというのは間違いなく怪しい人間であろう。僕でさえそう思う。

 どうやら誰かが怪しい男がずっといると通報をしてくれたようで僕は人生で2回目の警察署へと向かった。

 その後小太り警察官が僕のことを知っていたおかげもあり、今まで何をしていたかを伝えたことと警察の方からの厳重注意で済まされ次の日の朝にそのまま自宅へと帰された。

自宅に帰り疲れ切っていた僕は異常な体のだるさを覚えそのままベッドの上で眠りに落ち、僕はそのまま4日程高熱に苦しむことになる。


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