第84話 ミチの幽霊は先生達には見えない? (8)
「(う~ん、そうだな小山田……)」
ミチは多分考える人へとなっていると思われる? まあ、そんなアイツは少しばかり呻り、思案を続ければ。
「(じゃ、小山田! 俺はちょぉっくら行ってくるよ。じゃ、後でなぁ~)」と。
ミチの奴は地縛霊さま、怨霊さまなの明るく僕へと告げると、多分アイツは手を振りながら僕の前から立ち去っていき。数学の先生やジュンユーの傍へと向かう。
だから僕も数学の先生やジュンユーの方へと視線を変えた。
「あっ!」
そして視線を変えた僕は驚嘆してしまう。だって僕はランと目が合ってしまうから驚嘆をした。
でも直ぐに僕の顏は綻んでしまう。
だってランが僕にニコリと満身の笑みをくれた。
だから僕は数学の先生やジュンユーのこと……。そしてミチのことも、もうどうでもよくなり、僕もランへと微笑み返す。
「うふ」
ランは僕へと優しく微笑みながら手を振ってくれた。
しかし内気な僕と言うか? 日本人の男子な僕は照れくさくて彼女さまへと手を振り返すことなどできない……と、本当ならば言いたいけれど。
そんなことをすればランに僕はまた叱られると言うか? 彼女が不機嫌になりまた無視をされ、『ミチえもん』とお化けのミチへとまた二人の仲を修正して欲しい嘆願をするようになるから。
僕はそれだけは阻止しないといけないから。
「えへっ」と僕もランへと微笑み返す。
それも僕もちゃんとランへと手を振りながら微笑みつつだ。自分の脳内ではランが僕の笑みを見て気持ち悪い奴とか思っていないかな? と。
僕はドキドキ、ハラハラ……。ラブコメの主人公達のように緊張気味で手を振り返す。




